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その中年。ここに建国せり。  作者: オットー
第二章
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大陸

最近、仕事から帰って来て書き進めようとするも、疲れが…w


 昨日は、王都から帰って来たあとは、疲れて眠ってしまっていたんだっけ。



「そろそろ、西側を領域化しちゃおうかな。」


「タニサ様。 恐縮ですが今しばらく様子を伺った方が宜しいかと・・。」


 ほう。デビットがきちんと俺に意見するようになった。 これはとてもいい傾向だ。



「へぇ。 それはどうしてだ?」


「現在のタニサ様の領域の様子からですが・・」


 とデビットは自らの考えを話し出した。



・領域はこの大陸の凡そ半分の王国全土。


・ダンジョンは、俺のコアのあるダンジョン、参謀であるデビットのダンジョン、各軍団長のダンジョン、初期配下たちの共同ダンジョン。 16+α(管理していないダンジョン等)がある。


・コアダンジョンに最近、人間たちも入ってくることがある。


・コアダンジョンの階層が浅く、守護モンスターも少ない。


・俺が行動中でコアダンジョンを離れている時、ダンジョンを踏破される恐れがある。


・味方モンスターが、冒険者に倒される数が増えてきている。


・DPは大量に保有している。


「という事実があります。 なので、しばらくはダンジョン防衛の準備が必要かと。」


「なるほど。 今までコアダンジョンの入口は隠蔽していて、深くまで人が来ることが少なかったから見逃していたよ。 ありがとう、デビット!」


「ははっ! もったいなきお言葉!! 恐悦至極です!!」


 いやいや、こっちこそだよ。 負け組中年には、勿体ない配下ばかりだよ、マジで。


 思ってはいるが、言わない。


「うん。何かあったら、また、言ってくれ。」


 デビットの意見をその通りだと思ったので、「安心・安全」が確保できるまで、策を講じる事にした。


「では、そうだな。 まず、デビット。 俺のダンジョンも深く凶悪になるように造り進めてくれ。 俺もその間に、疑似ダンジョンをいくつか造っておく。 状況が問題ないと判断出来たら、諸国連合の領域化を進めるとしよう。」




 と言う訳で、俺は疑似ダンジョンを作成することにした。


・各階層は全体の大きさは同じにする。 迷路状にもしておく。


・地下1階~地下4階  罠は、殺傷性のない浅い落とし穴と、LV1のミミックを1体。 迷路は簡単。 モンスターはレア度最低ランクの召喚魔方陣を6つ、リポップモンスターのみ。


・地下5階~地下9階  罠は上の階層より少し深くした落とし穴に、剣山のように針を設置。ミミックはLV5を2体。 迷路難易度は上層階と同様。 モンスターは召喚の石板を上層階と同ランクを50%増しで設置。


・地下10階は 上層階の迷路難易度を少し上げる。ミミックはLV10を1体。 中ボス部屋を置く。


・侵入してきた野良モンスターは、基本放置。 地下41階まで来た場合のみ対処する。


 この様に、難易度を徐々に上げ、10階毎に中ボスを配置。


 最深部は地下50階。


 各階層で出現させる宝箱は、その階で死んだ冒険者や野良モンスターの所持品を適当に配置する。珍しい物は、回収しておく。


 各階層2つずつになるように、午前0時に調整しなおす。


 死んだ冒険者のいない階層には鉱石関係を入れる。


 出現場所は、階段と各中ボス部屋以外でランダム配置。



 これをコピーして、「始まりの街」から西側方面へ半径50キロ離す事を基本とし、適当に配置する。




 俺のコアダンジョンは、コピーを砂漠の配下たちのダンジョンの中心付近に造る。


 砂漠側にコアを再設置する。 俺のダンジョンの強化はデビットに任せてある。 そして、コアダンジョンとそのコピーは同期化しておくことで、コアダンジョンが強化される度に、そのコピーダンジョンも強化される様にしておく。




 さて、この防衛を強化したダンジョンとは別の種類も作ることにする。


 概念利用で、ビル型ダンジョンを作る。 塔型にしようかとも思ったけど、何もこの世界に文明を合わせる必要もない。 なにせここは現代のVRゲームの中の世界なのだから。


 転生した俺にとっては、もうリアルとも言えるけどな。


 そのビルダンジョンだけど、ハリボテの状態で、砂漠の奥地に造って置き、後で移動させる予定だ。


 地下1階には、海洋型のフロア。港も造る。漁業用だ。


 地下2階も、海洋型のフロアだが、砂浜を作っておく。 リゾート地にする。


 地下3階は俺のプライベートゾーンだ。


 1階~10階はコンクリートの様な状態で、通路や区画のみ均等に分けておくだけにする。

 テナントとか入れるようにしておく、デパートの様な感じだ。


 11階はまだ何もない。広く作ってあるだけ。


 12階から上はマンションタイプ。


 50階~54階は、農業エリア。  55階~59階は牧畜エリア。

 どちらも自動化にした。 一部は自動化にしないでおく。


 60階は遊園地やイベントホールを設置。


 最上階である61階。屋上はドーム型のガラスで覆い、植物園と動物園を設置する。


 大型エレベーターを、各階12か所、四面に設置。 一面毎に3つ横並びになるようにしておく。




 このビル型ダンジョンだけで、大きな「街」としての機能は果たせるだろう。


 これを4つ、四角に各階層を連結しておく。




「俺のほうの準備は大体こんなものかな。」


 デビットに、進捗状況を確認。 後、凡そ3日で準備はできるだろうとの事だ。


「うん。 暇だ・・。」



 俺はコアダンジョンの噴水部屋から行ける場所を、一つ追加した。 その扉の奥には巨大なフロアを造る。

 ランダムリポップ召喚魔方陣の石板。 んー名前が長い。 ランダム召喚石板でいいか。


 それを3つ程作成。 前にも似たようなものを造ったがそっちは配下の自由にさせよう。


 新しい方の部屋でも、この3日間は出てきたモンスターを全部、レベリングに使うことにした。


 3日が経ち、デビットからは満足のいく結果を聞いた。


 新しく作ったランダム召喚石板を、毎日ダンジョン内をランダム転移するように設定しなおす。





 さて、今度こそ、準備が整ったな。


「大陸を手に入れる時が来たようだ。 皆、集合せよ。」


 デビットと二人で事を成すのは、何か違う気がしたので、初期メンバーと各部隊長も呼び寄せる。


 その日の夜。23:30


「さぁ、皆の者! 刮目せよ!!」



 30分後には、結構な量のDPを入手できるのだが、これはズルい俺の作戦だ。何かあってもDPさえ回復してれば何とかなると思ったのだ。ヘタレと呼ぶなよ?



 俺は、この大陸全土を領域化する。


 ダンジョンコアから眩い光が放たれ、DPが一気に減少していく。


中々思ったようには書けないものですね・・。


 

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