隠ぺいした人たち
恐らく事件を隠ぺいした人と実行犯は別です。
もし隠ぺいをするのならば、黄色い雨合羽の人が持って来た瓶ビールの中身を確認しないはずだから。
隠ぺいする人はこの事件に対して予想していたのか、していなかったのかは分かりませんが……。
まずはこの事件を予想していたと思われる説として家政婦が隠ぺいしたのでは? そうだとしたら、第四章 【電話と玩具】で家政婦が「違うんです、私は生き残るべきでは無かった」と言うのは分かります。事件や災害で生き残ってしまった罪悪感で言ったのは? と思いましたが、隠ぺいした後に毒を自ら飲んで一緒に死のうと考えたのでは? と考えられます。
だが一人で行うとなると大変です。
後は地域の人々。例えば、蕎麦屋や黄色い雨合羽の人ではないジュースを持って来た居酒屋とか。
そうじゃ無いとジュースや瓶ビールを入ったケースを持って行って、毒があるか確かめて飲食店に渡すのが大変です。
もし兄さんを犯人にさせるとしたら、毒などを部屋に置くようにしたのも地域の人では無いか? って思います。
それから警察の人も恐らくやっていると思います。そうじゃ無いのと兄さんが犯人であると言う証拠を隠蔽できないのですから。
多分、上層部の人々は迷宮入りと言う事にしたかったんだろうけど、思いのほか隠ぺいしていない地域の人々から苦情が相次いでどうしようかと思っていたけど、兄さんが自殺した事で罪を着せたのだろうと思います。
こんな感じで隠ぺいしたのだと、ハイパー妄想タイムで私は考えました。