冷遇妻の様子がおかしい ~冷酷辺境伯は悪辣姫に推し活されて困惑する〜
王都、王城の大広間。
集まった貴族たちは、目の前で繰り広げられる騒動を興味津々に眺めていた。
「ああ、いい気味だわ。ロベリア姫は私のドレスを破いたのよ」
「それに聖女様を侮辱し、王太子殿下を奪おうとしたというじゃない」
「聖女様はやさしいお方だから、許してくださるように言ったそうだけれど……」
「姪とはいえ、国王陛下も嫌気がさしたのでしょうよ」
くすくすと笑う令嬢たちの耳に、断罪の声が届く。
「ロベリア! 王家の金を浪費し、混乱を起こすばかりのお前を、王家の一員と認めるわけにはいかぬ。お前には、ガンドルフォ辺境伯に嫁いでもらう!」
絹を裂くような悲鳴とともに、暴れる王女が兵士たちに取り押さえられる。
「どうしてよ!! 嫌よ、野蛮で冷酷な辺境伯の妻なんて……!! 陛下!! お父様――――ッッ!!」
そのまま引きずられていく王女に、救いの手をさしのべる者はいなかった。
・◆・◆・◆・
アーデシュライン王国には一つの因習がある。
王家の姫を、ガンドルフォ辺境伯家に嫁がせることだ。
百数十年前の隣国との戦争の折、軍功をあげたガンドルフォ家は、最も激しい戦場となった国境のユードネア城を守る見返りとして、代々の当主に王家の姫を与えるよう要求した。
時代が下り、平和が満ちた今、国境を守る必要のなくなったガンドルフォ辺境伯家は戦を好む冷酷で野蛮な家だと蔑まれ、王家の厄介者を追い出すための場所になった。
俺――ファウスト・ガンドルフォの妻となる女、ロベリア・アレクサンドリも、毎夜のように夜会を開いて放蕩の限りを尽くし、婚約者のいる男に色目を使い、国王の頭を悩ませる悪辣姫と呼ばれていたらしい。
雪の舞う日、ロベリアは白い婚礼の衣装を着てやってきた。
付き従う侍女は少なく、嫁入り道具もほとんどない。
俺との結婚を命じられたロベリアは、自分が切り捨てられたことを知ったはずだ。
その絶望を、俺は知っている。
ユードネア城に併設された聖堂で、俺はロベリアと向かいあった。
蜂蜜色の輝く髪に、同じ色の瞳。驚いて俺を見つめる顔つきはたしかに整っていて、百人いれば百人が振り向くという噂の美貌は、事実だったと感心する。
しかしその美貌もすぐに歪むだろう。
気ままに生きてきた放蕩生活から〝野蛮で冷酷な辺境伯〟の妻となった自分の不幸が信じられず、泣き叫び、俺を呪う――はずなのに。
「はあああ~~~~!! ファウスト様から〝冷たい視線〟いただきましたありがとうございますありがとうございますううう~~~~!!」
なぜか、拝まれている。
・◆・◆・◆・
妻となった女の話は要領を得なかった。
「王都を出るまではたしかに嫌だったんです。でも馬車で暴れまわって頭を打ちまして、ここが『アーデシュラインの花』の舞台だと気づき……私の役どころは〝悪辣姫〟ロベリア・アレクサンドリ。ルートによってはファウスト様と組んで王都に侵攻するんですが」
「王都に、侵攻だと?」
「ああーいえいえ。気にしないでください。聖女様は王太子ルートに入ったみたいなんで、そのイベントは起こさなくてもいいんです。……ということは、私、一生ここにいてもいいんですよね……ヴヴァッ!!」
どこから出たのかわからない野太い雄たけびを発すると、ロベリアは柔らかそうな髪をぐしゃぐしゃとかき回す。
「一生……最推しのファウスト様と……むり、しんどい……」
「……一応聞いてやる。お前はこのユードネア城で、どのような暮らしを望む?」
「ファウスト様がおいしいご飯を食べてふかふかのベッドで寝てくだされば、私は壁になりたいと思います」
きっぱりと即答したロベリアはそのまま俺を拝みながら涙ぐみ始めたので、俺は彼女が絶望でおかしくなったのだと思うことにした。
