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俺の幼馴染達が復讐を終えるまで姿を現さない件について  作者: Phantom
第ニ章 残る2人の幼馴染による復讐じゃない私情
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幼馴染形式バトルその6

ヒョンな事で何故か東小橋川さんとギャルゲーの話しをし一緒に昼食をとることとなり、先程まで俺が東小橋川さんを何で探して捕まえて…いやゲームに参加しないのかと理不尽な事を言われたのだが…最早そんな事どうでもいいかのようにしお互いの趣味の話しに没頭する。


「でねでね!あそこでどうして、姉じゃなくて妹を選んだのかわからないんだよね。絶対姉の幸を選んだ方が僕は幸せルートに行けると思うんだよ。そう思わない?」


「まぁ確かに姉の幸ルートの方も幸せな感じはあったけれど…妹の(るな)の方もわりかしと淡い過去があったから、それでいうなら俺は妹の方が絶対に幸せになれたと思うな。」


何故かお互い姉と妹でのどちらかの選択肢で幸せになれるんじゃないかという討論をしながら昼食をとっているのだが…絶対女子の幼馴染と会話する内容じゃない。


「なぁ東小橋川さん。」


「ん?なぁに、ハムハム…」


「感じんな話はもういいのか?俺達それでこの屋上に来たんじゃないのか?」


「あ…」


ポロリ…


お弁当を食べていたお箸でおかずをポロリとしてしまった林音はようやく気付きだしたのか、自分が今何の為にここいるのかを理解する。


「…………ふっ」


「明後日の方向に向けながら澄ました笑い方をするんじゃないよ。まぁ主に東小橋川さんのせいなのは確定なんだけどな。」


「いやそれでもやっぱり君がちゃんと僕と真剣にゲームをしてくれると思ったからああ言う事をしたんだよ。君にとやかく言われる筋合いはないね。」


「子どもの我儘かよ。そんなんで通用したら世の中の社会人達は大事な会議に遅刻しても何でも許される範疇になるだろうに…」


「例えが、リアルすぎて返す反応に困るんだけど…でもまぁとりあえず僕が原因というのはまぁその件に関しては謝るよ。この昼食タイムが終わってから引き続きゲームの続きといこうじゃないか。次は絶対に真剣勝負がしたい。」


「という事はさっきまでのは真剣じゃなかったって事をなんだな。」


「女の子の揚げ足をとって君はそれを喜ぶのかい?とんだサディストだな。」


「いやいや寧ろ東小橋川さんのそのヒョンな心情がアバウトすぎるのが大いにやばいと思うが…とりあえずお弁当ご馳走様美味かった。また洗って返すよ。」


「………それはどうもありがとう。君ってさ、面と向かってよく照れる事もなくお礼を言うけれど、羞恥心みたいなのってないの?」


「え?だって作ってくれたのって単に幼馴染としてって事だろ?確かに普通女の子からこうやって作ってきてもらって食べさせてもらうのって男子としてはとてもう光栄の至極かもしれんが、好意(・・)を向けられてない奴に食べさせてもらってるお弁当を受け取ってどう照れるというのかが俺には分からんな。」


「………呆れた。君って相当鈍感なんだね。というかギャルゲーをやっててその類いにも手を出してるのに、コレが何の好意も無しの対象と思われてるって……君からしたらこういうのって悲しくならないの?」


「いやまぁ周りに変わった幼馴染がいたら別にな。」


「ああそうだね〜前科があったか〜それも身近に……うんまぁ想定はしていたのはいたけれど……ちょっとこちらとしてはかなり不利な事にはなるのかな。いやまぁ自分自身もよく分からないからまだ決めつけるのもよくないんだけどね。」


「何を言ってるんだ?というかもうすぐ昼休みが終わるからそろそろ続行するんじゃないのか?」


「全く君って幼馴染は…何処までもマイペースだな。そうだねそろそろ時間だ。でも次の開始ではルールを多少変更するようにもう校内郊外放送で僕の録画した奴が流れる。それで勝負の決着をしようじゃないか。」


「まだ何も勝負らしい事していないけどな。」


「そこ!言わぬが花だよって言葉知らないの!」


「因みにどんな内容変更なんだ?」


「なんて強情なメンタルなんだ。少しは動揺か何かしたらどうなの、君に罪悪感という3文字の言葉が心にないのか?」


キーンコーンカーンコーン


「あ、チャイムが鳴ったし俺は置賜するよ。」


「いやいや!何でここでいきなりのフェイドアウト!?そこはチャイムが鳴ったと同時に内容を聞いてからの僕に質問する流れじゃないの?」


「東小橋川さんって案外ツッコミ要素が多い人なんだな。ちょっと安心した。親近感が湧いた気がする。」


「どんなとこで親近感が湧くのかな?君僕を馬鹿にしてない?」


「それよりも内容が気になるからちょっと黙っててくれないか。」


「どこまでも自分中心!もう嫌だこの男の子!」


ピンポンパンポーン!

