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俺の幼馴染達が復讐を終えるまで姿を現さない件について  作者: Phantom
番外編 再会した?幼馴染達との不可解な休日(おまけ付き)
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幼馴染友好会・その拾

美森姉に連れて来られた場所夕方間近でみたらしがよく、尚且つのんびりできる乗り物にのれるような場所…その場所に誘導された俺達はそのまま並ぶ事1時間近くで乗る事ができた。


ガコン!


「では良い絶景をお楽しみ下さいませ。」


ガコン!ガコン!ガコン!


ゆらゆらと揺られながらとても4人で乗るにはあまりにも不安定な様な気もするのだが、重量的にも問題なく乗車する事ができなすがまま中へと入っていきなんとも言えない状況で回っていく。


「………え?これ4人乗りきつくない?」


「ふぇ〜怖いよ〜こんな高い所無理だよ〜」


「いや、ほ、ほ、本当に無理があると思うわよ!さすがに4人乗りは無理ですって!」


普通に考えて観覧車に4人乗りはあまりにも無謀。しかしそれでも受け付けの人は…まぁ何とかいけるんじゃないか?暴れたりしなければとそう言っていた。いやそういう問題じゃないし、完全に重量オーバーって言ってるものじゃないか。なのに何でそんな簡単に乗せられるんだよ。


「……うーん、少しグラグラしていて安定はキツいけれど、コレはこれで楽しいからいいんじゃないかしら。」


「ふぇ〜無理だよ〜おろして〜ころして〜」


「いやいや1人やたらと気が散ってる言い方してる奴がいるんだけど、本当にこのまま回っていくのか?」


「仕方がないでしょう。私達のおかげで、下へおろしてもらうのも他のお客さんに迷惑だし無理なお願いはしちゃ駄目だと思うのよね私…」


「この状況で他人の心配をしてる場合じゃないと思うんだが…」


山茶花は物凄く怖がってとてもじゃないが、景色を堪能してる余裕が無くなっている。まぁこんだけガタついていたなら当然と言えば当然であるわけだが…


「ふ、ふん!コレぐらいどうって事ないわよ。寧ろ武者振るいしてきたわよ。」


こっちはこっちで妙な見栄をはって、無理矢理恐怖を和らいでいる。


「あの〜美森姉?これは楽しめてるというのか?あからさまに全員楽しめてない気がするんだが…」


「それもそうね。これならジェットコースターの方が良かったわね。でもまぁ空中ブランコと思えば何かしら楽しめたらOKだと思わない?」


「思わないよ!」

「思わないな。」


無理矢理このゆらゆら揺れる観覧車を空中ブランコみたいで楽しめるからいいよね?みたいなあざとい仕草でこちらを納得させるように仕向けるがそんな事はないと断固否定した俺達を見て美森姉は舌打ちする。


「しかし何で観覧車を4人乗りにしようとか思ったんだ?明らかに無謀だろ。」


「まぁね。でもこの観覧車ちょっとやそっとじゃ落ちない作りになってるのよね。だから揺れたりするのは目をつむってあげてあげるとお姉さん嬉しいかな。」


「……美森姉って、ここの関係者じゃないのに何でそこまで知ってるの?それに何か融通が効くみたいな言い方はするし、何かコネとか使ってるんじゃないかって…ってそう言えば美森姉って陸上でかなり有名な類いの選手だったな。それでもしかして…」


「関係ないわよ〜単に私の友達の京子ちゃんの権力で抑えててくれてるから、たまたまここだけ融通が効いただけ。いくら有名選手でもそこまで派閥が上手くいくわけないわよ。」


「いやでもここにアイドルや陸上と水泳選手の3人がいたら相当周りの反響が凄い事になると思うんだが…」


てかこの3人はテレビでも出てるんだから、普通はもっと周りに大きな反応が起きてもおかしくないか?なのに誰も目にも留まらず気付かないそんな事ってありえるのか?