・◆・◆・◆・
俺の母も元は王女だ。王家の命により父と結婚した。
当然、両親の夫婦生活はうまくいかなかった。
俺が生まれてからは、二人は顔をあわせることもなく、別々の愛人を囲って遊び暮らしていた。
ロベリアもそうだ。俺を憎み、自分の不遇を嘆き、恨みがましい目で俺を見つめるのだろう。
俺はそう思っていたが――。
――ロベリアが嫁いできてからひと月ほど。
「おはようございます、ファウスト様。今朝もいいお天気ですね!」
当のロベリアは、驚くほどに元気だ。
朝食のメニューはローストビーフにマリネ、冷製スープ。冬のユードネア城ではパンもすぐに硬くなる。
貴族の嗜みとして三食のあいまに軽食や夜食もあるが、メニューはほとんど変わらない。
自分でも楽しい食事ではないと思うのに、
「おいしいです! 今日のマリネはサーモンとオニオンですか。私、この組み合わせが一番好きです。オリーブがまた最高ですね」
「……」
「私の故郷でも魚をよく食べていて、ここでも生魚が食べられるんだ!っていまさら感動しています」
ロベリアは俺の無言を気にせず、にこにこと笑顔を浮かべながら話し続けている。毎朝この調子だ。いや、むしろユードネア城へきたばかりのときはもっと興奮していて、「これがスチルのローストビーフ!マリネ!」などと大騒ぎしていたので、落ち着いたほうだとも言える。
部屋に控える料理長やメイドたちはすっかり慣れきって、よろこぶロベリアに笑顔を見せている。
「ローストビーフはソースが毎日変わりますよね。料理長さんの心遣いでしょうか」
「おい」
「パンもときどき野菜が練り込まれていたりして楽しいです」
「おい」
「私、グリンピースが苦手だったんですけど、ここの冷製ポタージュならおいしくていくらでも食べられちゃうんです。青臭さもないし――」
「……ロベリア」
名を呼んだ瞬間、ロベリアの首がすごい速度で回転してこちらを見た。
正直怖い。
「えっ、い、いま、名前を……? 申し訳ありません、私ごときに話しかけてくださるわけがないと思って、別の人を呼んでいるのかと……」
わたわたと慌ててカトラリーを置きながら、ロベリアは顔を赤くした。両手を膝に置き、わざわざ体を動かして俺に向かいあう。
「なんでしょうか」
「いや……その、誰にむかって話しているんだ」
聞いてから、聞くまでもなかったと俺は思った。話を聞かせたい相手は俺に決まっている。
嫁いだからにはどうにかして俺の歓心を買おうとしているのだろう――、
「え、虚空にですけど?」
「……虚空?」
「はい。私、ゲームのプレイ中に感想が全部口に出るタイプで……別に配信者してたわけじゃないんですが」
またもや意味がわからなかったが、次のロベリアの一言でそんなことはどうでもよくなってしまった。
「ファウスト様は、賑やかな食卓がお好きかと思って」
「――……」
ロベリアが何気なく告げた言葉に、俺は目を見開いた。
たしかに、このひと月、俺は困惑していた。なぜこんなことをするのかわからなかったからだ。
だが、邪魔に思ったことはなかった。ロベリアを黙らせようとも思わなかったし、無言ではあるが耳は傾けていた。
そんな自分に、俺は気づいていなかったというのに、ロベリアは気づいていたのだ。
「ファウスト様」
呆然とする俺に、ロベリアはにこりと笑いかける。
「ファウスト様は、生真面目なお方です。いまでも隣国からユードネア城を守れるよう、兵たちに訓練をさせている。王都の人々が野蛮だの血に飢えた冷酷な男だの言うのは間違いです。ファウスト様はご自分の役目に忠実であるだけ。……でも」
俺はまだ聞いていることしかできなかった。
いままで、こんなにも俺の内心に踏み込んできた者はなかった。柔らかな髪を揺らし照れくさそうにほほえむロベリアが、王都では〝悪辣姫〟と呼ばれていたなんて信じられない。
