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ギルド職員は忙しい  作者: 猫の子子猫
第2章 学園編

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156  聖女認定?

第2部は学園編です。ゆっくりペースになるかもしれませんが、よろしくお願いします。

「リリ~さ~ん、いる~?」

久しぶりのリンちゃんの声。っていうか、すでにギルド長室に転移しているし。相変わらずだなぁ。ギルド長は今、席を外しているけれど大丈夫なのかな。

「どうしたの?リンちゃん。クーちゃんとグルメ旅に出ていたって聞いたけれど?」

「この世界、逆ざまぁって、あったんだ」

「どうしたの?急に…。学園に通いたくなった?」


「クエストがさぁ…ほぼ逆ざまぁ的な?ざまぁなのかな?内容なんだよね…」

えぇっとS級冒険者宛にそんなクエストってあったかな?

あ、この前ギルド長が『これはリンの修行のためにやらせるか!』って言っていたのがあったから、その件かしら。


「なんかね、『学園に通っている娘の護衛』って奴だったんだ。詳しく内容聞いてみたら、『いじめをしている、という風評被害のせいで、いじめにあっている』んだと。だから、年が近いし、実力もある私が選ばれたらしいんだよね…」


そのクエストは確か公爵家から出ていて、公爵令嬢を護衛するためA級以上の冒険者でかつマナーも申し分ない冒険者を希望するというものだった。その代わり報酬は護衛クエストにしては破格のものだが。素のリンちゃんが『申し分ないマナー』を取得しているかについては甚だ疑問だが、魔法で誤魔化すつもりなんだろう。


どちらかというとタイパンさんの狙いは、自分が好き勝手にやるのではなく、依頼者に合わせて動くという事をリンちゃんに覚えさせることが目的だと思われる。

「良いんじゃない?この機会に護衛ができる冒険者か出来ない冒険者かがはっきりするし。リンちゃんにとってもメリットがあるわよ」


「ま、だよね…。あ、そうそう。判定の儀なんだけど、無事突破」

「クーちゃんに賄賂送って加護を取り消してもらったとか?」

「ん~、加護の名称を一時的に変えてもらった!『経過観察者』だった。聖女に『手出し無用』って言ってくれた」

判定の儀で神託まで下りた…と。これは絶対に王族達が目を付けているね‼で、タイパンさんが半分保護者みたいに今までもなっていたから、まぁ良いかとなっていそう。

読んでいただき、ありがとうございます。

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