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俺の幼馴染達が復讐を終えるまで姿を現さない件について  作者: Phantom
第三章 新たな復讐の惨劇新幼馴染達による反撃
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俺の幼馴染達はやっぱりどう考えてもサイコパスにしか思えないほどヤバい件について

ぐっ何で私ばかりこう責められないといけないんですか。私じゃなくて、このゲームを作った財閥家が悪いのに……いえ名前を別に言われてないから私自身の事を言われてるわけじゃないんですけど……やっぱり腑に落ちません!


「言いたい事はわかる。俺自身もここでのゲームに関してはかなりのクソゲーと自負している。」


「か、神楽坂君まで!」


「でもそのおかけで、鶴海に打開できたんだ。クソではあるけれど感謝すべきなのは間違いないな。」


「か、神楽坂君〜〜」


自分のことではないと分かっているのにどうして涙が出てきてしまうのでしょうか。

コレを教訓に次はちゃんとしたゲームを作ってというよりも帰ってちゃんとバグの修正を撤退的にしてもらうよう掛け合いましょう。はい!


「まぁ発売前の前日だからバグ多いのは仕方がないのはわかりますけど、一応このゲーム会社は有名ですからね。それは先輩も分かっていらっしゃるかと思うんですけど…」


「ああ、勿論理解している。けど、今のところはこのバグが直れば後はちゃんとしたゲームとして、オープンワールドとしては完璧なゲームじゃないかと俺は思ってるぞ。」


「あは!それは確かに言えてますね。同じこの会社のゲームを好きなツルミ達にとっては杞憂な考えだったかもしれません。」


「いやそこまで好きとは言ってないが……まぁいいや。さてと鶴海お前がこのゲームで負けを認めてでのやり始めにはなってはいるわけだが……根本的にお前はホラーが苦手なのは変わらないんだろ?じゃあこのゲームでのホラー要素での克服云々はいったいどうする気なんだ?」


「あ〜それはですね。………う〜んどうしましょうかね。正直話すのが恥ずかしいんですよね。」


「恥ずかしくても言いなさい鶴海ちゃん。あなたは私達にトラブルを巻き込んだ責任があります!それを言わなきゃフェアじゃありません。」


それをあなたが言いますか…山茶花を巻き込んでトラブルを起こしたのは迷惑ではないと言うのだろうか……新幼馴染達は違う意味で頭が逝かれてるなと思うのは絶対に口に出すのはやめておく事にしよう。コチラに妙なヘイトが飛んできたらたまったものじゃないもんな。


「そうですね。その辺に関しては申し訳ありません。っとひとまず配信は一時中止にしてっと…」


ビュン!


ん?今何て言ったんだ?配信を一時中止と言ったのか?……ちょっと待てつまり今までの会話って配信されているのを見ている奴が沢山いるって事なのか?だとしたらそれって…


「お、おい鶴海。今のを生配信していたのか?今までずっと…」


「はいそうですよ。」


「だとしたらお前相当まずいんじゃないのか?俺達の素性に関して名前バレとかヤバいだろう。」


「ああ、問題ありませんよ。配信中にある事に気付いたんですよ。ツルミ達の名前とかそこら辺に関してはちゃんと伏せ字やら何やらでバラせないようになっています。ここでの会話は確かにツルミ達には言語されていますけど、配信される部分つまりは視聴者側は見れないというのと聞き取れない形になっています。なので編集には持ってこいのアドバンテージですね。」


「は、はぁ〜」


いや著作権対策か何かだとは思うが…それはもう度を越えすぎた不具合なんじゃないのかな?

文字化けは確かに分かるが配信してる声とこのゲームに介入している俺達の声がバグってるってもう修正パッジがえげつないほどの容量になる気がする。


「ええ〜ど、どうしてそんなゲームを私の財閥家達は販売させたのでしょうか…」


本人も目を丸くしてかなりのドン引きじゃないか。

バグを理解しつつもこんなド派手なバグがあったらそりゃあそうなるよな。


「では配信を一時中止したという事で、ツルミのお恥ずかしな話を聞いていただきましょうか。ツルミが皆さんを巻き込んでまでした事…それは確かにツルミの復讐という信念を用いてやった事に他ありませんでした。でもへへ〜ツルミは1秒でも長く先輩と隣り合わせで一緒にゲームしたいというのが本音なんです。そして、ツルミの嫌いなホラーゲームの克服する為の療法になるという素晴らしい発想をツルミは思いつきこういった事を致しました!」


恥ずかしい話題というより、ただのおバカな解答だった。それでホラーゲームを克服できるわけないだろう。


「え?それって単なる私利私欲で神楽坂君を隣に置きたかっただけという話なのでは?」


「ムム!それを言うなら姫乃ちゃんだって同じじゃん!同じ水泳という共通するものでお互い興味を惹かせてポイントを稼ぎしたんだからツルミとなんら変わらないよ!」


「わ、私の話は関係ないでしょう!今はあなたの話をしているんですよ!勝手に話題を私に変えないでください!」


2人の駄目な部分を言い合ってるのをみているコッチの身にもなってほしい。

色々といたたまれないんだよ。


「だあ〜お前らが今更復讐で恥ずかしい部分を隠そうが隠さまいがどうでもいいし、後正直どっちもどっちなんだよお前らに関しては…」


結局鶴海の妙なゲームでの復讐は単に自分のホラー要素を何とか克服するための俺を利用してでの魂胆だったらしい……千奈美達に関してはおまけみたいなものらしくて、特に命とかそういうのをとるという手段は毛頭なかったらしい。後パスワードに関しても普通に自動でログアウトできるよう設定してあったらしく本当にここでの鶴海による騒ぎは単なる騒ぎを起こしただけにすぎなかった。


