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ネタバレ無しのあらすじ


 「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」

こんな体験は初めてだが俺には分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ。

かつて街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。一体だれがなぜ、無差別殺人を? 見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのか? 日本推理作家協会受賞の傑作ミステリー!!



 恩田陸先生作 【ユージニア】

 事件の関係者たちが語る話しやモノローグなどを読み解いて、犯人を捜していく物語です。ただ探すのは作中ではなく、読者の私達。そう、この物語は犯人があやふやで終わってしまいます。そのため普通のミステリーとは違い、非常にスッキリしないので万人向けとは言えません。

 だが関係者たちが語る上品な言葉の綾、事件への哀愁とやるせなさ、そして作中に出てくる妖しい美少女 緋紗子がとてつもなく魅力的ですっきりしない蜃気楼のような終わり方なのにモヤモヤしてしまうが、気になってしまう……そんな作品です。


 二十年前の作品で、私も十年以上前に買った文庫版なのだが何度も読み返しています。実を言うと恩田陸先生の本はあまり読んだことが無いのですが、これだけはよく読んでいます。

 多分、のどが乾きすぎて水を求めるみたいに謎の解明を求めているんだろうと思います。


 ネットで検索すると犯人は誰なのかが候補に挙がってきます。ただ、この候補を見たんですが、自分では本当にそうなのか? と首を捻ってしまいます。


 そして今回、完全版の単行本が発売されるという事で真面目に考察しようと決意しました!

 ただ本格的に物語を考察して書き残すのは初めてなので、拙いですが頑張って書いたのでよろしくお願いします!




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