犯人とされた兄さんは?
私の妄想で考えた事件の流れを見れば、ネットでの黒幕が緋沙子もしくは母親、実行犯が兄さんで行える犯罪ではないでしょう。
緋沙子は兄さんとラブチェアで、あの詩を作っていたと第十三章で思い出しています。多分、作っていた日は事件当日でしょう。
しかし事件当日に第七章【幽霊の絵】で黄色い雨合羽を着てバイクに乗ってジュースを届けた兄さんを一瞬だけ若旦那は確認します。だがそれは一瞬だったので、見間違えと言う可能性もあます。
それに蕎麦屋から出た後、兄さんはずぶ濡れになっていました。今の今までずっと雨に濡れてやってきたと思われます。雨合羽を着ていたら、ここまで濡れていないはずです。
そもそも変装用で着ているのかもしれない雨合羽は見つかったが、バイクなどは見つかっていないのです。兄さんがバイクを持っていると言う描写も無かったし、そもそも黄色い雨合羽を着た人が持って来たジュースは無害なのです。
では何で自殺をしたのか?
事件が起きた後、兄さんは風邪が悪化して、治った後も心身ともにもヤバくなっていたのではないか? そうして医者に行かずに事件が自分のせいと思い込んだのか、吹き込まれたのか、兄さんは自殺をしてしまったのでは? と思います。
あと犯人はお祝いの参加者・手伝いの中にいるので、兄さんでは無いです。そして単独で行えるような事件では無いです。