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ギルド職員は忙しい  作者: 猫の子子猫
第1章 冒険者ギルド編

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103/146

103 いないよ

あ、アテナって凄く有名なS級冒険者だよ。でも、非道な事はしないって聞いたことがあるし、どうしてオーラ国の手先になっているんだろう。


『「ほう…何故分かった?会った事は無いはずだが」』

『「はぁ…冒険者は情報が命だろうが。んなこと、一目見るだけで分かるっつーの。覚えとけ」』

『「言葉遣いが悪いな。直したほうが良いぞ」』


『「はいそーですか。つーか、こちとら幼児化してまで来たんだけど?少しはストレス発散させてくんない?ってか、これが素の喋り方だから、文句言わないでくれる?」』

『リン、一応なんだけれど、そのアテナさんがゴルディオイデアに寄生されていないか、確認してね!』


『「はぁ…めんどくさ。なーんでゴルディオイデアに寄生されてるんだか。一々お湯用意すんのだるいんだけど。大方、弱みを握られたってとこかな」』

『「…(トン・トン・トン・ツー・ツー・ツー・トン・トン・トン)」』

肩をナイフでリズムを付けて叩いている。返事が無いっていう事は、制約か何かで答えられないのかもしれない。


『「図星?なるほど、上司はとんだクソですわね~、はぁ~クソ上司爆発しやがれ。まぁいいや。っと。どーせ、従ってた振りしてたんでしょ?ゴルディオイデアいなくなってるのに、なんでそんな演技したわけ?」』


『「(ここでは話せない。至る所に盗聴・監視の目がある)」』

『「ま、とりあえず捕虜として拉致しまーす。普通に拉致されるつもりは無いだろうけど。掛かって来いや」』

その後の攻防は、私の目では追い切れなかった。ただ、刃鳴りの音が絶え間なく、高速で響いているのと、空中で火花が散っていて、まるでコンサートのライブ会場のようだ…と思ってしまった。

モールス信号…

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