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追放された俺がふるだけの剣でキンキンキンキンしてたら、乙女が27人集まってハーレムになって、ねこをさがしてたはずが世界の理になってた件  作者: キンキンタロー


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アウルムの風

金太郎たちは、商業都市アウルムにつきました。

おおきな門、にぎやかな通り、ひかる看板。

人がたくさんいて、声がたくさんありました。


「ここ、ねこいそう」

金太郎は、目をきらきらさせました。


でも、くまさんは、まちの空を見ていました。

「風が、へんなにおいしてる」

「へんなにおい?」

「帝国のにおいだ」


リュミエール姫は、まちの地図をひろげました。

「この都市、帝国の商隊がよく通るの。でも、最近は動きがふえてる」

「それ、よくない?」

「よくない。帝国は、世界の理をこわそうとしてる」


そのとき、金太郎は、ふと立ち止まりました。

まちのかげに、白い毛がありました。

「ねこ…?」


でも、それはすぐに消えました。

風がふいて、毛がとびました。

金太郎は、つるぎを見ました。

「これ、ふったら、ねこ出るかな」


くまさんは、つぶやきました。

「それ、やめとけ。まちがこわれる」


その夜、宿の屋根のうえに、黒いかげがいました。

目がひかり、声がひびきました。

「金太郎…見つけた…」


でも、それは人ではありませんでした。

それは、帝国の“理の密偵”――

そして、ねこのかたちをしていました。


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