「〝こうに違いない〟という思い込みを捨てて世界を見るとき、新たな道が開けるだろう――と、公式ファンブックに」
最後の言葉はやはりよくわからなかったが、受け止めるべきだろうと俺は思った。
自分の目で見たロベリアは、〝悪辣姫〟などではなかったのだから。
・◆・◆・◆・
初めての会話らしい会話から、俺とロベリアの関係は少しずつ変化した。
食事時には話をするし、城の中で見かければ声をかけることもある。
距離が縮まった――と、言えるはずなのだが、
「……それはなんだ……?」
「ファウスト様のぬいです」
廊下で行き会ったロベリアに思わず声をあげる。
近ごろ侍女に裁縫道具を借りていると思ったら、ロベリアはなぜか俺の姿を象った綿入り人形を作っていた。
そしてその綿入り人形に何事か話しかけながら、窓から外の景色を見せていた。謎すぎる。
呪詛か? と思うもののそうではないらしい。
「何をするものだ」
「一緒に出かけたり、本や景色を見せたり……」
「……なんのために?」
「ファウスト様をかわいが……いえ、おそばに感じるため、ですかね……」
「……ッ」
一瞬、顔が赤くなったのがわかった。真面目な顔をして考え込んでしまったロベリアに気づかれないうちに頬の熱を散らす。
「……それにしても、3体は要らないんじゃないか」
ロベリアの腕の中に並んでいる『ぬい』とやらを見ながら言うと、ロベリアが目を泳がせる。
俺の綿入り人形はなぜか3体いる。すべてロベリアの手作りだ。そこまで増やす必要はないと思うのだが。
「それは、そうなんですが……ファウスト様は多ければ多いほうがいいというか」
……いまのは、綿入り人形の俺の話だな。また顔が赤くなりそうだった。
ため息をつくと、ロベリアは慌てた顔になった。俺の不興を買ったと思ったのだろう。
俺も内心で少し焦った。そうではない、いまのはただの照れ隠しで――とは言えないから、
「……俺の、そばにいたいなら」
俺は何を言おうとしているのか。自分でもおかしいと思うのに、止められない。
せっかく落ち着いた頬もまた赤くなる。
なぜか拝み始めたロベリアに、俺は手をさしだした。
きょとんと見つめてくるロベリアを見つめ返す。
「一緒に、町にでも行くか。……どこでも、君の好きな場所を選んでくれ」
ロベリアが驚いた顔になった。それはそうだろう。俺だって自分でこんなことを言うなんて驚いている。
やさしくほほえみかけてやれればいいのに、表情はこわばっているし。怖がられるかもしれない。
だが、ロベリアが怖がることはなかった。
見開かれていた目が細くたわみ、口元がゆるむ。小春日和の日差しを受けてふわりとほほえむロベリアは、誰よりも愛らしかった。
綿入り人形の俺×3を抱きしめたまま、ロベリアは俺の手をとる。
「嬉しいです、ファウスト様」
これが俺たちの初デートになった。
ロベリアは雑貨店へ行くことを希望し、手芸用品を買い込んだ。
「着せ替え用のお洋服も作りましょう。ファーのマフラーもかわいいですね。毛糸の帽子も」
終始楽しそうなロベリアを見ていたら、どうやら俺の口元もゆるんでいたらしい。
「ロベリア、俺の分も作ってくれないか」
「ヴァッ、ファ、ファウスト様の笑顔……!?!?」
ロベリアはデートを提案したときよりも驚いた顔になり――それから、デートを提案したときよりも嬉しそうな顔になった。
帰りの馬車では、ロベリアの手を握った。
子どもみたいな距離の縮め方だと思うけれども、ロベリアはやっぱり幸せそうにほほえんで、俺に身を持たせかけてくれた。
――と思えば翌朝には『ファウスト様』『睨んで』と書かれた丸い形状の閉じない扇を持っていたりするので、意味がわからないのだが。
