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俺の幼馴染達が復讐を終えるまで姿を現さない件について  作者: Phantom
第三章 新たな復讐の惨劇新幼馴染達による反撃
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ホシノ ナナノのコラボゲーム情報

その後無事に生配信を終わらせて今日の鶴海…いやホシノ ナナノとしての活動が終わりひと段落する。


「う〜ん!やっぱりホラゲーは怖かったな〜けど1時間半でクリアできたのは久々だよ。これも先輩がいてくれたからだよね。」


「それならば良かったよ。良かったんではあるが…あの後俺が離れようとしたら悲しむ様な顔でコチラを見てくるのやめてくれないか?怖いならそのままみた何かしら理由付けで止めたらよかったじゃないか。」


「あまりそれをするとさすがの視聴者を勘づかれてツルミの事を警戒しちゃうよ。え?もしかして誰かいる?とかもしかして恋人?みたいな感じで言われたらそれこそツルミの配信人生が終わっちゃうよ。」


「……因みに動画あげてのお金はいくらもらってるんだ?」


「え?う〜んとねざっと一千万か二千万かな?あ、でもでも生配信とかでの投げ銭とかもしてくれちゃったりしてくれるからまたもらってる金額も違うかも。」


スィッチャーの事か…それでも一千万か二千万はやばすぎだろう。

学校にいかなくてもよくないかというレベルなのは敢えて言わない方がいいんだろうか。


「はぁ〜しかし無事に終わって何よりだがコレまで本当にどうやってここまで伸びてきたのか不思議なぐらいビックリさせてもらったよ。配信やら動画を見た感じお前自身に何かトラブったという要素はなかったし何よりも上手くやれていた。なのに今日はまたどうしてそこまで怖がっていたんだ。」


他にもコラボの事について話すらも聞いてないしさっきの配信で何かしらドッキリみたいなのがあったりするのかとばかり思っていたんだがどうやら杞憂で終わったみたいだから敢えて触れずにはしたけれどやっぱり気になるわけで後でその事も聞くとしよう。


「ふふふ、先輩には黙っていたんですけど…実は…」


「ん?……ゲッ!」


そう言って鶴海が俺にスマホを見せてきたのは自身の部屋の周りに貼ってある俺の昔の子どもの頃の写真が沢山貼っていてつい驚愕してしまった。


「お、お前…部屋にこんなのを貼っていたのか。てかこんなのどうやって…」


「姫乃ちゃんにお願いしたんだよ。」


「ああ〜そういうことね〜財閥家って恐ろしいわな。」


「でもそのおかげでツルミはここまできたんだよ。寧ろ凄いと思わない。」


「それ自分で言うのやめてくれないかな。俺が言うならまだしもお前に言われるとな…」


「あははごめんごめん。でも効果覿面だったからツルミ的には良かったよ。」


「俺はよくないんだが……それ他の幼馴染は知ってるのか?」


「うん!」


うんって……それじゃあアイツら鶴海の事をどう思って接していたんだ。

ただの痛い子としての認定とかされてないよな。

よくあるヤバい奴みたいなというのもないというのを俺は信じたい。




「コホン!お前がホラゲーによる怖さ対策として俺を…ああ違うな。俺の子どもの頃の写真を使っていたのはわかった。」


「違うよ正確にはプリントアウトしてあちこちに貼り付けているんですよ。」


おっと〜今とんでもない発言を聞いてしまったぞ。

プリントアウト?子どもの頃の写真の奴を?

それもあちこちに貼って?

………鶴海ってもしかして…


「そ、そうか。まぁプリントアウトしてあちこちに貼っているのもまぁ許し……」


「ん?どうかした先輩?」


「って許せるわけがないだろう!明らかにヤバいだろう!」


「うわ!ビックリした。」


突然の俺の咆哮に驚く鶴海。

コッチが1番ビックリするっての。


「あ、あのな鶴海。」


「はいなんでしょうか?」


よしとりあえずコラボに関する疑念点に関してひとまず置いておくとしてコレからの鶴海の事について話し合うとしよう。


「お前コレまでに友達を作った事はあるか?」


「ふっ!ツルミにその様な者は存在しない。寧ろツルミを見てくれている者だけいればそれで十分なのさ。」


あ、コレはあれだな昔の鶴海。

うん舞い戻ってしまっているな。

つまりコイツは…


「お前もしかして猫かぶってるのか?俺達に見せる姿と人前で見せてる姿。お前2つの顔で周りを騙しているな。」


「え、え〜そんな事ありませんよ〜ツルミに至っては健全に皆んなとお友達を作っていますし、そもそも何の事だかツルミには分かりません。」


「おい口調。普通の話し方に戻ってるぞ。しかもそう言った形で話すと言うことは…現状そういう事だって事なんだな。」


「ふふ!先輩には分かるまい。この波動みたいなのを他の奴等には感ずる事はまず無理なのだ。だからツルミはこうして周りの連中とはつるまないのだ。……ツルミだけにな。」


しょうもな。

何自分の名前とかけてやがんだよ。

いやそれよりもこの言い訳の仕方。

厨二病独特の言い訳がましい仕方だな。

でもまぁ俺も友達という概念にあまり触れてはいなかったからコイツにとやかく言う筋合いはないのかもしれないが……あのプリントアウトした昔の俺の写真をカミングアウトしてきたコイツには絶対俺が思う未来にはなってほしくない。


