表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

はじまり

「今日はよく会うね?」クスクスッ…。

渡辺わたなべありさ生まれていままで出会いに恵まれなかった暦19年。


――大学で憧れの先輩、有栖川聖(ありすがわひじり)にゼミで偶然出会ったときはラッキー!ぐらいにしか思わなかったが、今日3回会うとなるとちょっと偶然では済まされないかなとありさは思った。

まず大学の食堂でばったり1回。もちろんその後のゼミで2回目。極めつけの3回目は大きな旅行鞄を持ったお婆さんの手伝いの途中で出会った事である。


「ありがとねぇ。もうすぐしたら私の店までつくのでお礼にお茶でもしておくれ」とお婆さんが言うので今日はバイトもないことだし先輩も「じゃあお言葉に甘えて…」と言ったのでありさもそれに従うことにした。


3人で駅から10分程歩いて小さい商店街の曲がった先に行くとドアがステンドグラスに飾られたちょっと洒落た喫茶店?のとこでお婆さんが立ち止まり、ミニバックからアンティーク調の鍵を2本取り出しカチャカチャ鍵を開けながら「まぁまぁ狭いですが、どうぞお入り。」と2人を手招いた。

「俺、この近くに住んでるけどこの店はしらなかったなぁ」

「聖先輩そうなんですか?私、駅の中にあったモネの絵が見たくて立ち寄ったんです」

そう言いながら中に入るとありさは驚いた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