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ギルド職員は忙しい  作者: 猫の子子猫
第1章 冒険者ギルド編

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147 ☆リリーさん探し(ソレノドン視点)

☆ソル視点


「むっすー」

「どうした?娘よ」

「リリーさん、帰ってこない。いくらなんでも遅すぎ」

俺たちがトーレ様に拝謁して、リンの幼児化魔法は速攻で見破られた。その後は、トーレ様からの質問攻めが待っていた。午後1時に訪問したのだが、宿屋に帰宅できたのは午後9時だ。確かに遅すぎる。


「遠距離念話で呼びかけてみたか?」

「もうやったし、フェリス達に鬼メールしたし、千里眼で誘拐場所特定し終わったし、魔物派遣準備整ってる」

おいおい、国攻めか?戦を引き起こす気か?


「リン、落ち着け。国を滅ぼす気か?確認だが、リリーさんが誘拐されたのは確定情報なんだな?まずはクエストメンバーに情報共有しような」

「メンバー召喚!」

即座にリンがメンバーをリンちゃんハウスに強制転移させてしまった。


「えーと、かくかくしかじかで、リリーさんが誘拐されたみたい」

端折るな!と皆の声が一致したと思う。リンの悪い癖だ、すぐに結論だけを言う。いつもはリリーさんが上手く説明役になってくれるが、この場では俺がやるしかない。

何とか時系列に起きた事などを話していく。教会の部屋が滞在先になった事を話しているとタイパンとジョンが頭と胃を押さえていた…。気持ちはよくわかるぜ。


「リンちゃん、私の魔道具を使って救出に向かって欲しいなぁ。だから、少し待っててくれる?皆がリリーさんを救出したいのよ。先走ってリンちゃんだけが単独行動しないでくれて、嬉しいわぁ」

「…うん。ソレノドンに止められた…」


カッパーさん、アゲートさんは持ってきたい物があると言って一度リンちゃんハウスに転移していった。その間にリリーさんがいる場所を地図で見るとラーノさんの狩場だったため地形等の詳細を確認する。デルフィナス国魔の森の側にある森で、断崖絶壁の渓谷があり、魔物はほとんどいない。飛行型魔物にさえ気を付ければ良いらしい。アイベックスが多く生息しているため、腕の良い狩人が時たま訪れる位だという。


「もしあの辺りでアジトがあるのであれば、断崖絶壁に横穴を掘っているか…あるいは絶壁の上に平な場所があるんだが…どちらかだと思う」

地図だけでは分からない情報だな。リンの顔も真剣だし、どうやってリリーさんの側まで行くか考え中っていうところか。

リンちゃんが暴走しそうです

読んでいただき、ありがとうございます。

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