あと、綿入り人形はどんどん増殖して、いろいろな場所に置かれるようになったので結界生成かもしれない。
・◆・◆・◆・
初めてのデートから、しばらくして。
「あの……今日は私が一品、作ってみたのです」
夕食時に、もじもじとするロベリアに言われて、俺は目を瞬かせた。
「お口にあうといいのですが」
ロベリア自ら運んできたのは、四角い皿。蓋を開けると、ふわりと甘酸っぱい香りと海の香りがした。
米の上に細く切られた卵が敷かれ、さらにその上に、角切りにされたサーモンやそのほかの魚、野菜が散りばめられている。
黄、ピンク、オレンジ、赤、白、緑と、カラフルな色彩が目を楽しませた。
「ちらし寿司といいます」
「……ちらしずし?」
まったく聞いたことのない料理名だ。響きもどこか異国風で、どういう味になるのか見当もつかない。
「ファウスト様はお魚がお好きですから、生ものも大丈夫だと思って……本当に、お口にあうといいのですが」
心配そうにロベリアが取り分けてくれた小皿から一口分をさじですくい、口に運ぶ。
予想どおりの米の甘酸っぱさ……その爽やかな印象の上に、魚の旨味がのる。野菜や魚にも味がつけられている。けっして濃すぎず、素材を生かすような味だ。
それぞれの触感もまた口の中でまざりあい、舌を楽しませる。
「うまいな」
「本当ですか! よかったです」
ロベリアはぱあっと顔を輝かせ、自分も俺の隣に腰をおろした。いそいそと取り分けて食べ始めるから、ロベリアの好きな料理なのだろう。
「ちらし寿司は私の故郷の料理で、お祝いのときに食べるのですよ」
「王都にはこのような料理があるのか」
食べ進めながら、俺は頷いた。
祝いというのなら、そうだ。
ロベリアがきて、俺は変わった。
以前には、辺境伯家を虚仮にする王家に思うところがあった。
輿入れの日にロベリアが言っていたとおり、この結婚が耐えきれないものならば、軍を連れて王都へ――と考えたこともあった。
だが、いまはそのような鬱屈とした気持ちはない。
ロベリアとの結婚を、心からよかったと思っている。
……少しだけ、王都でのロベリアのことを調べた。
ロベリアは幼いころからわがまま放題で、〝悪辣姫〟と呼ばれるのにふさわしい振る舞いをしていたが……彼女の周囲に、それを止める者はいなかった。実の父親である王弟ですら、見て見ぬふりをした。
ロベリアが俺のもとへ嫁ぐことは、何年も前から決まっていたのだろう。
娘を生贄にする罪悪感から逃れるために、王弟は甘やかすことを正当化し、また、降嫁させられるのも仕方がないと思える罪を作ろうともした。
いまのロベリアにもそのことは理解できているはずだ。
なのに、ロベリアは王都への復讐心を持っていない。なら俺も、負の感情は捨てる。
給仕をしに近寄ってきた料理長が、俺にそっと囁いた。
「ロベリア奥様は、米の品種から調味料にまでこだわられて……旦那様のお好きな料理が、少しでも増えるようにと」
少々鼻声になっていたのは、聞かなかったことにする。さもなくば俺までつられてしまいそうだから。
ユードネア城へやってきたとき、こうもロベリアは言った。
――ファウスト様がおいしいご飯を食べてふかふかのベッドで寝てくだされば――。
あの願いを、ロベリアは叶えようとしているのだ。
「……ロベリア」
「はい、ファウスト様」
「君は知っているんだな。俺が、温かな料理は口にできないと」
俺の言葉にロベリアは一瞬黙り込み、それから「……はい」と頷いた。
「そうか。なんでも知っているのだな」
いや、気づいて当たり前だったかもしれない。
雪のちらつく寒い日に輿入れしてきたというのに、出された食事はすべて冷めたもの。スープまで冷製で、俺も料理長も何も言わなかったのだから。
