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俺の幼馴染達が復讐を終えるまで姿を現さない件について  作者: Phantom
第三章 新たな復讐の惨劇新幼馴染達による反撃
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童心時代にかえる

林音の言うあの場所?

いったい何処の場所をさしているんだ?

6人で一緒に遊んだ場所なら色々とあるわけなんだが…具体的な場所が分からない為そのままあの場所という所へ案内してもらう。


「お〜おせぇぞお前ら。」


「蒼脊?」


なんで蒼脊がここに?


「やっは〜蒼脊君。準備はしてくたかな?」


「一応はな。けどコレに関していったい何の意味があるんだ?俺達の昔の関係する遊びに関してやたらと捻り出る要素なんてはないぞ。」


「ふふ、別に僕達の昔に関する遊びをするだけじゃないよ。一星君には僕達のあらゆる面に関して勘づいてほしいのが主な目的だからそこまで気をはるようなイベントをするつもりはないよ。」


「……まさかお前ら。」


蒼脊は5人の顔をみつつ黙りこんで何やら5人の様子を理解しているのか深い溜息を漏らしつつやれやれというような顔をする。


「たくっコッチは色々と考えてお前達の事を黙っていたってのに。ようやく覚悟ができたって事かよ。ああ〜本当に今までのはなんだったんだろうな。」


何やらぼやきながら頭の後へと手を回してブンブンとふる蒼脊。


「………」


「不可解みたいな顔をしているわね一星。」


「そりゃあするだろうよ。美森姉達がいったい何を考えてるのか分からないんだから警戒だってするっての…」


「そうだよねそうだよね。うんだから蒼脊私達にもいったい何をするのか教えて頂戴。」


「………は?」


いやいやお前達は既に何かを知ってる側じゃないのかよ?


「おいおい美森姉。俺はてっきり知ってるのかとばかり思っていたんだが…」


「知っていたらこんな発言なんかしないわよ。第1私達は林音ちゃんに連れられてついてきただけだもの。」


それを素知らぬ顔で林音のいう事に同意しながらここまでついてきたのか。

さすがは長年幼馴染として過ごしてきたわけだ。

でも何で林音はそれを皆んなに話さないんだ。


「……おい東小橋川お前が話さないでどうすんだ。説明がよりややこしくなるだろう。」


「あははそりゃあそうか。うんそうだよね。分かってた事だったけれど…僕に関しては正直ラッキーな事だったって思ってる。ひとまず片付けられた問題。姫乃ちゃんの問題は一応片付けられた。でも残りの3人の問題がある。それを一星君がコレから1人ずつ追って行くのには骨が折れるんじゃないかと思って僕はある提案をしたんだ。」


いや何を言ってるかさっぱりわからんぞ。

林音は何がいいたいんだ。

残りの3人の問題?それってもしかして風香と雪羅そして鶴海の事を言ってるのか?

けどあいつらはまだ別問題で偽名に関して何か分からない以上どうしたらいいか分からないから俺の方でどうにか解決しようとしていたのに…何故こんな事を?


「はぁ〜俺から補足させてもらうと東小橋川はここである程度のアイツらの情報を一星に譲渡するんだって言いたいんだ。そして尚且つここにいる面子で1番知りたがっている隠し事それを5人の中から1つヒントをくれるんだっていうのを林音は隠れてここの神社と森周辺に懐かしい物を隠した。いや正確に言えば俺が隠したといえばいいのかもしれんな。」


「何でそれを蒼脊がやらされてるんだ。まるでパシリだな。」


「お前…言っちゃいけないことを言ったな。1番気にしないようにしていたと言うのに…」


なるほど。林音の言う事を聞いていたのは恐らく美森姉があたかも知らぬが存じるという素振りを見せつつも何となくの威圧で蒼脊を押し通したって事か……うんあまりにも卑劣だな。


「それでだ。東小橋川に頼まれてその3人も今森の中に隠れている。もしくは神社にいるという可能性もある。」


「あ?意味が全く分からん。どうして3人はそんな事をしているんだ?隠れる意味が不明だ。」


「その辺に関してはお前とあの3人の問題だ。俺は何も知らないし知りたくもない。もうそこにいる5人の事だけで精一杯だしな。」


「やっぱり蒼脊は山茶花達の何かを知ってるんだな。それも1番俺が知りたがっている事を…」


「知ってるし知っててもどうにもできない。だから5人はお前に会ってコレからの事をどうするか悩んで解決していこうと一緒に考える事にしたんだ。それが山茶花達の最後(・・)の願いならなと思ってな。」


