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ギルド職員は忙しい  作者: 猫の子子猫
第1章 冒険者ギルド編

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76 遊び部屋

「テマリ、中の人が綺麗になったら、クロの玩具にするからね」

ジョリジョリ…。スライムごとに食べ方が違うらしい。

なんだか、削られているような音がするけれど、中の人はどうなっているのだろう。


4人ともスライムからポイっとされた後、隷属魔法を使っていた男は魔法が使えないようにリンが何かを注射してから、ご機嫌なクロが何処かへ連れて行った。猫型に戻ったクロを見て、軽くソレノドンさんが泡を吹いていたのは内緒だ。


「リン、しばらく地下室を借りるぞ。ギルド長として3人には聞きたいことが山ほどある。リリーさん、速記と記録をソヌスに頼みたい」

「私も行こうか?」

「リンはもう1人を頼む!お前が来ると、聞けるものも聞けなくなるからな」


リンがすごく頬を膨らませて拗ねている。

「私、普通に話しを聞けるよ?多分」

「まぁまぁ、クロの玩具になっている人の様子を見に行かないと死にかねないぞ」

おっ、ソレノドンさんがナイスアシスト!


「それもそっか~」

リンが納得したので、皆でホッとした。

「あ、ラーノさんはどうする?どっちの方に行きたいとか、別にやりたいこととかある?シチフクに言って、狩りが出来るようにしよか?」

「あ、いや…出来ればスライムをベッドにして寝てみたいと思って…。できますか?」

「もっちろん!寝心地が良いのは…エチゼン!お願いね~」


ぽよ~ん、ぽよ~ん。むにゅん。ラーノさんを包んで、エチゼンが何処かへ行ってしまった。

「多分、日向ぼっこが好きだから、よく日の当たるところに移動したと思うよ!ラーノさん次第で、シチフクが部屋を用意するって」

ラーノさんは一般人だからね、リンちゃんハウスの恐ろしさは知らない方が良いよ。


「じゃあ、リリーとソヌスは私と一緒に、クロの玩具の様子を見に行こう!」

「玩具…から人に昇格できるといいねぇ」

「ん?玩具でしょ」

「と、ところで、クロは何処にいるのかな?」


シチフクがいつの間にか私達の前に現れる。

「部屋、作った。完全防音・防振。逃亡不可。玩具の魔法攻撃不可。ボス部屋仕様」

そんなボス部屋、絶対入りたく無い!ボス部屋仕様の遊ぶ部屋って、常識どこ行った。

「いいね!さすがシチフク~。3階かな、行ってみよう!」

読んでいただき、ありがとうございました

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