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俺の幼馴染達が復讐を終えるまで姿を現さない件について  作者: Phantom
第三章 新たな復讐の惨劇新幼馴染達による反撃
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新たな生徒会メンバー登場

くっ!こんな人の為に私がどうしてこんな厄介ごとに巻き込まれなきゃいけないんですか。

そもそも先生も先生です。余計なことを言って他の方達がコチラへ集まったきたじゃないですか。

ここは上手く誤魔化さなければ…


「ああ!そう言えば、さっき校門前でやたらと大きな声で言ってたの私さっき聞いたわ。」


うん。そう簡単にはいけそうになかったみたい。

私の考えが甘すぎたわ。


「けど杉原澤さんって誰も付き合わないイメージがあったのだけれど……色々とやってる事はやっていたんだね。」


「ち、違うんですよ!本当に違うんです!彼とは付き合ってた言ってもほんの1週間であって、そんなの付き合ってる判定にはならないと思うんですよ。」


「何を恥ずかしがってるんだ。色々と手を繋いだりあちこちと触れ合った仲じゃないか。」


きゃあ!!!!


そんなことを言い出す磨賀の言葉に周りの女子は絶叫するような叫び声をあげながら驚き男子側は更なる嫉妬の目線を送る。


「それは勝手にあなたが私の手を握ったからでしょう!妙な誤解を招く言い方をするんじゃありません!」


「は!?そんな恥ずかしがる君も可愛いじゃないか。」


ブチ!


いい加減にしなさいよ。

マジで頭カチ割りますよ。


ふっさっきの朝の仕返しさ…俺との変な噂が広まりたくなければお前自身でどうにかするんだな。


「……ふ、ふふ。もう何を言ってるのかさっぱりわかりませんね。私そう言った冗談は好きじゃないんですよ。それにさっきの校門前での騒ぎもああ言えばあなたが周りからの女性に囲まれるのを阻止する為に行った行動です。校門前は何も女性陣を集めてでの場所じゃありません。学生が登校をし帰宅する為の場所なんです。朝からああいった迷惑行為は私としても看過できなかったので、あなたの口車にまんまと乗ったんですよ。」


…………


いやその言い訳は無理があるんじゃないか。

変に拵えた言い訳じゃあ周りの連中納得してくれないんじゃ…


「そ、そうだよな。杉原澤さんは見た目も中身もちゃんと礼儀正しいのがあるから、そういった迷惑行為は嫌だからわざとそういった見せつけ方をして迷惑な女子を一掃したんだ。それ以上でも何でもないのは俺達男性陣は理解しているぜ。」


うんうんうん!


「そうよね。杉原澤さんならそうしてもおかしくないかも。確かに校門前で何やら如何わしい事が行なっていたみたいだからそれをたまたま制止させただけよきっと。」


うんうんうん!


「お〜マジかよ。」


うん俺もそう思った。

マジでそんな解釈でいいんだ。

てか本当にここは天才が集まる場所なのか…いくらなんでも違う方向性への解釈やばいだろう。


「え…あんなので信じるんだ。さすがは天才水泳選手だね。私だったら絶対に信じないかな。もしかして水泳選手だから周りへの捏造を上手く調整できるのかも…だとしたら姫乃ちゃんは相当な詐欺師だと言うことになるね。」


その考えだと山茶花も詐欺師判定になってしまうが…それを理解して今言ってるのか?


「う〜ん。1週間でのお付き合いか……いいな〜私も1週間だけでも付き合ったら何かしら進展あったりするのかな。」


こっちはこっちでなんか妙な事を呟いてるし…てか声優アイドルがとんでもない事を口走るのやめないか。俺が1番ハラハラして心許ないんだが…


「そう言えば校門前であんな事があったわけだから…多分生徒会の方で何かしらあると思うわよ。」


「何かしらって何だ?」


「うう〜ん……連行されて事情聴取とか?」


「それなら周りからの話を聞いてからにならないか?そんなすぐに事情聴取されるって、よっぽどの通報者か何かがいなきゃ連行なんてされ…」


バン!


「失礼します。生徒会の者です。ここに朝方校門前で騒ぎを起こした方、今すぐ生徒会室まで御同行お願いします。」


うん言った側から生徒会の人が乱入。

本当どうなってんだこの学校は…


「な、鳴神かとおもったけど…違うやつが現れた。誰だアイツ…」


「み、ミミちゃん。あのミミちゃんがどうして学校に……」


「あ!副会長どうして生徒会にこなかったのですか!今日の集会ほったらかしにしたら駄目じゃないですか。」


「え?私その話し今聞かされたんだけど…こ、木葉ちゃんに一回きいてみないと分からないからちょっと聞いてみるね。」


ガラガラ…


「あ、その必要はありません。」


「木葉ちゃん。」


「上級生の方々朝から教室への訪問大変失礼致しました。こちら生徒会からのお声がありましたので、取り急ぎ急遽不躾な形深く謝罪致します。」


相変わらずの外面だな。

内面友達想いの優しい子だってのに外面はかなり厳しい面がある。

特に俺には辛辣ではあるんだけどな。


「あ、あの〜どうして副会長である私に何も話が来てないのかな?」


「直接教室へ行ってそのままつれてくれれば問題がないと会長からのお声がありましたので、私と美々ちゃんとでコチラの方へきたまでという話です。」


「その通りです!大人しく連行されてください!」


「み、美々ちゃ?わ、私も連行対象なのかな?」


「あ、間違えました!……ど、どなたが連行される対象なのでしょうか!」


な、なんだこの子…やたらと元気なのはいいんだが、ポンコツ面が出て見ていて面白い…いやそれで大丈夫なのだろうか?


