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ギルド職員は忙しい  作者: 猫の子子猫
第1章 冒険者ギルド編

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51 保護者代理

クロも結構強いんです

『リンだよ~!いま、お肉解体が一区切りついたとこ~!私さ、貴族から指名依頼は届くことはあるんだけど、超短時間で終わらせるからあんまマナーとか気にしなくていいんだよね~。呼び出しはないよ。なぜかされない』


そう言えば、初対面の人は全員、リンさんから逃げようと頑張ったよね…私も含めて。でも、今後はミエリン師匠の指導で魔力制御ができるようになるんだから、絶対に呼び出されるはず‼私達だけがマナー地獄に落ちるなんて嫌だし、ノヴァプロジェクトメンバーという事で『一蓮托生』『呉越同舟』してもらおう!


『マナー教室はいかないからね!というかいけない!大体の場所から出禁喰らってるから!』

『リンさんが行けるところをタイパンさんに紹介してもらいますから、無問題‼ですよ』

『どうせモダーレスさんのとこでしょ!?私、一番最初に出禁喰らったとこなんだけど!』

『本格的なマナー教師では無くても、ある程度教えられる人がどこかにいるはず!』

『何 言 っ て る の?意地でもいかない!』

『タイパンさんに相談するね!』

『嫌ぁぁぁーーーーっっっっ!え、ちょ、え?あっ、クロgふぁjsfhkぐぇ』


ん?最後のセリフが何か変…。クロが何かリンさんにやったかな?ちょっと知りたいなぁ。

メール機能を利用して、『タイパンさん、リリーです。リンさんがクロに何かされたみたいなのですが、心当たりはありますか?』送信!


『あ?確か、俺の目が届かないところで、初対面の相手と修行だから保険として、クロに俺の拳骨制裁の権利を貸したぞ?使用するタイミング、判断は全てクロだ‼』

タイパンさんからの返信にOH!と思っていたら、リンさんから超遠距離念話が入った?


『クロが…クロが…ク、クククククロロロロががががが…』

うん、クロが良い判断をしているらしい。そして、リンさんは何をやらかしたんだろうか。

『あ、あばばわあばじゃkf…』


「フェリス~、クロとコンタクト取れる?リンさんに何かしているみたいなんだけれど」

「流石に、目の前にいないから無理にゃ・・・、あ、ソヌス経由で出来るかにゃ?試してみるにゃ」


「にゃん、にゃ~ん。うにゃにゃ…にゃ‼」

なんだか楽しそうなフェリス、どうやらクロとのやり取りは順調のようだ。

「分かったにゃ。リンがマナー教室をさぼろうとしているから、クロがお仕置き中にゃ。このままだと、マナーを知らないせいで損する大人一直線になるだろ‼矯正するのが俺の役目だ‼だそうだにゃん。リンは、ベショってなっているそうにゃ」


そうなのかー(棒読み)。クロは保護者目線でリンさんを見ているのね。クロが言っていることは正論なので、この世界で立派な社会人をしているリンさんだからこそ、マナーを知らないと正当な評価を受けられなかったり、侮られたりするだろう。うん、ここはタイパンさんへ報告、相談しようっと。

読んでいただき、ありがとうございました。

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