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話題なし+進展なし=何もなし

繋ぎの回です。


なるべく早めに投稿したいと思っています。

前回、キマイラと契約をした俺は、キマイラを逃がし(?)、その後、ログハウスに戻って何事も無かったように寝た。



それからの数日は…まあ、何も無かったかな、うん。



魔物も出なかったし。ある程度平和だった。



だがしかし、一つ問題だったことがある。それは…



「しかしまあ、なんだ。草原ばっかりで、町の一つも見えないな」



〈そうですね。ですけど、あの森がある意味この世界の果てだったのでそう簡単に近くに町も無いんじゃないですか?〉



「まあ、そうだよな」



俺たちは相も変わらず草原のど真ん中にある舗装されていない道を突き進んでいた。



いや、実際には何も無いない訳ではない。実は遠くのほうに大きい丘が見えている。まあ、そのせいで遠くの道も見えない状況な訳だが。…正直な所、ここ最近、何か正直言ってだるい。刺激も無い。同じ景色も飽きてきた。



「ん?そういえば、シイナ、アイリはどう?今。」



〈ああ、マスターが教えたように、荷台で頭の中の魔力を練るための瞑想をしています。割と感覚がつかめたみたいで、自由にできるよう、努力しているみたいです〉



「よしよし、何とかなっているみたいだな」



数日前のスライムとの戦闘。俺はアイリについての実況何ぞせず、別の話題について話をしていたが、別にアイリの戦いぶりを見ていなかったわけじゃない。



むしろ、視ていたからこそのアイリについての興味深いものが視れた。



戦闘が開始してから少しの時間が経った時、戦っている最中のアイリの拳のグローブに赤いオーラが見えた。



そのとき、俺は考えた。もしかするとアイリは、無意識にグローブを媒体として魔力を使っていたのかもしれない、と。



それにだ。ステータスの欄に《初級火魔法 Lv1》と書いてあったし、魔法の才能は確実にある。



数日前の俺はアイリはちゃんと訓練すれば魔法が使えるアタッカーになれるのではないか?それって戦力増強でサイコーじゃね?と、考えた。



まあ、そんなわけで。ここ数日間はずっと訓練と称して脳を活性化させるための瞑想をさせている。



こんなことだけで脳が活性化するのかと言われれば俺ができたんだからしょうがないじゃないかとしか言いようが無い。



まあ、この世界の人たちは誰しもある程度は脳が発達しているようだし、おれ自身もあのチートリンゴを食べたせいで脳が発達したのかもしれない。現に、ただの一般人だった俺が異世界でたった一人で生き残れるくらい強くなれたからな。案外、間違っていないのかもしれない。



ま、それは置いておくとして



「よーし、そろそろ丘の上の辺りかな?」



考えている間に丘の上辺りにまで来ていた。自転車といえど、俺の五万越えの速さを舐めないで欲しい。その気になれば一瞬で世界観光ができる。



…いや、詰まらなくなるからやらないけど。



まあ、今日みたいなアイリが外に出ていない日はかなり早く走っている。危ないからな。そう考えると、あの森からだいぶ遠くに来たなぁと実感できる。



…というか、何で最近盗賊が襲ってこない?本当に何もないと俺、退屈で悟り開きそうだ。いや、マジで。



〈マ、マスター!!あそこに…!!〉



「あ、あれは…」



次回に続く

トーマ


◆スキル

《フラグメーカー》

《主人公補正》

《フィフスジョブ》

《感覚異常 Lv16》

《秀才の凡才》

《変換術 Lv5》

◆EXP表示不可   next 職人:531,4270 賢者:132,480 アサシン:753,400 軍人:132,480



アイリ


◆スキル

《気》

《猟犬》

《信頼の努力》

◆EXP 1  next 奴隷闘士:2

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