「全く戻ったら鶴海に関してはお仕置きだな。」


「そ、そんな!ツルミは単に先輩とホラーを克服したかっただけなのに!」


「お前が千奈美達を人質に取ってるからとか脅迫みたいな事を言い出すから無理に介入したんだよ。それにとんでもないコラボというおおぼらまでふきやがって…」


「う、嘘じゃないもん!」


「はいはい。それよかもうここにいる必要なくないか?さっさとログアウトしよう。もう終わったんだし…いても仕方がないだろう。」


「むう!もうちょっと幼馴染の時間を大事にとかその辺思ってくれてもいいのに…先輩のいけず…」


「厄介ごとはできるだけ長くいたくないんだよ。それに俺にはまだ後の2人の解決が残ってるんだ。」


「風香ちゃんと雪羅ちゃんのことですか?」


「ああ、アイツらの偽名がなんなのかは未だにわかっちゃいない。正直3人が颯爽と解決してくれてよかったと思ってるよ。」


でもまだ解決しきれてない問題があるわけだがな。


「風香先輩と雪羅先輩ですか。……あの2人に対して偽名なんてあんまり関係ないと思うんですけどね。」


「関係がない?どう言う意味だ?」


「あの2人って実は2人で一つの天才を用いての作品をつくりあげているんです。それはもうツルミ達よりも何倍も凄いんですから!」


「待ってください。さりげなく私を卑下にする扱いやめてもらえませんか?」


「ひ、卑下になんかしてないよ。単に落ちぶれてるとかその辺りだと思うよ。」


「鶴海ちゃん〜戻ったら本当にお仕置きをするから覚悟しておきなさいね。」


「ぼ、暴力反対!」


そんな話を俺達3人は何だか昔に戻ったような間隔を思いだしつつ密かに感じる鶴海がいったい何を求めていたのかを少しだけ察する事ができた。


「ああそうか。なるほどなそう言う事だったのか…悪かった鶴海。帰ったらお前には謝らないといけないな。」


「……先輩?」


俺の謝罪の意図する事が鶴海には分からなかったのだろうかこの言葉を理解するのが直ぐには理解できずとも自分がその答えを言う為今のままでいいだろうと俺はそのままにしてここをログアウトする。

そして2人もまた同じタイミングでログアウトしここでの鶴海の復讐は解決される事となった。


……一星の家


「………うっ」


な、何だろうだいぶ向こうに長くいたせいなのか体がやけに怠い。もしかしてこの端末での何かの影響なのか?だったら不良品にも程があるぞ。

お試しにやる端末ではないなコレは…


そう思いながらゆっくりとVRゴーグルを外す。

そして外した瞬間体が怠いというのではなくお腹の上に何かが乗っているのだと錯覚し俺はそいつにこう言い放つ。


「おい重いからそこを退いてくれないか。」


「あ〜女の子にそんな言い方駄目ですよ先輩。それは万死にされますから気をつけてくださいね。」


「今この状況でお前は万死に値しないのか?明らかにコッチに非がないというのが誰しでもわかると思うんだが…」


お腹の上に乗っかってあたかも悪びれもなさそうに笑顔満面にニヤながらやたらと頬擦りをしてくる鶴海。お前は猫かっつうの…


「はぁ〜体が怠いからマジで退いてくれないかな。」


「嫌です!」


「即答かよ!そこはもうちょっと悪びれもない反応かそれ相応の態度をするのが正しい反応だろう。お前には躊躇とかないのか。」


「あるわけないじゃないですか!」


そう言って俺の体を目一杯抱きしめてくる鶴海。


「お前人の話を……」


しかしここである事に気付きだし俺はそこからの言葉を止め鶴海から握りしめてくる握力の強さが伝わり何かに怯えているというような震え方を俺は聞かずにはいられなかった。


「………どうしたんだ?あんなに活発にゲームをしていた配信者だとは思えない反応だな。」


「ツルミの事をなんだと思っているんですか。ツルミもちゃんとした女の子なんですよ。」


「ぷっ…お、女の子か…そ、そうだなってあだだだだ!」


俺が思わぬ事を言い出した鶴海の言葉につい吹き出し笑いをしてしまい鶴海はそれに対して腹がたったのか…やたらと両手で握りしめる強さを強め何かが出そうになるのを必死に堪える。


「次にそう言った冗談を言いましたら今度は骨をおりますからね。気をつけてくださいね。」


「あ、はい。」


うん可愛い後輩かとおもっていたが前言撤回。

やっぱり俺の知ってる幼馴染達はサイコパスだ。



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