「何言ってるの一星君。有名人だからこそ堂々としてないと周りに怪しまれる傾向があるんだよ。だから私達は堂々として周りに怪しまれないように動いている。これ幼馴染としての教訓で得た事だから一星君も是非試してみて。」


「おい誰だ!妙な事を山茶花に教えた奴は。そんなの教訓でも何でもないしただ単にバカ丸出しの行いじゃないか。」


「ガーン!」


「まぁそうね。普段だったら確かにこの格好で行くのは周りに怪しまれてしまうけれど…でも山茶花ちゃんの言う通り堂々としていれば特にこれと言った影響はないわよ。」


「何でそんな事が言い切れるんだ?」


「だって現時点で私達が周りにどう思われてるかなんてそもそも私達は関係のない事だし、向こうも私達がわざわざここに来ているなんて事自体思ってもみないと思うわよ。」


「……た、確かに。」


普通コイツらがいるだけで騒動が起こりはするのだが、こんな何も予告もなしにいるという事はここにいる事じたい前提として間違ってるって事なんだろう。だから尚更堂々として何も問題ないし男と遊ぶ事についても何も違和感を覚えない。


「世の中の人間のファン達のアンチって中々奥深しい事は考えたりしないんだな。」


「寧ろ奥深しい事を考えてるからそう言った考えを外してるって思ったりしてるんじゃないかと思うわよ。変なアンチ者はね。」


「世の中のアンチ者をなんだと思ってるんだ美森姉は…」


「え〜屑の屑だと私は思ってるわよ。例外によるけれどね。」


うわ〜合法主義者な様な顔をしながら発言をしているけれど、美森姉は法とかその他一切関係なしで周りを屑だと思ってそう。何かしら理由があるかもしれないが…


「まぁその辺の話は置いといて、一星あなたここまできて私達3人の幼馴染を発見したわけだけど、実際に会ってみた感想まだ間近に聞いてなかったわよね?」


「え?そうか?俺何かしらこたえてた気がするんだが……何も言ってなかったか?」


「言ってないわよ。寧ろ敵視みたいな感じの物言いで私達それなりに傷ついていたりもしてるんだからもっと幼馴染を大事に扱ってほしいわね。」


逆に美森姉達は俺を蔑ろにしている節があるわけなんだが、まさかそれに気付いていないのか?いや気付いているフリをしての素振りなら尚達が悪いがな。


「大事に扱っての言動はしているつもりなんだけどな。何しろ俺は幼馴染のお前らに会えるのを楽しみにしてここへ帰ってきたんだ。それをまさかお前らの勝手な都合でここまでの仕打ちをされるとは思いもしなかったけどな。」


「な、何のことかな〜ヒュ〜ヒュ〜」


「いやふけてないし。」


「私はちゃんと一星君と仲良くなりたいが為にああいう行動をしたんだよ!ちゃんと目を見て信じてほしいな。チラ…」


「いやもう目線がズレてるんだよ山茶花。優しい気持ちはあるかもしれんが、あからさまな対応に嘘が紛れてお前の優しさが諸々皆無なんだわ。」


「ひ、酷い!」


「ちょっと一星あんまり山茶花をイジメないでよ。彼女が繊細な心を持っているのはあなたも知ってるでしょうに全くもう。」


「いやそんな軽い怒りで言われても今の山茶花に繊細な心があるとは到底思えないよ。というより昔の山茶花の面影がメキメキと消えていってるよ俺の中で…」


「そ、それも酷い!?」


「き、気持ちはわかるが!俺の服を掴んでゆらゆら動かさないでくれ!バランスが安定しなくなる。」


「何だか山茶花ちゃんが勝手に深い傷を負っていって、居た堪れなくなるわね。」


最早半泣き状態である山茶花はやたらと俺の服を掴みながら暴れ出しとうとうここでの我慢がきかなくなってしまう。


「と、とりあえずまぁ山茶花の心境状況に関してはとりあえずどうでもいいとして…」


「だから酷いんだけど私の対応が!」


「だからって揺らしながら周りを巻き込むのはやめろ!今の会話全て冗談だから!昔の冗談のノリだから!」


「む〜私そのノリしらないんだけど、もしかして昔隠れて2人でそういう結託みたいなのしてたの?」


「いやそんな事はないが……?いや山茶花も昔の俺達の様子ぐらい知っているだろ?何を今更そんな事聞き出しているんだ?」


「………そうだったかな?」


「?」


なんだ?何故か何処となく一瞬顔が俯いて何かを思い出そうとしたのか、少しまがさしたような顔をされた。何か違和感があったりするのか昔のことに…もう少しだけ話しをしてもいいのか?


