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ギルド職員は忙しい  作者: 猫の子子猫
第1章 冒険者ギルド編

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58 不穏な行動

ちょっと短めです

「ムシュフシュ…分かった。今の仕事が一段落したら、すぐに向おう」

『ソレノドンとラーノより。調査していて急ぎの報告案件が出たので、共有します』

ん?プロジェクトメンバー全員に向けたメールが送られてきた。


『オーラ国とデルフィナス国との間にある魔の森付近に、不審な薬物と思われる物品を運んでいる盗賊団に扮した兵士が10人規模で5グループほど集結しつつあります。おそらく、幹部兵が捕まった事により武力ではなく薬物を蔓延させる方針に変更したものと思われます。受け入れ側のデルフィナス国貴族の動きは、ありません。おそらく貴族側もまだ知らされていないと思われます。少し泳がせて、裏切者の貴族を炙り出そうと思います』


『承知した。炙り出すには記録が必要だな。カッパーさんが開発した記録魔道具は複数あるから、それを使おう。俺も魔の森に行く用事があるから、必要と思われる魔道具は持っていく。現地で落ち合おう』

『分かりました‼俺たちは、このまま兵士たちの監視などを続けます』


カッパーさんから記録用魔道具、防御関係の魔道具、捕縛用魔道具等々をギルドの備品庫から出してもらい、使い捨ての魔道具は購入、複数回使える魔道具はレンタル料を極秘クエスト必要経費扱いで支払う。ここら辺、きっちりしておかないとスミスさんの頭に角が生えるんだよね…怖い怖い。


魔道具達を持って、タイパンさんは魔の森へ転移していった。ムシュフシュは毒蛇の頭とライオンの上半身、鷲の下半身、蠍の尾を持つ魔物で、攻撃性が高いうえに毒も強い。群れになる事は無いと一応言われているが、繁殖期では番や子供がいる可能性もあり絶対ではない。生態が良く分かっている魔物の方が少ないのだ。


読んでいただき、ありがとうございました。

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