王命で結婚した両親は、後継ぎの俺が生まれたあとも――むしろ、後継ぎが生まれ、最低限の役割を果たしたからこそ、いがみあい続けた。
もちろん食事の席で家族が揃うことなどない。
父も、母も、互いに愛人を囲って暮らし、城で食事をとることはまれだった。
幼かった俺は、広い食堂でいつも待ち続けた。
湯気ののぼっていた料理が冷めきってしまうまで待って、それでも父も母も現れない。
『――俺の生まれが、呪われているからだ』
遠い昔の軍功に縋って、代々嫌がる王女を娶ってきた。互いに憎みあいながら、それでも王家との婚姻が途切れれば、ガンドルフォ辺境伯家の血すじには意味がなくなる。
王家の血という根拠すら失い、ただひたすらに過去の軍功を振りかざす、真実蔑まれるだけの存在に成り下がるのだ。
こんな自分が、人並みの幸せなど――温かな料理など、望んでいいはずがない。
いつのまにか、湯気の立つ料理は、受け入れられないものになっていた。口にしようとすれば、体が拒絶を示してしまう。
「ありがとう、ロベリア」
ロベリアの手をとり、俺は白い甲に口づけた。「ファーーーーッッ!?」と奇声があがるものの、もう慣れたので気にならない。
ロベリアは、無理に俺を変えようとはしなかった。温かな食事を用意しろとは言わずに、俺でも食べられるものを考え、作ってくれた。
「あの……おいしいお米が、見つかったので。次は、具沢山おにぎりとか。そうだ、醬油も作れたので、なすの煮びたしとかもおいしいです。唐揚げだって冷めてもおいしいですし……」
今度は逆に、ロベリアが俺の手を取る。
「お弁当を作って、ピクニックにでも行きませんかっ!?」
前のめりになりすぎたロベリアと額がぶつかりそうになって、俺は笑った。
ロベリアの言うことはあいかわらずわからないことも多い。
だが、たしかに一つ、疑いようもなくわかるのは、彼女が俺といたいと思ってくれていること。
俺の幸せを願ってくれていること。
「ああ、行こう。いい場所があるか調べておく」
未来の約束をしたことなどいつぶりだろうか。
ロベリアの願いなら、すべてを叶えてやりたい――と、そこまで考えて、一つ思いだす。
「そうだ、ロベリア」
「はい、ファウスト様」
「君は『壁になりたい』と言ったが、それは困る」
きょとんと首をかしげるロベリアを抱きよせ、頬にキスを落とす。
「ずっと俺のそばにいてくれ」
「ファッ、ファーーーーーーーーッッッ!?!?」
ロベリアは奇声をあげて立ちあがると、食堂の隅へと逃げてしまう。
「そっ、それは、好感度MAX時のエンディングの台詞なのですが!?」
真っ赤になった頬を両手で押さえながら、ロベリアが言うことはやっぱりよくわからないけれども。
俺の言いたいことはちゃんと伝わっているらしい、と俺はほほえんだ。
お読みいただきありがとうございました!
補足ですが、ファウストはあったかいご飯食べられるようになります(感想で心配してくださった方が多かったので)。
また、聖女様は転生者ではなくゲームの設定そのままのガチで性格のいい聖女様&王太子も攻略対象トップのスペックと性格の良さを誇り、アーデシュライン王国は平和に繫栄していきます。
そんな聖女と王太子なので、ロベリアとファウストも領地で仲良く暮らしつつ王都の人々とも和解していきます。
この作品を読んで、「面白かった」と思ったら、ページ下部↓の☆☆☆☆☆を押して応援していただけると嬉しいです!
次回作への励みになります~!
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悪役令嬢にされそうな婚約者の破滅フラグを王太子が折りまくるドタバタラブコメです。
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