「そうだ!一星この観覧車が終わったら次のエンターテイメントに期待してほしいんだ。何しろこのテーマパークの催しの1つでもあるんだから。」


「へ、へ〜そうなんだ。私も楽しみ〜美森さんそのテーマパークの内容ってどんな事やるんですか?」


そしてわざとこの話題をそらすかのようにして違う話題転換をさせる2人……何か隠しているのか?まぁ別に深く追求するわけでもないし、そこまで昔の事で不快な思いをさせるのもあれだから別にここで話しをくぎってもいいんだがな。


「えーと……私にも分からない。」


「み、美森さん……」


「いや本当、なんでわざと話題転換してそのテーマパークの内容を知らずにふったんだ。意味わからん。」


「でもでも!コレは本当にいい思いでに残る催し物だからこの観覧車が降りたら早速見にいきましょう。」


「内容も知らないのにですか?」


「そこ〜あまり人の弱い部分につけこむと、この観覧車に死人が出るわよ〜」


「ひぃ〜〜、す、すみません。ちょっと調子に乗りすぎました。」


「ふふ、私よりも上にたつきなからそれ相応に出直してくる事ね。」


「何をどう出直してくるんだいったい…」


マジかワイワイ話しあう幼馴染ーズ達は少しひきつった顔で俺達と楽しみ合う山茶花はやはりさっきの話題で何か思う節があるのか?俺はひとまずその内容に触れずにテーマパークの事で和気藹々と話しながら観覧車が下に降り、俺達はその美森姉が言うテーマパークへと向かう事になったのだが…


「すみません。写真はいかがですか?記念一枚無料で撮らせていただきますよ。」


「あ、じゃあお願いしちゃおうかしら。ほらほら皆んな並んで並んで…」


「え〜私まだ心の準備が!」


「私も別に撮らなくてもいいかなって…」


まずいなさっきの辛気臭さで周りの空気が淀みだしてきた。はぁ〜全く幼馴染同士で何を遠慮しているんだろうな俺達は…


「うーん!まぁそのあれね。景色は良かったでしょ?」


「ええ、とても絶景だったわ。確かに乗り心地はあまり良くなかったけれど、私としては大満足ね。」


「……うん。私も凄く良かった。またみんなと遊べて嬉しいよ。」


少し苦笑いをする山茶花だが、幼馴染同士でまた遊べるという事がやはり心なしか嬉しそうに笑いながら表情が柔らかくなり結果的には美森姉のおかげで場の空気を変えてくれて、妙な空気の渦が晴れた様にも思えたりした。


でも何でさっきはあんな暗そうな表情を?山茶花の過去に別の何かがあるのか?


「おっようやく降りてきたみたいだね。待ったよ本当に…」


「え?何でここに小橋がいるんだ?」


「さ〜て何ででしょうか。」


いやマジで何でここにいるのかわからん。相談にのって助けてくれるという話しをしたりしたが、ここでわざわざ姿を現す意味が全然理解できない。


「うんうんどうやら皆んなちゃんと楽しめて何よりだね。私が上手く設計したかいがあったというものだよ。」


「設計?何を言ってるんだ?お前は別に俺達を楽しませる為に設計を立てたなんてことはそもそもしなそうに見えるんだけどな。」


主に邪魔をしてくる。そういう風に捉えてしまう奴だから仲良しこよしなんて単語は1番嫌いな類いの人間だと俺は思っている。ただの憶測だけどな。


「いやいや神楽坂君私がそんな下劣で非道な人間なんて思っているの?」


「うん思う。」

「うん思う。」

「うん思う。」

「思っちゃうかな…」


「え〜まさかの神楽坂君だけに質問したら幼馴染ーズ全員にそう思われてるなんて…あまりにもショックだよ私…」


「あら〜そんな風に見えないんだけれど〜、私の事を蒼脊と一緒に一星に余計な事を告げ口した誰かさん。」


「えー?何のこと?私がそん事をするなんてまず有り得ないよ!だって部外者だし私…」


「しらをきるつもりならそんなの無駄よ。何せ証拠がちゃんと上がってるんだから!」


「ん?いったいどんな証拠があるの?」


「そ、それは!……あ、あれ?証拠なんてありましたっけ?」


「え…それを私に聞くの?確証もないのにあんな大口叩かないでよ川兎ちゃん。」


「ちょっと待って!証拠なら私が証明するよ!というよりも私達だってあなたの…」


ピコン!

ピコン!

ピコン!


