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エピローグ 結婚式

毎日連続投降最終日にして最終回です。

「まさかあの女に先を越されることになるとはナァ」

「おや以外ですね、ユキヒコは彼女のことが気に入っていると思っていたのですが」

「クレオの言う通りライバルとしては大好きだぜ、だが結婚相手としてはねーよ」

「そういうものですか」

「ああ、ドリューナルのお姫様は女の趣味が悪いぜ」


 おいそこ、聴こえてるぞ。

 折角戦友としてこの記念すべき日に招待してやったというのに、酷い言われようだ。


「綺麗よラスト、メイルさんは嫌がってたけどやっぱりペルヴァンシアに来てほしかったわ」

「お2人ともお幸せにー!」


 ありがとう、セルアにアルセちゃん。

 でもわたしが選ぶのはやっぱりコルネリア様だから、2人は2人で幸せになって。


「オメデトー、ブーケ取ろうねシャーレちゃん☆」

「次はあたし達の番ってことね、絶対手に入れてやるんだから!」


 わたしもアリユさんとシャーレットさんの結婚式出たい!

 こっちでやるのか、向こうへ帰ってからにするのかはわからないけど。

 なんてことを考えていた。

 ヴァージンロードを歩いてる最中だから黙っていないといけないっていうのは面倒。

 もうちょっと軽いノリでもいいじゃんと思わなくもないけど。

 一国のお姫様と結婚する以上、こういうコトは大事にしないといけないだなって。

 規則大事、うん。

 そして、そんなことを考えている内に奥にいるエルトレオ王のいる場所まで到達した。

 いや、これからはお義兄さんか。


「それでは婚礼の儀を執り行う、両者ともよいな?」

「「はい」」


 コルネリア様とわたしが肯定の意を示す。


「ドリューナル現国王エルトレオ・ドリューナルの名において、コルネリア・ドリューナルとラスト・ドリューナル両名の婚姻をここに認める」


 その言葉を合図に口づけを交わす。


「愛してるわ、ラスト」

「わたしも、コルネリア様を愛してます」

「あら、もう『様』は不要なのよ」

「コルネリア、愛してる!」


 わたしがずっと求めてきた幸せが、ここにある。

 相手がお姫様で、自分も王族の仲間入りするなんて以前は想像もできなかったけど。

 でも、ここまで来たらそれは些細なことで。

 わたしはずっと、この女性ひとの隣で生きていく。

 それがわたしの幸せだから。



 それから。


「あれから1年か、再開まで長かったなぁ」

「仕方がないでしょう、改めての停戦協定締結と戦後処理が沢山あったんだもの」


 そうそう、わたしも王族の一員なったものだから色々なことに駆り出された。


「それじゃあ行ってくるね」

「ええ、勿体ぶらないでちゃんと呼ぶのよ」

「うん、それじゃあ行ってきます」


 リーリオを歩かせて決戦の地へ向かいながら気合を入れる。

 元々わたしにとっては結婚するための闘いだったけど、目標を達成したからってここで負けていいわけがない。


「これよりドリューナル対オーベルロードの戦いを執り行う、両者指定位置へ!」


 最後まで勝ち抜いたのは、わたしとこの人。


「それでは両名とも名乗りを」

「ラスト、乗機の名はリーリオ」

「アリユ・ランフィール、乗機の名はプレナシエード」


 互いに名乗り合う。

 あの時古代戦争の始まりで延期されてきた決着を、ここで着ける!


「それではノーワデイズウォー、スタート!」

投稿を始めた当初の予定通りこれで本作は完結となります。

まあ新婚生活イチャラブとか2章分のロボット図鑑も書きたくはありますが。

今後については活動報告を更新しますのでそちらをご覧ください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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