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俺の幼馴染達が復讐を終えるまで姿を現さない件について  作者: Phantom
第ニ章 残る2人の幼馴染による復讐じゃない私情
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最後の幼馴染登場?

Paradise skyそう言えばこの学園にもそう言ったのがあったな。でも何で昨日のリベンジが初心者でも可能なこのイベントにしたんだ?


「またもや詳細は後日って……東コホン!、小橋は何でそう思いついた事を嫌がらせみたいに催していくんだ。こんなのいったい誰が通すっていうんだ。」


「え?勿論私に権限があるからそれで罷り通るんだけど?」


何故自分が上の地位に立っているような発言をしているんただ。お前学生だよな?


「前から思っていたけどその自尊心溢れる自信は何処からくるんだ。いったいお前に何の権限があってこの意味の分からないイベントが起るというんだ。」


「そうだね〜その辺に関してはここで話す事ではないけれど、賞品に釣られて騒ぎだす皆んなをみているのは何だか心地いいとだけは言えるね。」


「なんて卑劣なやつだ。このスポーツってそもそもまだ完全にかいこうされたわけじゃないだろ?一部の部活として認められたんじゃないのか?」


「そう言うわけでもなさそうよ。」


「……蕾先輩。」


「やっほ〜2日ぶりかな。また会えて嬉しいわ。」


ざわざわざわざわ


本当この姉が現れるだけ周りの騒ぎが滞りないな本当に…


「そ・れ・と、待ちなさい!」


ガシ!


この場からそそくさと逃げようとする東小橋川さんを颯爽と捕まえる美森姉。相当御立腹のようだ。


「お久しぶりですね〜蕾先輩…あそれとも琵心先輩と呼んだ方がいいですか?」


「名前なんてどうでもいいのよ。昨日やたらと使い回した挙句あんなので釣ろうとしてあなた幼馴染として恥ずかしくないわけ?」


「でもでも、それで承諾って事で引き受けてたじゃないですか。」


「勘違いにも程があるわよ。あの後の始末の件まではあなたがいて成り立つ意味でと思って私達幼馴染は例のやつで引き受けたのよ。それを何あなたは勝手に帰ったりしてるのかしら?」


「そ、それはその……だって一応話があるって事も伝えたし何も問題は無そうだから任せてもいいかなって…」


「もう一回言うわよ。帰るなんて言葉をあなたは1ミリたりとも言ってはいなかったのを私はちゃんと覚えているわよ。」


「わぁお〜記憶力抜群だね。コレはもう新たな天才と言っても過言じゃないですよ。」


「尚しらをきるつもりなら別に構わないけど、やりすぎるのも大抵と言う事は分かっておきなさいよ。」


「はい。」


珍しく素直に返事をする東小橋川さん。やっぱり美森姉は幼馴染の中でも最強という事なんだな。


「それよかどうしてコレがリベンジになったりするんだ?賞品とかはどう言う形で提供するつもりなんだ。」


「まぁそうだね。賞品自体はそれぞれ点数によって渡す形になってるから今回に限ってだれにも不公平があったりはしないよ。まぁ皆んながそれぞれ自由な景品を貰えるわけじゃないっていうのが今回のイベントにとっては悲しいさがにはなると思うけどね。」


「成る程確かに昨日みたいなイベントだと割と難易度かなり高めだったもんな。かく部活の天才候補や次期天才がいたとしてもここでの天才五人集には叶わないわけだから無理といえば無理なんだよな。」


