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俺の幼馴染達が復讐を終えるまで姿を現さない件について  作者: Phantom
第一章 幼馴染達との再会(仮)と復讐
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施設内にある警備プログラムシステム

嘘だろ。ホロプログラムの警備システムがあるなんて、なんなんだこの学園やばくないか?というよりこんなのが本当に実現していたなんて知らなかった。


「神楽坂君嘘みたいに思えるかもしれないけど、この学園のほとんどはこのプログラムが警備しているの。つまり何かあったらこの学園の警備システムが一気に発動して不法侵入者達は一目散に撃退できるってわけだね。」


「と言っても常に起動してるわけじゃないんですよ。コレを使うにも莫大なお金とエンジンがかかりますからね。必要最低限以外はエコモードにしているんです。だから何もなく昼間に学園が集まる日はほとんどがエコモードになってるんです。今日とかそういう日ですからこちらの事は何しに来たんだという認識にしかなっていません。」


「いや何か普通だなそれは…でもまぁそれなら容易く入れそうな気はするが…」


ピッピッピッ…ピロリン!


ん?何だ今の機械音みたいなのは?


「あなた方3名の証明確認を致しました。主にこちらには用などないはずです。何用にこられたのですか?」


「すげ〜なやっぱり、コレがホロプログラムか。実際の人間みたいな形で出てきたらもっと凄かったけれど…」


「一応それもできるにはできますけど、それはちょっとまた違う話になってくるので、ひとまず置いといて…コホン!私達は今日野谷山火花先輩に部活の件で用があってここにきました。面会を許可していただきたいです。」


「………許可します。」


「え!早くないか!そんな簡単に許可が出るものなのか?」


「まぁ多分今のは私達2人だけの許可だと思う。あっちは最新式プログラムだから、それらの情報はインプットされてる人口頭脳を持っている。だから、人間並みの判断で答えてはくれるけど、ここに例外な人物が混じっていれば…」


「しかしそちらの男性は許可できません。ここは主に女子水泳部つまり女性しか入れない敷地となります。申し訳ありませんがお引き取りをお願いします。」


成る程な。確かにそうだ。女子しか入れない場所に男性が入るのは明らかにおかしすぎるし、怪しい…それが学生服を着ていても男は男…普通は駄目だよな。


「でもその為に私達がいるんですよね東郷先輩。」


「そう、ここに女性が2人いて、尚且つ男性が中に入る理由それをプログラムに分からせればいいだけの事…つまり。」


「つ、つまり?」


「私達はここにいる男性とあらやる事を彼に扱いてもらう為に連れてきたの。だから、ここにいる男性は私達に指導してくれる立場でもある。だからここを通してほしい。」


「おい!!!!!」


何言ってんだそんか誤解を招く言い方をしたら余計に中へ入れなくな…


ピーピーピーピーピー!


「ひ、卑猥!ひ、卑猥!卑猥です〜〜」


プシュ〜〜


グィーーーーン


「は?」


何故か突然扉が開きだし目の前にいた人口プログラムの少女は目眩をしながら、倒れこんでいた。


「………どういう事これ。」


「さぁ!中へレッツラゴーです!」


「本当に単純なシステムプログラムだねこれ。」


「いやだれか説明してくれよ。」


よく分からない状況のまま何なくと中へ入る事に成功する俺達。何であのシステムプログラムは勝手に目眩を起こしながら倒れたのか理解できずにおりそのまま先へと進む。


「なぁ?あれはどういう事なんだ説明してくれ。」


「説明?う〜んそうだね……単にエロい話に弱いと言えばいいのかな。」


「はぁ?」


「そうなんです。あの人口プログラムちゃんはある人物を糧にして作られた人口知能プログラムなんです。誰かは分かりませんが、それを元に造られたんで、その人の記憶や思い出をそのままぶち込んだ性格らしいですよ。何でも10年前とかの子どもの記憶を元にして造られたとか。」


「そんな馬鹿な…それだったらあのプログラムは子どもの生態そのままで動いているだけじゃないのか?それは優秀なプログラムだではなくないか?」


「それはちゃんと分かってるよコレを作ったプログラム社は、それにそのまんまインプットしているんじゃなくて生きたままの状態をそのまま人口知能プログラムに入れさせて同化に近い感じにして作動させているの…正直私からしたら狂ってるようなプログラムにしかお前ないけどね。」


「同化か……けどそれが本人に直接伝達されるってわけじゃないんだろ?言ってしまえば故障みたいな事が起こっても本人に影響がないなら何も問題がないんじゃないのか?」


「私もそう思っていたんですけど、いったい何が狂っているんですか東郷先輩?」


「……これも私の知り合いから教えってもらっただけに過ぎないから何と言えないんだけど、同化(・・)が1番の厄介事らしい。どうやらまだ完全に互いのシンクロ率が合わさせていなくていた何が起こってもおかしくないぐらい不安要素があるんだって、でもそれが10年以上も続いてるなら特に問題はないんじゃないかとも言われているけれど、成人になるまでは何とも言い難いんだって…」


「成人って、まさかその子未成年の子なのか?しかも学生か。」


「そう。そしてまだ一般公開告知すらしていないとなると、多分まだ不安定要素はいくつかある。何かしらトラブルが起こらなければいいんだけど、スペックが高い物はこれだら困るんだよね。」


しかし何だか凄い事を聞いたな。この学園にそんな機密プログラムがあったなんて、その内もしかしたら街全体に人口知能を植え付けた化学発展とかあったりするのかもしれないな。そう思うと男としては高鳴る部分があったりする。


「あ、そろそろ着きますよ。」


そんな機密機構的な話をしている中ようやく野谷山との待ち合わせしていた水泳施設とされるプールの場所へと辿り着く。辿り着いたのはいいのだが…


「………は?」


きゃあ!!!!!!


