盗賊=リアルに忘れてた
この作品の中にはいろんな意味のめんどくさいがあります
…まあ、だからなんだって話ですけどね
「うんうん、これで面倒事もいくつか減ったし、何より面白いし、直感っていうのも馬鹿にできないねぇ~」
と、俺は今、とある大規模な戦闘を見ている。
ちょっと前まで綺麗だった草原は、抉れ、悲惨な状態になっている。ログハウスは無事だけどね。
こんな状態になった経緯を少し前から見てみよう。回想というやつだ。
…さて、時刻はおそらく深夜。日はかなり前に落ちたし、赤い月と幾多の星がが空に輝いている
実はあのスライム以降、魔物は出なかった。何でだろうか?よくわからん。
さて、既に俺たちはいつものログハウスを利用。俺お手製の夕飯も既に済ませ、俺たちは数時間前に就寝した。
今もアイリとシイナはぐっすり寝ている。
で、俺はというとだな。ちょっと前に起きた。理由?なんとなくだ。なんとなく今夜は何かがあると何かが告げているからな。
まあ、起きた時ににアイリとシイナが抱きついていたのはびっくりしたが、何とか起こさずに抜け出した。
今、俺はログハウスから少し離れた場所に置いてある自転車をつけた荷馬車の近くに来ている。何かが起こる気がする…なんとなくだが。
…?何か静かだ。
徐に俺は二台ある荷馬車のうち、前の一台目の中をのぞいた。
「やはりか…」
放り込んでいた大勢の盗賊が居なくなっていた。いびきが聞こえなかったからもしかしてとは思ったが…
最近襲ってこないのでいろんな意味で存在を忘れていた。
「むうやばいな。面度いことになった」
「キヒッそうだな、兄ちゃん。面倒なことになったよなあ~」
と、後ろから声が。…振り向くか。
「…」
「ヒヒッ何だあ、兄ちゃん。ビビッちまったかぁ~?」
目の前には左目に眼帯をしたおっさん。後ろには100人近い盗賊が。
そしてその奥には…
「ああ」
本当に…
「なんだあぁ?」
本当にだ…
「どうしようかこいつ等本当に面倒だよ。」
ラッキーだ
「…なあ、聞いてんのか、オイ、クソが「グルゥゥゥッゥウウウアアア」…ガア、ゴフッ」
いきなり現れたそれは先頭にいたおっさんを吹っ飛ばした。
「…小物臭がすごかったな」
まあ、いいけど
そしてそいつは、俺そっちのけで残りの盗賊と戦っていた。
アウトオブ眼中ですかそうですか
「…あ。でも、面倒にならずにすむかも」
そんなことをぼやきながら、俺はぽつんと、戦闘の様子を見ていた。
まだ冒頭には至らない
トーマ
◆スキル
《フラグメーカー》
《主人公補正》
《フィフスジョブ》
《感覚異常 Lv16》
《秀才の凡才》
《変換術 Lv5》
◆EXP表示不可 next 職人:531,4270 賢者:132,480 アサシン:753,400 軍人:132,480
アイリ
◆スキル
《気》
《猟犬》
《信頼の努力》
◆EXP 1 next 奴隷闘士:2