「最後の願い?まるでこの世の終わりみたいに言うんだな。まさかアレか山茶花達がまた俺と離れるような事が起きるみたいな事を言っているみたいだな。」


「当たらずとも遠からずだ。」


チッさすがにボロはでないか。

正直こういったお遊びは無しにしてとっとと5人の隠している病という奴を知りたかったんだが…

まぁ普通に考えたら口を割る事はないよな。

でないと今までの流れが嘘になって台無しになる。


「はいはいそこまでそこまで。あなた達だけで勝手に盛り上がらないの。私達もこのゲームに参加するんだから。やるなら私達も混ぜてもらわないとね。」


とここで美森姉が乱入し無理矢理話の腰をおる。


「そうだよ。私達に関する事がこの森の中に隠されているんでしょう。なら私達はそれを回収しないといけないわけだ。」


「え?お前らは別にその辺に関しては気にしないんじゃないのか?」


「何を言ってるのよ神楽坂君。私達自身神楽坂君に本音を話す準備はまだできてないのよ。それにどんな秘密がこの神社や森の中に隠されているか分からないもの。」


そうか。確実しも俺が知りたがっている情報がそこに隠されているわけじゃないという事もあるのか。

だとしたらこのゲームある意味では五分五分という事になるのか。


「わかっちゃいるかもしれないがこのゲームの開催者は林音だ。後の事はお前に任せてもいいんだよな。」


「うん。勿論そのつもりだよ。ただし僕はゲームに参加はしないよ。既に回収はしてあるからね。」


そういいながら手元から何処から取り出してのか銀色のケースを取り出して軽く振りながらカシャカシャと音を出して中身があるのを確認する。


「な!?それはずるいよ林音ちゃん!」


「ごめんねみ〜うちゃん。でも僕が負けないゲームなんてものはないんだよ。だから自然的に勝っちゃう。コレが自然の摂理というものだよ。」


何言ってんだよ。

自分が考案したゲームなんだろう。

負けるはずがないのは当たり前だ。

それにそれをわざわざアピールする嫌がらせ。

林音らしい煽りというか何というか…


「はぁ〜はなっからゲームはついてたって話しか。お前俺が隠した場所でここへ上がってくる最中に見つけただろ?」


「うん。まさに簡単な隠し場所だったね。」


「いや隠したのは最もわかりにくい石とか草の中に紛れていた場所だぞ。普通そこまで簡単に見つからないだろう。」


「それができちゃうんだから仕方がないんだよ。えっへん。」


えっへんじゃないよ。

自らこのゲームの否定をし出してどうすんだ。

もうそれだとお前自身がこのゲームでのイカサマになるんじゃないか。


「はいはい!質問質問いいですか!」


「うん?どうしたのみ〜うちゃん。」


「ひとまずイカサマしたかどうかはさておきこのゲームの由来はなんですか?かくれんぼですか?それとも鬼ごっこですか?」


しれっとイカサマって言っちゃったよ海未のやつ。


「いやどっちも違うでしょう海未。宝探しゲームでしょう明らかに。私達が昔それなりに流行った自己流のゲームよ。忘れちゃったのかしら?」


「あ、そうでしたねあははは。」


え?誰も海未に関しての指摘はなしなのか?

それとももう諦めて指摘すらしていないのか。

もしかして俺が変なだけなのか?


「本当に困ったものよねみ〜うちゃん。ねぇ山茶花ちゃん。……あごめんなさい。」


「ううん。大丈夫だよ。ちゃんと日記(・・)の方に書いてあったからわかってるよ。安心して川兎ちゃん。」


「うう〜やっぱり山茶花ちゃんは山茶花ちゃんだ。優しいね。」


そういいながらまるで号泣するかのようにして山茶花に抱きつく川兎。

たかが昔の宝探しに何をそんな思いれがある感じになってるんだ?

てか山茶花もマメなんだな。わざわざ日記に書いてるって……いや山茶花らしいと言えば山茶花らしいか。


「因みに日記では一星君は美森ちゃんに色々と秘密を暴露されたらしいね。小さい頃オムツがどうとか何とかって…」


「待てい!その話はここでする話でないはずだ!それに他の奴等にこの事は知らな…」


なにそれ!!!


と山茶花の唐突な俺の昔の事について暴露した事を他の奴等がかなり興味津々に本人をそっちのけで山茶花と美森姉に近づいて俺の昔の事を赤裸々に聞こうとするのだが…


「おいお前ら〜今そんな話しをしてる場合か…いやそもそもそんな話をするな!」


話をしだしそうとする美森姉達の間に入りなんとか昔の事について止めた俺は本題の話しへとうつす。


「はぁ〜かなり話が脱線した気はするが、宝探しゲームのルール説明での補足は何かあるんじゃないのか?単に昔通りの宝探しゲームじゃないんだろ?」


「御名答〜その通り。まぁ単純にそれぞれの秘密とされる宝物を発見さえすればそれでいいわけだけど……それだとつまらないよね。」


いや別につまらなくはないだろう。

単にお前が面白くしたいだけにしか聞こえない。

顔がニヤけているし隣にいる蒼脊は若干顔を引き攣りながら微妙な笑み浮かべてる。


「できれば単純なルールでの追加でお願いしたいんだけどな。」


「勿論だよ。じゃあ説明するね。それぞれが内緒にしている秘密の物…それを発見するのが主な目的というのは変わらない。付け加えて秘密の物を探している最中一星君がこの中の誰かと接触した場合その誰かは何かしら一星君に今ある抱えている事を打ち明けるという形でいいんじゃないかと思う。どうかな?」


付け加える点…それに関してはやっぱり俺基準なのは絶対って事か。

けれどそうなる他の皆んなの考えはどうだろうか。

それで妥協するかどうかは…


「うんいいよ。」

「構わないわ。」

「OK!」

「それでいいんじゃないかな。」


いいのかよそれで…てかお前らにいったい何のメリットがあるんだよ。

デメリットしかない話しじゃないのかこの条件って…

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