第一章 みんなのしあわせ
ある険しい山岳地帯の中心に小さいながらも村が存在した。それがこの物語の始まりになる村である……
???「おっはよー! 今日もみんなで木登りとかチャン
バラで遊ぼうぜ!!!!」
???「うっせーよ…朝から元気すぎんだよおまえ、どうせ
レンが勝つのになんでやんなきゃいけないんだよ、」
レン「はぁぁぁ?? お前がいっつも手ェ抜くからだろうが
俺は!!! デンと!!真剣に遊びたいの!」
デン「どうせ俺が本気出してもお前には勝てねぇし…俺は勝
算がない戦いはしないタイプなんでね、」
???「おーい!! 二人とも! お菓子持ってきたよー。
今日みんなで一緒に食べようよ!!」
レン「お!!! アンだ! 今日のお菓子はなんだ!?早く
運動して腹すかせなぁとなぁ…?デン?」
デン「はぁぁぁ…まあお菓子のためだ、しゃあねぇやるぞ」
こいつらはデンとアン。俺の幼馴染だ。
デンはいつも気だるげで本気を出さない。でもアンの作ったお菓子がでるとやる気が出るかわいいやつだ。甘いの苦手です!みたいな顔してんのにな!
アンは料理が好きで俺たちのためにお菓子を持ってきてくれてる優しいやつだ二人ともすごく大事な幼馴染なんだが…
最近気になることがある。もう一人幼馴染がいるんだが、好奇心が旺盛でいつもどっかに行っちまうんだよなぁ…一週間くらいは姿を見ていない…どこ行っちまったんだろうな…