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俺の幼馴染達が復讐を終えるまで姿を現さない件について  作者: Phantom
第三章 新たな復讐の惨劇新幼馴染達による反撃
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仕組まれた謎は既に誰かの陰謀論として操られているかもしれないという疑惑について

美森姉との放課後での話しあい…

それが終わって帰宅しようとした矢先一緒に帰る流れなのかと思いきや美森姉は生徒会に呼び出されそのまま先に帰ってくれと促される。


「はぁ〜このまま先に帰ったりしたらまたなんか美森姉に言われそうだから待つとするか。多分何かを試されているそんな気がする。」


そんな事はないだろうと心の中で言い聞かせてはいるのだが、やはりどうにも山茶花のあの話をした後だと頭の中ではスッキリできにいる自分がいる。


「美森姉が戻って来る前に頭の中で1つ整理でもするか。」


元々俺は山茶花達の天才に至る原因。

それが何なのかを突き止める為にこの学園へ入った。まぁその事に関しては別であって山茶花達に降りかかっている副作用…それをどうにかして取り除けられないとかいう情報を入手するというのが主な目的。

そしてアイツらと久しぶりに会って約束を守る事…コレに関してアイツらかしたら俺は裏切り者扱いにされた為復讐=約束は破壊されたという感じでの認識にされていた。


「けれどまさか記憶喪失だとはな…こんなの完全に無理ゲーすぎるだろう。何かしらの関節や一時的に起こる貧血または体内の循環とかそういった栄養食によるものならば何とか俺でも補える形できたつもりだったんだが……浅はかだったって事なんだろうな。」


けれどそれだけで済まされるのならまだいい。

俺には分からない事がある。

いや1番の問題と言っても過言じゃない。


「何で姫乃達は俺がここへ来るよりも前にアイツらがここにいると分かって接触ができたんだ。そして復讐(・・)というタネをまいたという訳の分からないゲームまでもおっぱじめるなんて…単に出過ぎてる話ばかりだ。何かしら意図があってのやり方にすぎない。」


それとあの平川という人もだ。

親父の関係者…教授かどうとかって言ってはいたけれど……俺を連れ戻すという意味が分からない。

そもそも親父は俺をこの学園に入らせる為に水泳を辞める代わりに勉強での才を身につけと言ったのは親父なんだ。

なのに連れかえさせるなんてあまりにも横暴…


「………ちょっと待て何で親父はこの学園に5人が入るというのは確定みたいな事を言ったんだ。それに俺をここへ誘導させるかの様にして入らせる手伝いもしてくれた。単に一般家庭な家族だと思っていたけれど…どうにも不可解すぎる。いや親同士が仲がよくてあらかじめ将来の約束をしていたという可能性だってある。でもこの学園が設立させたのって……俺達が小学生の頃の話しだぞ。そんな確約みたいな話しなるか普通。」


ポン!


っと誰かが俺の背中を叩いて俺は考えるのをやめて振り向く。


「姫乃じゃないか。今帰ってきたのか。」


「はい。色々とかたがつきましたので学園に戻ってきたんですが……なにやら色々とトラブルが発生しているみたいですね。鶴海ちゃんの事や山茶花さんの事…一片に2つの問題が重なってしまったとなってしまえばコレはもうお手上げですね。」


「待てその情報源は何処から得た情報だ。全く知らないお前になんでその情報が行き交うのか理由を教えてくれ。」


「え〜いくらなんでも個人情報保護法ですよ。まぁ別にいいんですけどね。幼馴染でやってるグループがあるのでそれで知っただけですよ。」


「そんなのいつのまにやっていたんだ。てか俺だけ仲間外れなのか。」


「そりゃあそうじゃないですか。ここにはあれこれ昔の神楽坂君の過去が導入されているんですから。」


「き、鬼畜だ。ここに幼馴染という地獄の鬼畜グループがいる。俺には秘密も何もないのかよ。」


と口にはするのだがこいつらにはまだ言えてない事があるわけなんだが…

多分誰も知らないと思う……アイツだけは蒼脊だけは分からん。


「まぁいい。それよりやっぱりお前だけは例外だったんだな。」


「例外?いったい何の話しですか?」


「惚けるな。既に鶴海が今やっている行動について把握しているんだろう。アイツ4人とか言ってはいたが実際には3人なのをアイツは上手くはぐらかそうとしていた。まぁそこに関しては敢えて触れてやらないのが優しさではあるんだけどな。」


「それ自分でいいますか。けどまぁ鶴海ちゃんがそんなゲームを押し付けるなんてそもそもそれもおかしな話しなんだけどね。」


「いや鶴海ならおかしくないだろう。アイツ昔からちょっと変わってた性格ではあったし何よりも人一倍人生を謳歌しようとしていたやつだぞ。寧ろそれでゲームとしてやり始めるならもってこいな話じゃないか。」


正直そこまでたいした話ではないというのが1番の俺の考えではある。

単に鶴海は自分が楽しめるようなやり方を俺に提示して楽しく成功すれば何もかもを話すというのが鶴海なりの解釈なんじゃないかとそう思っている。


「もってこいですか……神楽坂君。もし君がココから何か危ない事に巻き込まれるような事があったら私が全力で助けます。」


「……これまで俺の事を独占しようとこの街から引き離そうとしたお前がか…それは無理な話ってもんじゃないのか。」


「うっそう言われてしまうと何も言い返す事がままならないのですが…しかし今回は違いますよ。私も神楽坂君には協力します。そして協力した暁にはそれ相応の報酬をいただきます。」


