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俺の幼馴染達が復讐を終えるまで姿を現さない件について  作者: Phantom
第一章 幼馴染達との再会(仮)と復讐
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野谷山火花の水泳による泳法のバランスとアンバランスでの勝負の仕方

ザバァン!ザバァン!ザバァン!


ヒューー!やりますね!ワズカにながらスイメンでたたっきるヨウなオトがスイチュウのナカでもツタワリますよ。サイシュウオリカエシ、そこではバタフライかヒラオヨギこのニタクにシボラレますが…まさかのイキオイアマッタバタフライ…フフこれが、カグラザカのシアゲタコウハイ、ムシャクルイしてきましたよ!


くっ!やはりあの人に追いつけない。神楽坂君の言われた通りこなしてきたけれど、ここでのお得意のバタフライじゃ通用しなかったら意味がないじゃないの。


クソ!どう言う事だ!全員追いつけやしない。このままだと私の世界中に響き渡る名が汚れてしまうじゃないか。


キャア!!!

うぉぉぉぉ!!!


「物凄い盛り上がりじゃないか。このまま一直線に行けば勝てるんじゃないのか?」


「いや無理ですね。確かに俺が言った通りに野谷山はやってくれています。けれど、それでもまだカンベルさんには届かない…しかも…」


他にもまだ2人ぐらいそれに並び立つ猛者がいる。割に合わないが、初手から1位から3位以内に入るのは無理だろう。本当なら最初の段階でギリギリ3位以内に入れば御の字だったんだが…やっぱり世界選手は伊達じゃないって事か…


ピピピーーーー!!!


100メートル自由形最初に一着したのは勿論の事カンベルさん。そして2位と3位は惜しくも入る事はできず、野谷山は4位の中に入った。それぞれの記録タイムはカンベルさん以外は自己ベストを更新したらしくそれに喜ぶ人も多々いた。


「初手はやはりどうやっても追い越す事はできないか…」


「そうですね。でもこれでいいんです。俺がいった通りにしてくれていて記録が伸びなかった野谷山も僅かにだけど、伸びる事ができました。まぁ身長の差で当然に0.05秒の差のハンデにはなってしまいましたけど、自ずと前へ進展しているのは確かでしょう。後は残り2回そこで3位以内に入れるかどうか…」


「そこも問題かもしれんが、もう1人厄介ないるやつがいる事を忘れていないか?まぁ別の意味で厄介だとは思うがな。」


「厄介な奴?……ああ。」


厄介な奴に俺は小萌志先生が言ってる奴が誰なのか最初は何の事かと思ったりしたのだが、まぁ悟ってしまってしまった事で確かに別の厄介事が生まれてしまったと認識してしまう。でもそこに関しては一切俺の考えてるプランの中には入っていなかったし、そもそもどうでもいいと思っている自分もいた。だから小萌志先生には悪いがあの男、露光さんには野谷山の踏み台になってもらう他ないだろう。


バシャン!


「ふぅ〜!」


火花はつけていた濡れた帽子とゴーグルを脱ぎ髪を左右に振りながら水飛沫を払いながら一息つける。


……うんまぁ確かにここまでは神楽坂君の言われた通りちゃんとこなしては言っている。タイムも伸びたし後の2回に上手く1位から3位以内に入らないといけない。当然と言えば当然かもしれないけれど、やっぱり他の競合選手もいたりして生半可に追いつける要素がない。でもこれ見越して神楽坂君が組み立てたプランがある。それを上手くこなしていけばこの勝負私に正気があるはず…


バチャン!


「ふざけるな!」


「え?」


突然の怒涛する声に何事かと振り向く選手達、やたらと切れ気味というのは一目瞭然。それも当然だ。彼が切れているのは自分でも予想外な結果になっている事に驚してしまったのだろうか…あれだけの去勢はいったいなんだったのかと弄りたくても弄れない状態から露光は自分の順位に腹正しく憤る。


「………順位が最下位から2番目…それって10人いる中での8位って事…嘘…だってあれだけの自信だったのに何で…」


「それは俺が聞きてえくらいだ!」


怒りの矛先がモニターに映り出した順位と記録タイムに向けてからの火花が漏らしてしまった事で、その方向に向いてしまい、所謂からみ酒に似ためんどくさいからみが火花へといく。


「記録もタイムも普通ならベストと言われるようなタイム…58秒台近く、それでも他の選手は2秒先まで記録が上、僅かの差だけでそこまでの順位での切り開きがあるって、本当に世界は広いんだ。」


「何自分は違いますみたいな顔をしているんだ。お前も似たような様だろうが!お前みたいな奴はチートという概念の人間なんだよ。私みたいな努力の人間がやっぱりお前みたいなチートに勝てるわけがなかったんだ。いやこれはまだ一回目…そうだまだ一回目なんだ。次こそは私がお前を通り越して1位以内に入ってやる。」


