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ギルド職員は忙しい  作者: 猫の子子猫
第1章 冒険者ギルド編

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115/161

115 ドレミの歌っぽい

タイパンさん達が揃う前に、アゲートさんによる全身丸ごと健康診断が始まった。結果はすぐに出たらしく、アゲートさん曰く身体的な健康状態は問題なしとのことだった。精神的な状態については、経過観察だそうだ。


ギルド長から伝言鳩が届き、問題が無ければセキュリティ対策が万全に行われているギルド長室に併設されている応接室で行う事になった。移動も周囲の注目を引かないように、リンが転移魔法を展開するようにとの命令だった。


「はーい。んで、具体的には誰連れてくの?それによって、魔力量が変わるんだけど」

全員を連れて来るように!だそうです。

「全員か…子供も?」

「近いんだから、全員と言ったら、子供も含めて」

「てーんい」


応接室ではギルド長、副ギルド長、ジョンさん、ミエリンさんが待機していた。

「はぁ…帰りたい…眠いんだけど」

「3歳児の姿になっておけ。パパが抱っこしていてやるぞ」

「幼児化~、おやすみ~」


うわぁ。リンが普通に抱っこされることを選ぶなんて、ママは嬉しいわ。

「ド~は…ドワーフのド~…レ…はのレ~…」

寝相が悪くならなければ良いんだけれど。


まずは全員の自己紹介を行い、スフェン君の身元を確認するためにラピス国の冒険者ギルドへ照会を行うことになった。同時並行でオーラ国のギルドへ出されていた探索クエストは保護した子供の分はソルとリリの夫婦が完了したという報告を行う。オーラ国の冒険者ギルドに子供たちを連れていく手筈を調えていく。


「ミ~は、ミミズのミ~…」

「そこは、わっちじゃないんでありんすなぁ」

「ファ…はフォカッチャのファ~」

「「食いしん坊だな‼」」


「ソ…は酔っ払い親ばかネズミのソレノドン(独身)のソ…」

「な・長いな」

子供たちは大爆笑である。そして、ソレノドンさんの様子を見ると、感激して泣いている。

寝言でも親と認めてくれたと、すごく嬉しかったらしい。


「ラ…は苦労人のラーノさんのラ~」

リンちゃんにまで、ラーノさんは苦労人と認められているのか・・・。ソレノドンさんの歌詞とは随分違うな。

「シ…は瀉血のシ~…さぁ、うーたーいまーしょー…むにゃ」

ドレミの歌は替え歌にしても楽しいですね

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