「………因みにその報酬というのは?」


「勿論まだ大人の階段をのぼってない経験をお願いするんですよ。」


「はぁ〜ならお前を頼るのはやめるよ。別に俺1人でもなんとかなる気がするし…」


「ええ!それはつまり神楽坂君は大人の階段をのぼぅたということなのですか!」


「なんでそうなるんだよ!てかどう言う解釈をしたんだ。お前の思わぬ下ネタ発言に呆れただけだっての。」


「ふふ、そう言って本心では私とエッチな事をしたいんでしょう。もうむっつりさんめ…」


「はいはいそうですね。それでいいですよ。」


「え…もしかして神楽坂君。初めてはもう既に誰かへあげたんですか。」


「何真面目なトーンで引くよう目でみてんだ。寧ろコッチがその反応をしたいっての。」


「ムス!」


「ムスってしてるじゃあないよ。それよりかはお前にひとつ別件でお願いしたい事があるんだ。」


「はてそれは私が言った報酬に割に合う仕事なんでしょうか。」


「お前の割に合う仕事なのかどうかはひとまず置いておいてくれないか。話が進まなくなってしまうし頭が痛くなる。」


「ふふそれはつまり神楽坂君が私の魅了になってしまう合図と言う事ですね。」


「なんてふてぶてしいやつなんだ。何か昔のお前に戻ったみたいで、苦労していきそうな未来しか見えないぞ。」


「それはどうもです。まぁその辺に関してはおいておい…」


なんかマウント取られたみたいで嫌なんだが…

てか何で自分があたかも正しいみたいな形で置いておくのか意味不明すぎる。


「協力は勿論しますよ。でも条件は必要になります。私が出す条件としては主に今ある幼馴染の関係性です。コレがどうして条件なのかと言いますと…多分鶴海ちゃんの関連で残りの2人の偽名がわれてしまうんです。だからもしそれで2人が神楽坂君にとんでもない事をやろうとしてもそこは甘んじて受け止めてあげてください。」


「いや普通に無理なんだが。」


「なんで!?」


何故そんなビックリみたいな反応されるんだ。


「まぁ別にいいんですけどね。そんな約束しなくても強行突破するだけですし…」


「おい聞こえてんだよ。そういうのはもう少し小さな声で言うか俺のいない所で言ってくれないか。」


「あはごめんなさい。」


クソ…いちいち可愛い反応しやがって…そういえば前のいた小学校でやたらと姫乃が人気だった事を思いだしてしまった。

何をそんなに息巻いて姫乃の事をランキングの中で誰が可愛いって話をしていたっけか…

まぁ俺にはどうでもいいって話しなのは直ぐに分かってはいたがあの後急に仲良くなってしまって姫乃との姿を男子達に見られて急にヤバい視線を感じたのがあったな。


「さてじゃああざとい話に関してはここまでにしておこうか。」


「ちょっと待ってください。今何ていいましたか?誰があざといですと?」


「自覚がない奴は困るよな〜まぁその辺に関しては自覚がないからここまで来たっていうのが正論なのかもしれないけどな。」


「そう言った言葉で私の事を馬鹿にした言い方はやめてくれませんか。ちょっとムカついてしまったんですけど…」


「まぁ事実だしな。」


「馬鹿にした事は否定してくれませんかね!」


「そんなことよりも…」


「そんな事よりも!?」


「一々反応しないでもらえるか。コレだからお嬢様に成り変わった奴はって…ああ駄目だな偏見は良くないな。」


「偏見呼ばわりされていた私に対しての仕打ちあまりにも不快ですね。それで何ですか本題としての話は…」


「ああ。まぁさっき俺がお願いしようとしていた事とは別の話になるんだが…」


「自分から降ってきた話題を後回しにして別の話って…肝がすわってますね神楽坂君。」


「話が進まなくなるからこのまま続けるぞ。鶴海…アイツがバーチャルムムチューベーというのを知っているんだよな。」


「そうですね。まぁその事を神楽坂君から話してきたというのであれば既に彼女からの了承が得ていると言う事で間違いはないでしょう。それでそれがどうかしたんですか?」


「アイツコラボするから楽しみにしといてくれって言われたんだ。それってどう言う事かわかるか?」


「コラボ?……ふ〜ん、へ〜そう言う事ですか。まぁ鶴海ちゃん的には中々勇気のある事をしたんじゃないんですかね。」


「は?どう言う意味だ?」


「今夜になれば分かりますよ。おっとそろそろ私も時間みたいですね。誰かさんが空気を読んでくれて話終わるのを待っててくれたみたいですし、私はこのまま職員室に寄ってから帰りますね。それじゃあ神楽坂君また()で。」


「あ!おい!……あ。」


姫乃の言う言葉に理解した俺は何やらコチラの様子を影からずっと睨んでいた人物…美森姉がいつの間にかコチラを見て待っていたみたいだ。

変な所で空気読むんだよな美森姉は…でもなんか刺々しいオーラはなんなんだいったい…後笑ってるのに笑ってない笑顔が怖い。


「はぁ〜また美森姉に変な事言われんのかな……てか姫乃のやつまた()でってどう言う意味なんだ?また連絡するって意味なんだろうか……まぁそこはおいおいでいいとして……そうだ!完全に忘れていた姫乃にお願いしてほしいこと!クソ!また後でこっちから連絡しなきゃならないじゃないかめんどくさい!」

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