「え?何の音?」


突然3人から聞こえてくる機械音に俺は3人の方へ視線を向けると…


「これ、小寧々ちゃんから受け取った何かの小型機械だよね?」


「う、うん…そういえばそんなのあった気がする。あまり重たいとも思わなかったし、気にもしていなかった。」


「というより何か妙なメーターが上がってるんだけど、コレなんなのかしら?」


「あ〜それはね。神楽坂君とどれだけ一緒にいてときめいたか反応する機械なんだ。いや〜知り合いに作ってもらって良かったよ本当に…」


………


「え?今何ていったの?」


「だから神楽坂君と一緒にいてどれだけときめいたかを示す機械だよ。それを蕾先輩達に持たせて実験させたというわけさ。」


「え!?そんな話し聞いてないわよ!」


「そりゃあそうさ実験なんだから当たり前じゃないか。」


「この子は本当に…」


「ふふ、当然だよ。そんな簡単に事が上手く行くことなんて早々ないんだから、楽しさ半分リスクがあるのは当然さ。そのおかげで君達はより彼との親睦が深めたって事になるよね。」


「な、なんて外道な子なの…話があまりにもできすぎると思ったら、やっぱりそういうことだったのね。」


「でもいったい何の実験なの?いくら一緒にときめいたとか言われても私達別にときめいた瞬間は特になかったわよ。もしかして別の実験か何かだったんじゃ?」


「いいやそんな事はないさ。君達の観測機にはちゃんと私の計測器に反応していたさ、それによって蕾先輩達は神楽坂君とのこれまでの関係数値が明らかに示される事になる。まぁ著作権案件にもなりかねないから敢えて口外する事はなかったんだけどね。」


「お前にはプライドみたいなものがないのか…」


「ふふん!その言葉私にとっては裏を読んでの褒め言葉だよ。私に恋愛に関してのプライドなんて1ミリも存在しないしやろうと思えば何だってやるよ。例えそれがどんな過去や未来の結末があろうとしてもね。」


「何を大袈裟なことを単なる測り如きで、つうかコイツらはここの為にお前の言う事を承諾したのか…あからさまにチョロすぎでは?」


「ち、違うわよ!私達はちゃんとあなたを楽しませる為にここへ連れてきたんだから。これといっておかしな事なんてないんだから。」


ギュイーーーン!


「え?何の音これ。」


「あ、因みにそれ言い方を変えての話し方をしても、それが好意になるような発言だったら、メーターの計測値が上がって反応するよ。」


「いやあたかも遅れた言い方でサラッと付け足す様な発言はやめてくれないかしら!もう遅すぎるのよ。」


ほ、本当にそうだな。こんな所で美森姉が嘘をついてまで俺に好いてるって話されても正直ここにいる俺が居た堪れなくなる。


「ん?でも待って美森ちゃん。その計測器今になって音がなるのはおかしくないかな?なるとしても、さっき一緒(・・)でごはんしていた時は何も反応なかったよ。」


「え?そうなの?じゃあもしかしてこれ誤作動で動いていたって事なの?………ちょっと待ってさっき一緒にご飯って何の話しをしているのかしら?」


「あ……」


やってしまった。と言う様な顔をしてこちらへ振り向く山茶花。そしてごめんと言わんばかりのテヘペロ顔……うん可愛いから許してあげたい…けど今のはあからさまな言い方だな山茶花。


「いっせ〜い?あなた喫茶店にいた時ごはん食べてなかったって言ってたわよね。どう言う事かしら?」


「いやそれは本当だって!何せ山茶花とはロシアンたこ焼きをしていたから、それでほとんどご飯なんて食べれなかったんだよ。」


「まぁ、あの時は確かにそうだね。お互いそういう雰囲気ではあったにしても、別にイチャイチャとかしてなかったもん。……うっ自分で言ってて恥ずかしくなってきちゃった。」


勝手に惚気だした発言をする山茶花に俺は困惑しつつ美森姉はこちらを凝視しやたらと睨みつける。


「あ〜物凄い言いにくいんだけど、蕾先輩と火花ちゃん。2人よりも物凄い数値で叩き出してる子がいるんだよね。その子が1番2人よりもいい雰囲気で恋愛的にも高かったんじゃないかな?」


「え?」

「え?」


なにそれ?みたいな反応をする2人はその数値が高いという小橋の言い様にもう1人まだ告げられたいのがおりそちらの方向へ振り向くと。


「………え、え?わ、わたし?」


「そう!やたらと高いのは君だよ菟ちゃん!」


「う、嘘よ!私神楽坂君の事ミジンコみたいにしか思ってないんだから!」


「ガーン!み、ミジンコ……」


地味にショックを受けてしまう一星はその発言が心に響きやはりあの時まだ溝は完全に埋まらず広がっていたのがあったんだと錯覚しほんの少しどんよりとする。


「あ、あ、ち、違うんだよ。神楽坂君これはねその…」


それをやたらと弁護する川兎を見る小寧々はニヤニヤと笑いながら測りに出ている計測値を見てうんうんと頷く。しかし小橋小寧々はそれだけでは終わらずまだ何かを暴露させるつもりなのか更なる追い討ちを仕掛ける。

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