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ヒロイン=扱いが酷いのは仕様です

相変わらず駄文ですいません…


それにしても、TRPGっておもしろいですね

と言う訳で?、馬車の御人は降りてくれるらしい。



「お嬢様、大丈夫ですか?」



「ええ、まあ、なんとか」



出てきたのは金髪ロールのマジで絵に描いたお嬢様って奴だった。…若干顔が赤い?



「始めまして、かな?ありがとね。降りてもらって」



「いえ、そ、そんな…こ、こちらこそ…」



顔を赤くして俯きながら返事をしてくれた



む…アイリに負けず劣らず可愛いな」



「か、可愛い!?」



「あ、声に出してた?アハハハハ」



頬に両手を添えて首を振りながらイヤンイヤンいっている。…これじゃあ先に進まないな。



「…じゃあ、そろそろ馬車を修理していいかな?」



「え、あ、はい。…ここに居てもいいですか?」



「お嬢様!!」



女性が彼女を注意している。…俺の邪魔をするとでも思っているんだろうか。



「…まあ、いいですよ、邪魔しなければ」



「…はい!、ありがとうございます!」



と、とても可憐な笑顔で返事してきた。…眩しいな



ため息を吐きながら、作業に移ろうと彼女達に背を向けようとした時、メイドの彼女と目が合った。



…何というか、申し訳なさそうな顔をしている。



心の中で大変ですね、と思いながら苦笑したら赤い顔をして顔を背けられた。…この二人、反応が楽しいな。



そんなこんなで数十分。二人と少し話をして反応を楽しみながら馬車の車輪を修理した。



…割と楽しかったよ?途中でヴァーノンさんも来て三人からここら辺のことも教えてもらったし。



「それじゃあ、これで終わりですね」



「すいません、ありがとうございました。トーマさん」



「いえいえ、楽しかったからいいですよ?ケティさん」



ケティとはメイドの女性の名前である。



「それじゃあ、俺はそろそろ教えてもらった町に行くよ」



「あ、あの、トーマ様。今度ゼノミアと言う国に来たら私を訪ねに来てください。お礼がしたいんです」



「ああ、期待しておくよ。エリー」



エリーとは穣さんの名前である。ちなみに様付けは止めても止めてくれなかった。



ケティさんとエリーは馬車の中へ入っていった。



「すまない、助かった。感謝する」



馬車の御者席に座ったヴァーノンさんが手綱を握りながら話しかけてきた。



「ヴァーノンさん。俺は当然のことをしただけですよ。それに、俺も近くの町の事を教えてもらっちゃいましたからね。貸し借りは無しです」



「そう思ってくれるとはありがたい。…しかし災難だな。盗賊に襲われて遠くに来た挙句、地図を無くすとは」



「アハハハハ…ホントにですよ。…本当にありがとうございます。じゃあ、俺は此処で」



「ああ、また会おう」



「はい」



馬車は十字路の自分達が向かう方向とは逆の方向へ走っていった。



「…さて」



〈なにか分かりましたか?マスター?〉



見送っていた俺の後ろからシイナが話しかけてきた。



「ああ、違う町の方向が分かった。…アイリはどうした?」



〈はい、今は荷台の中でぐっすりと眠っています。これで二人っきりですね、やったね〉



真顔で言うな真顔で。



「そうか、じゃあ、出発するか」



〈え!?スルー!?…まあいいか。はい〉



こうして俺たちは旅を再開した。此処から先は面白みが無かったので割愛する。



…いや、一つだけ出来事があったな。そういえば。



「ん…ぅん」



「ん?アイリ~起きたか?」



エリーたちと別れて数十分後、荷馬車の中で眠り続けていたアイリが起きた。



「…いやはや、かなり弱めに魔法をかけたとはいえ、スリープが一日持たないとか、自信なくすな~俺。こいつは本当に将来有望か?」



「…ハッ!?奴は何処に!?」



「いや、もう居ないから」



そんな訳で荷馬車の中で若干混乱しているアイリを静めるために、俺は自転車での進行を止め、アイリの話を聞くことにした。



あ、ちなみに、内容は自転車を見られて怪しまれて、俺をかばうためにアイリがヴァーノンさんの記憶を殴って消そうとして、戦闘になりそうだった所に俺介入。そういう流れだそうだ。



…ふむう、そういうことだったら町に着いたら自転車を隠すかな。



しかしまぁ、この世界には自転車も無いのか?文化レベル的にどうなんだろうな。

トーマ


◆スキル

《フラグメーカー》

《主人公補正》

《フィフスジョブ》

《感覚異常 Lv16》

《秀才の凡才》

◆EXP表示不可   next 職人:531,4270 賢者:132,480 アサシン:753,400 軍人:132,480



アイリ


◆スキル

《気》

《猟犬》

《信頼の努力》

◆EXP 1  next 奴隷闘士:2

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