対面
最初に言っておきますがネタがなかなか思いつかないため更新はかなり遅いと思います。
また、文章ぐちゃぐちゃの内容ぺらぺらだと思いますがよろしくお願いします。
この世に正解がないものなんてない。
どんなことでも正解はあると僕はそう思っている。
勉強で例えると、数学には必ず一つだけ正解がある。
それは誰にでも分かりきっている。
まぁ、解けるかどうかは別としてだけど。
それとは逆なのが人生である。
人生に正解はないと言う人がいる。
しかし、人が生きてきて人生最期の時に悔いのない人生だと感じられた時、それが正解なのである。
他に面接もそうである。
正解なんてないから自分の思った通りに話せばいいと言われるが、ここで受かれば正解、落ちれば不正解なのである。
これを聞くとほとんどの人が屁理屈じゃないかと思うだろう。
しかし、僕はこの信念を持って今まで生きてきた。
これからもそうするつもりであり、曲げるつもりもない。
申し遅れたが僕の名前は、東雲秀一。22歳、大学4年生である。
大学生というのは表向きであり、実際の職業は探偵である。
一応これでも学生の身であり、お金はほとんどないので、はっきりした事務所というものはない。
あるとすれば僕が一人暮らしをしている1LDKの狭い部屋である。
ちなみに場所は東京都の某区である
ただのアパートの部屋なので昼間は僕がいる時は鍵を開けっ放しにしている。
そして、僕1人ではさすがにキツイ時もあるため、助手という形でもう1人この東雲探偵事務所にはいる。
それが、片平唯夏である。
こいつは、僕が小さい頃からの付き合いであり、年齢も同じ22歳、同じ大学の4年生である。
一言で言うと幼なじみってやつである。
こいつの性格を一言馬鹿で言うとである。
何が馬鹿なのかと言われればどう言っていいかわからないが、どこか残念なのである。
言っておくが頭が悪い方の馬鹿ではない。
むしろ頭が良い。
高校では学年3位に入る程の秀才である。
正直に言うと頭の方で言うと僕の方が馬鹿である。
この大学に入れたのも奇跡に近い。
「秀ちゃん、どうしたの?また厨二病発動させてるの?」
これである。
僕がボーとしていると必ずと言っていい程、厨二なことを考えているでしょと言ってくる。本当に困ったものである。
僕がいつ厨二なことを考えたって言うんだよ。
「まぁ、どうせまたどんなことでも正解はある理論を考えていたんでしょ?」
図星である。
「お前まだ信用してないのかその理論を」
「いや信用するもなにも興味が欠片もないだけ」
「お前にはオブラートに包んで話すということは出来ないのか」
「仕方がないじゃない。本当のことだし」
とことん自分に素直なやつである。
「それより頼んでたトイレットペーパーは買って来てくれたか?」
「あんたねぇ、私用物ぐらい自分で買いに行きなさいよ」
「ついでだよ、ついで」
「情けない。はい、これ」
出されものを受け取る。
リーフエンボスの力で水・油を強力吸収……………キッチンタオルじゃねぇか!!
「なんでキッチンタオルなんだよ!!」
「し、仕方がないじゃない。似てたから間違ったのよ」
僕が言いたかった馬鹿というのはこういうことである。
良く言えば天然である。
しかし、あえて僕は馬鹿の方を取る。
「そんなに不満なら新聞で拭けばいいでしょ!!」
「切れ痔になるわボケ!!」
「あんたなんか切れ痔とイボ痔同時になればいいのよ」
「こんな平和な日常会話をしている僕達はこの時はまだ知らなかった。
今までで一番厄介な事件に巻き込まれることを。
と書けばなんかミステリーっぽくない?だってせっかく話すんだからカッコつけて言いたいじゃないか。」
「秀ちゃんさっきから何言ってるの?一人で。また厨二?というかついに頭おかしくなったの?馬鹿なの?死ぬの?」
誰かこいつの毒舌は治せないのか。
「いやこれに関しては気にするな。…っていうかどこまで暴言吐くんだよ!?いくら僕でも傷付くぞ!!」
その時であった。
「すいませ~ん」
「はい。」
「あの~東雲探偵事務所で合っていますか?」
「はい、そうですが…その前によくわかりましたね」
「ネットでは都市伝説として結構話題になってますよ。私も半信半疑で探していたところ見つけたので…」
そう、僕の事務所は公にしてないので一般の人からは知られていないためネットでは都市伝説として扱われ始めている
「そうですか、…訪ねて来たということは相談があるみたいですね」
「はい、実はこういうものが送られてきまして。……あ、申し遅れました。私、吉沢彩乃と申します。年齢は26歳です」
吉沢彩乃と名乗った女性の見た目は黒のロングヘアーの清楚なお嬢様といったところだ。
うん。目の保養になった。僕の周りの女性は唯夏がほとんどなのでどうも調子が上がr
「痛え~」
頭に重たい衝撃を感じた。
まぁそんなことをするのは唯夏しかいない。
予想通り僕の頭の上でグーにしたまま立っている唯夏が居た。
「何なのよその顔は、この変態厨二病男。鼻の下伸ばしやがって。ごめんなさいね、吉沢さん」
「あっいえ。」
「え~と、この紙ですか。見してもらいますね」
僕はその紙を受け取った。
「7月7日、織姫と彦星が1年に1度逢う夜、永遠の別れを奪わさせてもらう」
なんだこの脅迫文。
なんか書き方が厨二っぽくないか?
てか今日は何日だ?
7月5日か……って明後日じゃないか。
いきなり過ぎないか?これ。
「警察には行かれたんですか?」
「はい、しかし悪戯としてしか見られなく相手にしてもらえなかったのでこちらに相談しようと思いました」
「わかりました。とりあえず時間がないので詳しいことを教えてもらえますか?」
「はい、これが届いたのは1週間前の6月30日です。朝、新聞を取りに行った時にポストに入っていました。」
「念のためですが心当たりは?」
「ありません。」
だろうな。無い前提で聞いているので現状は変わらない。
「そうですか。次に家族構成を教えていただけますか?」
「祖父、祖母、父、母、兄が二人に妹が一人と私です」
「わかりました。家族の中でトラブルを起こした。または巻き込まれた人はいますか?」
「いえ、そういうお話は私はお聞きしていません」
「そうですか。とりあえず家にお伺いしてもよろしいですか?」
「はい。もちろんです」
「それで場所は?」
「はい、香川県です」
「「は?」」
唯夏と会ってから20年弱、1ミクロのズレもない一番のハモりを見せた瞬間であった。
なんとか1話を書き終えて一段落です。
ただこのギャグパートからのシリアスって考えられるのか、もの凄く不安です。