周りからの甲高い声が施設全体に響き渡り俺はどういう事なのかさっぱりわからず思考回路が停止し目の前が直視できずにいた。


「どういう事だこれは。目の前の女子がほぼ全裸って、なんなんだここは…裸族の集合体かこの場所は?」


「冷静を保ってるとこ悪いが、何故ここに男がいるのか説明してもらおうか君?」


眼前が危うい状況の中背後からやたらと気高い声をかけられ、目の前よりかは遥かにマシと思いながら後ろを振り返る。


「………ほっこっちはちゃんと水着を着ている安心した。」


「安心したじゃない。お前ここがどう言った場所を理解して入ってきたのか?いやそもそも、男子禁制なはず、人口知能プログラムはいったい何をやっていたんだって……ん?」


気高い女性は俺の傍らにいた春野原と東郷を見て深くため息を漏らしながら、何やら納得したような顔をする。


「そういう事か、お前たちの仕業だったのか?いったい何の目的でこの男を連れてきたんだ。」


「えーと、その神楽坂君は野谷山火花さんと約束があったらしく、それでいつまでも来ないからとこうやってここまで連れてきたんです。」


「だが、そんな話し野谷山からは聞かされていないがな…」


「それは無理だったんじゃないんですか?何せ今日はベスト記録更新をする為にほとんどの水泳部員を強制させてたんですよね?だとしたらどうつけ入る様な事ができたんでしょうか?多分水を刺したくないから言える事も言えなかったんじゃないんですか?」


「それにその記録更新の為にここを使ったという事は、やっぱり先生のやり方なんだね。全裸にさせて、体の柔軟バランスを発展させるという意味の分からない練習方法……それに効果があるとは私は思えないんだけど。」


はぁ?全裸になって柔軟バランスを発展させるだ?そんなやり方初めて聞くぞ。というより水泳着を着ないと柔肌にダメージがいくと思う。


「何を言っている。全裸にさせたと言ってもほんの数分だけだ。それで体のある密着させた水着の水分が邪魔になって重さとなる事があるから私はその重さを軽くさせる為に脱がせただけだ。」


「けど、それで何か解決したというのはどう見ても思えないんですけど。」


「当たり前だ。水着を着て泳ぐコレは当たり前の事…しかし着ている水着が仮にも体への収縮する事でそのスタイルによる泳ぎ方が理にそぐわない可能性もまた然り……けれど彼女達はそれをいやいやながら承諾したんだ。私は私のやり方で彼女達を育てあげる。だがここで男子が入って来たとで彼女達は肌を隠す為急いで水着を着用してしまった。実に残念だ。」


何が残念だ変態教師女そんなのただの性癖にすぎねぇじゃねぇか。こちら側の被害も考えろっつうの。


「さて話を分かってくれた所でそろそろ引き上げてもおうかな。野谷山は今体を休めている。休んだ後記録更新の為もう一度泳いでもらう必要がある。」


だれも分かったなんて言ってないんだが……てか野谷山には全裸にはさせないよのかよ。まぁ全裸だったら全裸で目のやり場に困るから別にいいんだが…


「その泳いでもらうのに俺は彼女から見てほしいと言われ今日この場所に来る予定だったんだが、野谷山からはこれといった返事はない。悪いけど彼女と接触するまではこのまま引き下がるわけには…うっ…」


ひ、引き下がりたい…でもまだここにいは多くの水着無し状態の女子が集まる部活施設……コレはある意味後が怖いやつだな。


「話は分かった…けど、悪いが今日は立て込んでいるからな。すまんが会わせるわけにはいかん。」


「そこを何とかお願いできませんか?私達その為に神楽坂先輩をここに連れてきたんです。どうかお願いしてほしいです。」


「私からもお願い、じゃないと何の為にここに入ってきたのか分からない。」


「しかし…まだ野谷山の記録は伸びていない縮まる気配すらもない…会ったところで何も変わらないきがするんだがな。」


「………あ、あれ?神楽坂君?」


「野谷山。お前…」


何故か両方の手にスポーツドリンクを持つ姿の野谷山がちゃんと水着を着ながら待合室の方面からひょっこりと姿を現す。


「よ、よかった〜きてくれて。あの後心配してたから帰っちゃわないかと心配したんだ。」


「ああこっちも心配だったさ、心配はしたんだが…」


「?」


周りの視線があまりにも痛すぎてこの状況はとてもじゃないがいたたまれない。早く野谷山の身体能力がどういったものなのか見学させてももらってここを出ていこう。じゃないとまた学園内で要らぬ噂が広まる。

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