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ギルド職員は忙しい  作者: 猫の子子猫
第1章 冒険者ギルド編

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96 大当たり!

「リン、お前は丁度いいカモになりそうだな。移動屋台を見つけたら、ソルかリリと一緒に買い食いをやってみろ。くじ引きをしている移動屋台を見つけたら、即連絡しろ。で、攫われろ」

「おっけー。で、潰していい?」

「背後関係などを洗う時間が必要だから、俺が許可を出すまでは、ふ・つ・う・の子供らしくしていろ。わ・か・っ・た・な?」


「だだっ!」

いきなり、幼児言語で返したよ。本当に分かっているのかなぁ?

後は各々が移動屋台の情報等を探るという事になり、クエストメンバーは帰っていった。

私達は、リンちゃんハウスで寝たのだが…翌日、リンちゃんの治癒魔法が必要になり、アマルがそぉっと私のおでこを擦ってくれた…。


「だっだだ!だっだだ!(買い食い!誘拐!)」

「はいはい、今日はパパがクエストでお出かけしているから、お昼は屋台で買いましょうね」


「だ、だだだ!(あれか、移動屋台!)」

なかなか繁盛しているクレスペッレを売っている移動屋台があった。看板に、毎月1日から5日、25日から30日にこの広場にやってきています、と書かれている。

「だだだ(誘拐時期と重なってるね)」

「くじ引きをしているか、書いていないわね。まずは、買ってみる?」


「だだだ、だだ!(検知器の魔力反応あり、行こう!)」

「らっしゃーい!お、可愛い娘さんだね。何がいいかな?」

「子供が食べやすいハム&チーズを1つと、ウサギ肉のを1つと、魚介類のを1つお願いします」

「毎度!もし良ければ、娘さん、運試しはどうかな?くじを引いて、色付きが出たらハム&チーズをプレゼントしちゃうよ!」


「だだだ!だ!」

「お、やる気だね。何歳かな?」

「だ、だ、だ!」

「まだ上手く話せなくて…3歳です」

「じゃあ、この箱の中から1本、棒を選んでくれ。下の方に色が塗ってある棒が当たりだぞ」


「だ~だっだだ~(えーと、じゃあこいつ!)」

「お、大当たり~!一等賞だな。じゃあ、クレスペッレだけじゃなくて、飲み物も付けてやるよ。この先にある飲み物屋で使える引換券だ」

「だだだ~!(やった!というわけで、誘拐されてくる!)」

読んでいただき、ありがとうございました。


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