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ギルド職員は忙しい  作者: 猫の子子猫
第2章 学園編

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158 指名クエストに巻き込まれ

「お、リン、来ていたのか」

タイパンさんが戻ってきた。

「丁度良かった。リリーさん、公爵家から実質リンへの指名クエストを受けているんだ。で、リリーさんには俺が指名依頼を出すからリンの監視を兼ねて指名クエストに同行してほしい」


「S級冒険者に出ている指名クエストですよね?D級冒険者である私が同行しても、役に立たないどころかリンちゃんの足を引っ張るだけだと思いますが…」

「同行して‼逆ざまぁを間近に見よ!」

リンちゃん…完璧に野次馬根性丸だしになっている。


「分かったわ!本当に逆ざまぁの展開になるか分からないけれど。でも、私はどういう役で学園に潜り込むことになるのかしら」

「確か…事務員じゃなかったかな?」

「候補1、学園の事務員。候補2、公爵令嬢の侍女。どちらでも対応可能だ」


その選択肢だったら一択だわ!

「事務員でお願いします‼」

「だと思ったから、すでに就職手続きは終わっている」

「よーし!明日からだから、支度やんないと!」


…リンちゃん手続きを舐めていないか?確か公爵令嬢が通う学園は、前世で言う大学に近いものなので、入学試験があるはず。入学試験に合格した後は、幾つかある学生寮のどの寮に適性があるかが決定されるはず。


「ち・な・み・に~!入学試験はほぼ満点!適性に関しては、学園の方でやるってさ」

それなら、大丈夫かな。それにしても…リンちゃんはどの寮になるのかなぁ。あまり知らないけれど魔法・魔術が得意な子が集まる通称『マジック寮』、体術が得意な子が集まる通称『マッスル寮』、研究大好きな子が集まる通称『リサーチ寮』、聖魔法や治癒魔法が集まる通称『セイント寮』があるはずだ。


リンちゃんの場合、どの寮になってもおかしくないよね…。それに、私が知らないだけで、他の通称名がついている寮もあるだろうし。ちょっと、楽しみになってきた。


読んでいただき、ありがとうございます。

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