110 住人が増えている
ワカメは、リヴァイアサンにリンちゃんが付けた名前です。
食べ物ではありません
「やっほー!初めまして!お近づきの印にべっこう飴をどうぞ!」
「リン?何でいるの?教育施設にいるはずだよね⁉」
「あぁ、砦の事?壊したよ、木っ端みじんに」
「なんか変な気配がするってソレノドンさん、言っていたじゃん?」
「実はね~、なんと!ワカメのお父さんがいたのですよ~!でね~、ワカメを改名して、『オキナミ』にしたんだ!お父さんのほうは『セイガイハ』ね」
「で、そのお父さんは…いまどこに?」
「オキナミのいる水槽」
「うん、リンちゃんハウスの住人が増えとる・・・」
女の子2人は突然現れたリンに驚いて固まっちゃっている。
「こんにちは!私はリン!S級冒険者!」
順次自己紹介をしていくことになったが、私はリンの補足説明を忘れない。出来る事務職を舐めるなよ!
「私はリリー、冒険者兼ギルド職員。このリンの別名は『歩く非常識』『危険度Sランク冒険者』なの。リンの料理は、一般人にとっては毒草料理だったりするから気を付けてね。それで私は死にかけたから」
「リリー!あのべっこう飴は毒じゃないよ!というわけで、実験台のソレノドンさん!」
いつの間にか、ソレノドンさんが転移されていた!
「リン、普通のべっこう飴に、被験者はいないと思うの」
冷静なアゲートさんからのツッコミが入る。
「はい、どーぞ!」
「ムグッ」
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