「………」


「なんだその目は?俺を憐れんでるつもりか?その暇があるならそのチートが後ほんの少ししか持たない事を気にするんだな。」


「………私そんな事言ってないのに勝手自分で納得して自己解決しちゃった。いいのかなあれで…」


「いいんじゃないですか?アイツはアイツなりにジブンでオイコンデルだけ、キニせず、アナタはそのままイジツヅケテガンバリマショウ。」


「うわ!びっくりした。カンベルさんですか。驚かさないでくださいよ。」


「あはははすまないすまない、いや〜あんなフウニあなたにカランデルのみるとなんとコエをかければいいかわからなかったもんでね〜しかし、じぶんのシッタイがそれにキヅカナイとなるとアイツはもうオワリデスネ。いってしまえばスクイようがないというやつでしょうねあはははは!」


「え、そこ笑う所なんですか…今物凄くシリアスな空気だった様な。」


「んん?こんなオモシロイテンカイなのに、どうしてシリアスなコトになるのですか?ムシロワタシはコレからあなたがカグラザカにどれほどのキョウクンのセイカをみせてくれるのかタノシミでシカタガありませんよ。デハまたキュウケイがオワッタらノチホド、ツギもキタイしていますよ。ミライのエースさん。」


そういいいながら彼はスポーツドリンクを飲みにドリンクを取ってくる。


「………エースか。舐められてるって事だよねこれは…でもまだ一回目、後がないのは分かっているけれど、まだ2回ある。私が狙う場所は3回目の最終試合…本当はできたら2回目で3位ぐらいにはいればベストなんだけど…うん、コレは多分無理よね。となれば次のも流す他ないか…」


だとすればうん…私らしくないけれど彼に花を持たせるしかないよね。正直あまり気乗りはしないけど…次は大方予想通りになると思う。


「……やっぱり周りの視線はこっちに注目するか…でもこれも狙い目の1つ…よし!次といきますか。」


火花は両手をぐーにしながら意気込みみたいなのをさせ気合入魂をしながら自分も休息を取り次の第2試合へと挑む。


………10分後


「ふぅ……」


「次は絶対に私が勝つさっきのはまぐれだ。」


「うんじゃあ次は勝ちを譲ってあげる。だから全力で自分の力を思いっきって進んでよね。」


「はぁ?お前何を言って…」


位置について!よーい!


「そんな事を説明している暇なんかないよ。ほらそんな事考えてたら他のみんなに抜かれるよ。」


「くっ!生意気な…クソ!やってやる。私の努力の力を舐めるな!」


ピーーーー!!


ザバァン!


全員ホイッスルの合図と共にプールの水面へと潜り自分の得意とする競泳(えいほう)で泳いでいく。


よしいいぞ!初手から、この勢いコレならまずアイツに負ける事はない!……待て何かおかしいぞ。


周りの水を掻く音が微妙にズレてるいや離れているのか何か相反していない?どうなってるんだ?ひとまずもう少しで折り返し地点だ。そこで反転して周りの確認を…


ザブン……ブグブクブク!


な!?


バシャンバシャンバシャンバシャン!


ど、どういう事だコレは!な、何がいったおこっている。


ピーーーー!


2回目の模擬試合、何事もなく決着がつきそれぞれがスタート台から入った場所から上へと這い上がる。


「ふぅ!何とか今回も成功……そして案の定。」


火花は自分と同じぐらいのペースで泳いでいた人達を確認しつつ何やら息が切れているものもいれば、呆れているものもいたのを把握していく。


「………うんコレなら何とかいけるかも。」


「何がいけるんだ?あ?」


やたらと切れてくる露光は火花の何かしらの思惑がある様な言い方に腹が立ち火花へ文句があるかの様にして迫っていく。


「どういうつもりだあれは?」


「どういうつもり?私は特に何もしていませんけど。」


「とぼけた事言ってんじゃねぇぞ。お前わざと水を掻く動作を緩めただろ。あれはいったいどう言った了見だ!」


「……それはたまたまあなたが早くなって泳ぎきっただけだと思いますけど?」


「ふざけんなよ!私が早いのは当然の話だ!」


当然なんだ。何か恩着せがましい人だな…


「なら何でそこまで不満がるんですか?いったい何に苛ついてるのかさっぱりわかりません。」


「正気かお前…ここまで言って私が怒っている理由がわからないだ?なら言わせてもらうが、タイム自体少しペースを上げてゴールさせてもらっての3位私的にはありがたい事だ。だがお前が私よりも遅いというのはとてもじゃないがげせんのだよ。」


まぁ当然だよね。だってわざとあなたと残りの2着と1着の人に力を思いっきり絞らせて勝たせたんだもの、ここで私が遅くなるのは当然…これも作戦の内の1つだから。……そう1週間前に言われた事私はそれをただ単にこなしていってる他ならないのも。


…………1週間前プール施設


「今の野谷山じゃあ絶対に1位から3位内で入賞する事はまず不可能だ。他の競合選手達の記録をみると僅かな差でお前がまけている。」


「じゃあこれまでのやってきた事は無駄になるって事なの?」


「いいやまだ望みはある。お前の四つの泳法あれを見てやはりと思った事があったんだ。」


「思った事?それっていったい…」


「野谷山お前1試合目と2試合目わざと負けろ。」


「は?」

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