あ〜あ〜テステスマイクテス…


「え?録画した放送録音なのに、今の流れいる?」


「う、五月蝿いな!そこは無視してもいいところだろう!」


「いや何か可愛いなって思って…」


「かわ!?……ボフ!」


可愛いと言われ頭が沸騰した様な感じで驚く林音。慣れない言葉にはどうやら本人曰く対応しきれない様子がある。


「いや何でそんなリアクションなんだ。こんなの聞き慣れてるだろうに…」


「あまり僕の事を知らない男の子から言われるのと、知ってる幼馴染からの言い方では言葉の思みが違うんだよ。その辺は気づいてほしいな男の子!」


「…………」


「そこ!何を返したらいいか分からない反応しない!そして黙らない!」


え〜午後からのイベントは引き続き続行としますが、ここでルール追加をしたいと思います。


「ルール追加?美森何か聞かされてるの?」


「うーん…コレと言って何も聞いてないわね。もしかしたら鬼側での追加ルールかもしれないわよ。」


「そうかな……恐らくこちら側にも何かある様な気がするんだけど…」


ルール追加…追われる側である私達に大事な物が入ってる物があります。それを上手く奪取すれば勝ちという要素を付け加える感じだから君達鬼側にとっては有利な条件に達したと思ってくれたらいいよ。


「追われる側のリスクが増えるという事ですか……確かにタッチされるよりかは物を奪取するという考えなら勝率する確率が上がるという事ですね。」


「でもそれに伴って私達は有利にもなり得る。その大事な物が自分を守る程で動くなら、コレまで何も変わらないというのが現状であるから、寧ろ女子である私達には有利…」


因みにその大事な物は超天才の一番手の子に持たせてあるから、くれぐれもセクハラしちゃダメだぞ。


「と言ってるけれど、火花あなた何か持ってたりしない?」


「え〜そんな事言われても……この格好で何かあるとは……あ……」


ドン!ドン!ドン!


「こ、これは…」


何で着た時に来づけなかったの私…この写真だけは絶対に取られちゃいけないやつだよ。


「どうかしましたか?水着に何か変なものでも入ってましたか?」


バン!


「うんうん何でもないよ何も…」


山茶花は脱いだ水着の裏部分にまさか自分と一星のツーショット写真が貼られているとは思わず勢いよく更衣室のロッカーを閉め何事もなかったかのようにはぐらかす。


もう!どういう事、何でこの写真が私の大事な物になるわけ?……もしかして!?


「ふふふ、やってくれたわね林音ちゃん。まさかこんな手段でやってくるなんて……」


美森も更衣室で着替えてる最中、突然と発見する一枚の写真。そこには当然山茶花と同じくディステディスタニーランドでメイドによる一星にあーんをさせてる姿の一枚が写さられ本人はとても憤慨する。


「………!!!!!?」


バタバタバタバタバタ!


「え?何どうしたの菟ちゃん。何か変な事でも起きた?」


「ご、ごめんなさいそうじゃないの。そうじゃないんだけど……」


バンバタバタバタバタ!


「あれは喜んでるのかそれとも恥ずかしがってるのか分からないわね。」


「ちょっと!まだ準備残ってるんだから早く手伝って!」


「あ、はーい!それじゃあごめんね菟ちゃん。また後で…」


バタバタバタバタバタ!


「菟ちゃん…一応言っておくけれど、あまりその姿で暴れないでね。服汚れちゃうから…」


「ご、ごめんなさい。」


そう謝って、川兎のお友達はそのまま何か準備みたいなのに取り掛かりに行きその場から離れて、川兎は一枚の写真を見ながら惚けた顔をして見つめる。


「えへへ〜コレ家族写真っぽくていいな〜私と神楽坂君の家族か〜〜ふふふ、大事に保管しなくちゃだね。でも何でこの写真が私の鞄の中に?」


※この時の川兎はまだ学園内で流れる放送がちゃんと流れておらず、止まっていた事に対して気づけなく自分の役割の準備をしていた為気に留める事はなく、いずれ来る出番の為にその場で待機していた。


「…………うぇ〜酷いよ〜林音ちゃん。私だけ何もないよ。お馬鹿な写真ばっかで全然大事な物でない〜もういいよ〜こうなったら絶対に私の方が()にいいところを見せるんだから!……あれ?でもそもそも私の所に参加しないんじゃ()もこっちに来ないんじゃ……」


ルール自体の変更はその大事な物を奪取するもしくは天才を上手く制限時間以内に捕まえられたら勝ち…まぁ誰も5人天才に勝てるとは思えないんだけどね。


「………今の放送でもそんな煽りな捨て台詞いるか?」


「気分!気分だよ。君だってゲームをしてたりしているならこれぐらい察してほしいものだね。」


「で?大事な物というのはいったいどんな物なんだ?それぐらいのハンデはつきものだよな?放送では説明してくれなかったって事はこの学園にいる奴等に取られるなんてそもそもないと思っての発言なんだろあれは?」


「へ〜コレは驚いた。でも中々の洞察力…普通に合ってるから驚いたよ。そうだね僕はいや僕達は絶対に誰にも負けないと確証してのあの放送を僕は録音してながさせた。そして僕はある1人にだけそれを教えればそれでいいと思ってる。何せコレは僕と君との勝負なんだから。」


何度もやり取りしているかの様に俺と東小橋川さんとの勝負という言葉にやはりどうにも重みを感じてしまう節がある。という事は今までのは前座でここからが本番という事なのか?


「それで今回僕の大事な物それはコレ…」


「そのカードは…」


「そうコレは昔君が僕にくれたデュエルカードだよ。コレが僕の大事な物……そう言えば君はどう解釈してくれるかな?」

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