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ギルド職員は忙しい  作者: 猫の子子猫
第1章 冒険者ギルド編
39/440

39 フェリスとソヌスの変身

日によって1話更新になります…。なるべく更新頑張ります。

「あ、そうそう。言っとくけど、魔法陣の設計には私関われないからね?」

ん?Sランク冒険者は普通に魔法を使うし、魔法陣もお手の物だという印象だが・・・

「どうしてですか?」

「私さ~、いっつも魔法陣を描かないで魔法使ってるから、描けるには描けるんだけど、正確に描けないんだよね」


あ・・・なんか納得。魔力が多いから、何とかしちゃうタイプかぁ。それでSランクまで昇り詰めることができる人って本当にいるんだ…。この短時間で3回もタイパンさんから拳骨制裁されていても、あっという間に無詠唱のハイ・ヒールで治しているし、もう人外っていう事でいいかなぁ。人外だから人間の常識は通用しないし、食生活も違うって思っていた方が事故が無さそうだ。


(フェリス~、もうリンさんって人外扱いで良いよねぇ?)

(クロもリンを人外として扱ってもらった方が、苦労が少なくて済むって言っているにゃ)

「えぇ~と、リンさんはフェリスとソヌスを紹介していましたっけ?」

「ううん!まだだよ」


「では私の固有スキルから生まれたネームドパソコンのフェリスと外部媒体のソヌスです。本来は私と一心同体なのですが、スキルのレベルアップによって実体化できるようになりました。なぜか猫として実体化するのですが、普通の猫とは違って意思疎通も出来ますし、食べ物も制限はありません。また、色々な動物などとも意思疎通ができるようになったみたいです。フェリスにリンさんの魔力を覚えさせることでフェリスからも連絡が取れるようになります」


「いいよ~。魔力を覚えてもらうには、どうすれば良いの?」

フェリスがスッとリンさんの近くに行くと、ちょっと首をかしげた。

「ちょっとしゃがんでくれるかにゃ」

そう言うとしゃがんでくれたリンさんの頭に右足をポムッと乗せた。ついでに、シマエナガの頭の上にもポムッとした。その後は、部屋の中にいる全員の足元でスリスリと顔を足にこすりつけていた。どうしてリンさんとクロだけ別行動だったのだろうか。


「フェリス、どうしてリンさんとクロだけ魔力を覚える方法が違うの?」

「ん?タイパンさんの真似?クロはボスと一緒の方法が良いのかなぁと思ったにゃん」

な、なるほど。すっかりフェリスの中でリンさんへの接し方について、タイパンさんの拳骨制裁が刷り込まれてしまったらしい。猫パンチではなくて良かったぁ。


あ、ソレノドンさんが真っ青になっている。

「リンさん、お願いがあるのですが、ソレノドンさんが限界なのでフェリスとソヌスに変身魔法をかけてもらえますか?」


「イメージさえできれば良いから大丈夫だけれど、何が良いかなぁ。ワイバーンとかドラゴンだと食べたくなるから、スライムとか?」

「魔物から離れましょうか。冒険者ギルドの中で見慣れない魔物がいたら、即討伐されてしまうじゃないですか!」

「じゃぁ~、毒蝶とか?」

「他の人に害を与える生物も駄目です‼」

「じゃあ、鳥類・爬虫類・哺乳類・その他のどのジャンルが良いの?」


すったもんだの末に、街中、郊外、森林地帯のどこにいても違和感のない鳥類にすることにした。あまりに弱い鳥類だと捕食されてしまう可能性もあるため、日中も活動できるシロフクロウにした。

読んでいただき、ありがとうございました。

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