「は〜美々ちゃんはちょっと外に出て、私が話をつけてくるから。」


「いえ!それではせっかくここへ戻ってきた意味がありません!木葉!私もお手伝いさせて下さい!」


「いえ、結構ですので、とりあえず外で待っててくれますか。」


そう言って鳴神は美々?という女の子の背中を押しながら無理矢理教室から出ていかせ廊下で待機してもらう。

それでも尚どうして外に出したのだとか何でなんですか?という疑問のオンパレードみたいな言葉の雨が降られるぐらいにやたらと廊下がうるさかった。


「五月蝿いぞ!廊下は静かにしろ!」


「ひっ!ご、ごめんなさい。」


そしてたまたま通りかかった先生に怒鳴られ密かにしょんぼりとしながら泣き崩れる。

本当何しにきたんだあの子…


「はぁ〜すみません。単刀直入になるのですが、ここにおられる方で一緒にきていただく生徒の名前をお呼びします。一緒についてきてください。」


「あ、あの〜もう少ししたら授業が始まるんですけど〜〜」


「あ〜その間にはちゃんと戻る約束をしていますので、問題ございません。」


「そ、そうですか。」


田中の奴せっかくの勇気をだしてくれた言葉だったのにそのままへなへなとして気落ちしてしまった。

なんか可哀想。


「え〜では、まず神楽坂さん。」


「また!」


騒動の中にはいたけれど、何かをやらかしたわけじゃないんだが……最早俺生徒会に狙われてないか?


「次に杉原澤さん。」


「え…わ、私もですか?」


「野谷山さん。」


「ふぇ!わ、私も!」


何でこの2人は呼ばれないと思うようなリアクションしてんだ。

普通にお前ら2人は呼ばられるのは前提じゃないか。なのに何で俺が呼ばれたんだ。

絶対あとつけとしか言いようがない。


「ふっやれやれいったいどんな迷惑行為をして生徒会に呼ばれる事になったんだい。朝の騒動だとは思うけど、流石に僕に色々されたからといってそれだけで呼ばれるとは到底思えないな。」


「いえ朝の騒動の件だけです。」


「………そ、そうなんだ。」


思いっきり恥ずかしい事を言ってしまったな。

朝の事以外に他に呼び出される事なんてまずないだろう。


「ん?ちょっと待てくれ、もしそれがそうだとしたならもしかして僕も?」


「ええ、1番の重要人はあなたですからね。朝からナンパ行為で生徒の登校を阻害した件でお話しがあります。なので同行拒否はまずあり得ないと思って下さい。」


「……お〜まいが〜」


なすがままに連行されていく磨賀。

寧ろ何故自分は連行されないのかと思ったのだろうか。たまにアイツの思考は浅はかだなと思う。


……生徒会室


「失礼します。ってあれ会長は?」


「今日会長は欠席されています。何でも別件がある為後の事は宜しくと言われているのもありつつ1人助っ人を送ったと言われたのですが……それがまさかの…」


「はい!私、長崎(ながさき)美々(みみ)と申します!長崎県と同じ名前の長崎美々です!」


何故長崎県という名前を誇張したんだ。

いや覚えやすいように言ってくれてるのはありがたいんだが…


「それでその助っ人の長崎さんは僕達が朝起こした問題?についてどう対応してくれるというんですか?」


「………」


「………」


「分かりません!」


………


「いやその分かりませんと言われても……何かしらこう、言うことがあるんじゃないんですか?例えばペナルティーとか停学処分とか…」


「そうです!そう言う事です!」


「あ、あの〜副会長さん大丈夫ですかこの人…」


「え、え〜とその、か、会長が助っ人として呼んでくれたというのがあるので、私からは何とも言えませんというか…」


「………」


磨賀は俺の隣に立ちこそっと俺にこう言ってくる。


「この学校の生徒会大丈夫か?誰も頼り甲斐がないというか……役に立たないやつが多いぞ。」


まぁそう言われても仕方がない。

特にあの子に関しては色々とはちゃめちゃな部分があるし、何故か宇佐木田さんには情報通が皆無。

となれば残る生徒会で役立つ人物に最早委ねる他ないというわけで…


「まぁな。でもその点立派な人物が1人いるからな。その人が上手く纏めてくれると思う。」


「立派な生徒会の人物が1人?………え?もしかしてあのチンチクリんな子がそうなのか?」


「聞こえていますよ。そこのイケメン風な外面先輩。」


そう言って鳴神は俺達の側にいたがわからゆっくりと歩いて前へ出る。

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