「……よし!鶴海お前に関して少し聞きたい事がある。それも内密にな。」


「!?それって所謂先輩とツルミの2人だけのミッションですか!」


「ミッション?……ああ、そ、そうだなそういう事だ。」


今はコイツなりのニュアンスに沿って合わせないと多分ややこしい事になりそうだ。

けど俺自身も鶴海に合わせる厨二病語で聞き分けられるかそこが問題になりそうだな。


「ふふん♩楽しみだな〜先輩と2人だけの内緒話。きっといい話ができるんだよね。」


何だかウキウキしている鶴海だが、とりあえず鶴海には現実的真実を言わなきゃならない。

というかコイツに妙な道を歩ませたくない。


「ミッションでも秘密でもどっちでも構わないが…鶴海コレからお前をこのままにしておくにはあまりにもアレだ。そうよくない気がする幼馴染として…いや寧ろ他の奴はどうして今まで指摘しなかったんだと今更ながらに思ってしまう。」


「ん?ツルミはツルミの人生を歩んでるんだよ。それを先輩は否定するというの?」


「ああいやそうじゃなくてな。今のお前のやり方に否定はしない。否定はしないんだが…ちょっと捻じ曲がった方向にいってるというか何というか…」


「ん?何が言いたいの?」


くっ!ニュアンス的に伝えるのが難しすぎる。

鶴海が今後病んでしまうという未来が俺にはそれがわかってしまうというのが何となく予想できてしまう。でも今の人生に否定という言葉をかけるのは違ってるというのはわかる。


「………」


「ねぇ先輩そんなにツルミのことを心配するならコレからツルミとあるゲームをやるコラボをしてくれないかな。それでツルミは今先輩が悩んで考えている事に対して話を聞くよ。多分ツルミに何か不満があるからそうやって思いなやんでくれてるんだよね。じゃないとそんな楽しくない顔をした先輩の顔見たくないよ。」


ああそうか。

そうだったコイツ案外人の側面をよく見ているやつだったけか。

てかお前のヤバい問題なのにヤバい問題を解決する為のコラボの提案をしてくるっていったいどういう神経してんだって言ってやりたいんだが…ここは郷に入っては郷に従えって言うしな。


「そ、そうだな。そういえばお前コラボするとか何か言っていたがゲームでの事だったんだな。因みに何をすればいいんだ?」


「ふふ、ツルミがいったい何の為にここにきたと思っているんですか。ツルミは色んな意味で編集とか工作地味た事なのが得意なんですよ。」


ある意味では誇っていい部類ではあるが一部そうでは無い奴があるということをコイツは理解しているのだろうか。


「それでは先輩ご覧あれ!」


そう言って鶴海は自前で持ってきたパソコンを俺のパソコンに繋ぎ合わせて何やら予め撮っていたと思われる動画を見せられる。

チラッとみたがいつの間にか動画再生数が百万を超えていたのに対して俺だけかビックリしたのが異状だったのかはたまた鶴海が異端者なのか俺にはそのベクトルが訳わからずにいた。


………


「はいはい〜皆さんどうも〜ホシノ ナナノです。急な特別動画でごめんね。でも君達に朗報がありま〜す。なんとなんと今度配信者達とのコラボが決定しました!ワーーパチパチ!……うんまぁ動画だから他のコメント者達からの言葉はないのだけれど…コレは嬉しいサプライズだよね。まぁ短い動画にはなるけれど今度発売されるオンラインホラーゲームこのホラーゲームはみんながよーく知ってる危ないゲームとして販売されているわけだけど、命に関する別状はないから安心して楽しめるゲームだからもしノラとかで強い人がいたら是非是非参加してね。一応君達の為もありつつ3日後…三日後に皆んなとのマルチをやりたいと思ってるから腕のある人達は遠慮なく参加してね。それじゃあ!追っての詳細欄はまた別途でお知らせるから概要蘭を確認してね。それじゃあホシノ ナナノでした。バイバイ。」


………


「………コレがコラボお知らせ動画か?」


「そう面白そうでしょう。」


「何がどう面白いかは分からないが…少し不穏な感じはしたな。お前どんなホラゲーオンラインをやる気なんだ。この前発売したやつとか言っていたが俺でもできるやつなんだよな?」


「勿論だよ。因みに先輩のパソコンには既にインストールするからコレからツルミと一緒に頑張って朝まで練習しよう!」


「ああ分かったよ。それなら何とかやれ……ん?今なんて言ったんだ?」


「だからツルミと一緒に朝まで練習しようって、因みにこう見えてツルミはスパルタだから覚悟しててね。」


「……単純に今日は遊び感覚だけでやるっていうのは……」


「だめ〜〜」


「くっ!だろうな!クソやってやるよ。ゲームなら俺だって負けないから覚悟しておけよ。」


「おお〜さすがは先輩ですね。そうこなくちゃ。」


そうして息巻いた結果俺は鶴海にコテンパンにされそのまま目標とする所まで寝かせてくれなく俺は結局朝一睡もせずに学園へ行く事になった。


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