第1話:痛み その1
※少し強烈な内容があります。気をつけてください※
「私は何をやっているんだろう」
不意に私の口から出た言葉。本当に何をやっているんだろう。
こんなことやってもむなしいだけなのに。でも、こうしないと生きていないようだった。
今日は、一学期の終業式だったはず。私は今日も学校を休んでしまった。
気力がない。ただその場に座りこんでいる状態だ。
でも、その右手にはカッターを、その左腕には数ヶ所傷を負っていた。
血が床に落ちてる。でも、そんなの気にしない。
だっていつものことだから。
それは数十分前のことだった。
いきなり、家にあの人が押しかけてきた。あの人とは私の伯母、つまりお母さんの姉のことだ。
今日も、いろんなことを喚き散らし、勢いよく帰っていった。
私は悔しくて涙が浮かんだ。言われた言葉がずっと頭の中を駆け巡っている。
「あんたのせいであんたのお母さんが死にそうなのよ。あんたの存在なんか誰も望んでないだよ!!」
もちろん、お母さんはこの事を知らない。
私は、そのストレスから切ってしまった。このくらいじゃ死ねないってわかってる。だって、いつもしてきたことだから。私は・・・。
ピンポーン。玄関のチャイムの音だ。また担任か。どうせ私はでないからポストの方に通知表を入れるだろう。また、うざい手紙と一緒に。
手紙にはいつも「学校に来なさい」とか「ちゃんと先生が守ってあげるとか」書いてあるけど、一度も守ってくれた試しがない。
まぁ、無理もない。隠れてやってるんだから。あいつらが。
私は、この問題を直視してもらいたいと思いました。
だから、多くの人にできれば読んでもらいたいです。