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ギルド職員は忙しい  作者: 猫の子子猫
第1章 冒険者ギルド編

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88 前途有望?

それからしばらくすると、リンが

「だー、だっ!(前から盗賊、どうする?迎撃?)」

「ここはパパの出番だな。リンはママと大人しく!大人しく!3歳は守られていろ!」

「だっ!だー。(分かった!けど、防護魔法薄くかけとくね)」


ソレノドンが御者に話し、馬車を走らせたままスリングショットで盗賊を撃退していく。

「だーっ!(すごっ!んじゃ、ちょっと馬車全体に隠蔽魔法もかけとこ)」

鮮やかな撃退に、御者の人も口をあんぐりと開けている。C級冒険者設定だってこと、ソレノドンさん忘れていないよね⁈


「ねぇ、リンちゃん。C級冒険者って、あんなに鮮やかに盗賊撃退ってできるものだっけ?」

「だっ!だだだー(無理!まぁ、一応偽装は私の方でしてるけど、正直に言うと勘のいい奴にはバレるね)」

「ん~、精神系の魔法は禁忌だからなぁ。前途有望な冒険者が、偶々、馬車に乗っていたっていう風に意識誘導しよう!」

「だっ!(やってみた!何とか誤魔化せそうだね。偽装クエスト書類作っとこ)」

フクロウ型フェリスをナデナデ…ではなく、ワープロソフトを起動させて書類作成!っと。


「だっ!(パソコン、すげぇ!)」

「固有スキルがここで役に立つとは思わなかったわ…」

「だだだ~。(だよね…、けどそっか。偽装にめっちゃ役に立つのか)」

盗賊達を撃退してきたソレノドンさんが戻ってきた。偽クエストの内容は、この馬車ルートに出没してくる盗賊を撃退するという内容になっている。書類を渡すと、ソレノドンさんが心得顔で御者に偽クエスト書類に完了証明のサインをもらってきた。


「おーい、クエスト完了ってことで俺たちの馬車運賃が無料になったぞ~」

「だっだだー!(無料だーっ!お得だーっ!)」

その後は襲撃も無く、平穏にオーラ国の国境へとたどり着いたのだった。

読んでいただき、ありがとうございました。

少しでも先が気になると思っていただいたら、☆に色を付けていただけると光栄です!

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