まぁそもそも俺の場合姑息な手を使わられて負けてしまったのはあるけれど、俺もその相手の事は言えないしな。


「あの〜ちょっといいかな?」


「あ、え〜とごめんなさいあなた誰かしら?」


「ああ俺は神楽坂と同じクラスの地味板(じみいた)小文吾(こぶんご)って言います。名前通り地味な名前であってクラスでは陰が薄いって言われていますね。」


え?そうだったのか。あれ?じゃあ何か誘われた事があるみたいなあの感じはただの勘違いだったのか。でも名前通り地味での陰が薄いって自分で言うのか…


「名前通りの地味って……しかも陰が薄いって、それってもう自虐ネタなんじゃないかな?」


「お前は少し遠慮というものをわかれ。本人を目の前にして口に出すやつがどこいにる。」


「え?ここにいるけど?」


「悪い少し黙っててくれるか。」


「あい。」


「それでどうかしたのかしら?私達に何か話す事でも?」


「あ、はい…話しと言っても、このイベント形式ってそっちが決めてるんですか?」


「まぁ主に彼女がね。」


「うんそうだよこの天才美少女小橋小寧々ちゃんが、みんなの代表として纏めた内容を出させてもらってるよ。もしかして何か不満でもあったりした?」


「いや不満はないんだが、なんだかスケールのデカい催しなんだなって思って…いったいどんな事をするのか気になったのと、3人はいったいどういう関係なんだ?」


「ふふん〜それはね。」


「私達は単に昔からの付き合いがあるだけって話よ。それ以上でもそれ以下でもないから変な勘繰りはしないことね。」


「もう蕾先輩は硬いな〜普通に砕けた感じで接してもいいのに、それじゃあ後輩君がオドオドしちゃうよ?」


「あなたのその神経無さの程度なら十分に砕けてる感じで話してると思うわよ私は…」


「ま、まぁ〜俺達は本当に何でもない感じの仲だからその辺に関しては気にしなくてもいいからな。」


「は、はぁ〜」


「それとこのイベントお友達がたくさんいたらいっぱい参加した方がいいよ。特に男の子にとってはとてもありがたいイベントだとも思うしね。」


「それはどう言う事ですか?」


「ふふ、それはまだ企業秘密って事で…」


何が企業秘密だ。どうせロクでもない事を考えてるだけだろ。


「成る程!つまりコレは先の楽しみをコチラで想像して楽しめって事なんですね!ふふ、それはそれは色々と楽しめると言うもの…女の子関係イベントかこれは物凄く楽しみだ。」


「女の子関係イベントって決まったわけじゃないと思うんだが…」


「そうとも限らないのよね。」


「え?」


「Paradise skyというスポーツは確かに男女問わずやれるスポーツなのよ。でもこの競技に関してはどちらも有利にたてるような公式になってる。その理由はわかるかしら?」


「いやわからない。その辺に関しては詳しくないから分からない。因みにParadise skyっていう競技はどう言ったルール戦なんだ?空中で行う競技戦なのは把握してはいるんだが…」


「そうね簡単に言ってしまえば、お互いの総取り合戦…スピーディ、パワースピリット、テクニックこれを重視としたポイント式バトル。バトルロワイヤル戦に近いスポーツね。」


「剣道みたいなもの?」


「そうね。体の部分に当てる事でポイントが貰えるスポーツ戦と同様だと思ってくれればいいわ。でもこのスポーツまだ全国とかまでは知れ渡ってない試験段階の競技らしいわ。理由は言わずもがなだとは思うけど、主に靴みたいに履いてる人達がそこから電脳空間の様にして飛び出す人が良い例ね。」


そう言えばいたな家の玄関に変な奴がいて靴から羽みたいなのを生やして飛んでいったやつ…


「それで、その各々のバランスでどう男女の差があるんだ?」


「男の子ならパワースピリットとテクニック…女の子ならスピーディとテクニック…コレらの要素を踏まえたらほぼ五分五分の戦いができるんだけど…この子が考えたこのバトルロワイヤル形式は恐らく少し違う形式の趣向になると思うわね。」


「さすがは蕾先輩。ちょっとは隠して話してほしかったな〜でもその通り私が考えているのはそのパワーバランスによっての形式組合での試合。まぁここまで言えばあとはどうなるかは予想できるかな。」


「それってここで言葉に出してもいいのか?」


「言ってもいいけど、それだとここに注目している人達が君の事を物凄い形相で空気よめよ感があって、後でどうなるかは今後の君自身の安否の問題になるかもしれないね。」


本当だいつの間にかほとんどの生徒がコチラに注目している。いやまぁここに天才2人組の……言いたくはない部分での注目の的になる存在がいるからな。無理もないか。


「な〜にここに美人2人組がいるから注目の的になって大変だって思ってる?いやだな〜そんな顔しなくても私はちゃんと神楽坂君の側にいるのに〜」


「お前…周りに色んな人がいる中で素でその要素をだすのか…」


「別にそこまで大した問題でもないよこんなの、ただのアグレッシブな私だって思ってもらう人達がいれば、それこそ私の事を脳裏に刻んでいって覚えてもらえるからもってこいだよ。」


「本当…いい性格してるよ。だけどそのキャラで俺に話しかけるのはやめくてくれ。」


「何何!それってもしかして嫉妬!嫉妬なのかな〜もう!それなら早く言ってよ〜その天然キャラボケは俺だけにしてくれって!」


「………」


「おい何故今鼻で笑った。」


「自分の胸に手を当ててよく考えてみてくれ。」


「えへ!私そう言う都合の悪い事は考えない主義なのごめんね〜」


「………」


「今度は心底不愉快な舌打ちするのやめてもらえません?真面目に心抉り取られそうで泣きますよ私。」


「まぁあれだな。結局何も詳細不明なままここで何をどう言ったって仕方がないからとっと教室に行こう。地味板(じみいた)もそれでいいよな?」


「あ、ああ……何かいいなその関係性。」


「鬱陶しいだけだよ。」


「こら!そこ!本人を目の前にして悪口いうなよ!」


「……随分と打ち砕けたのね。というよりも素?がでかちの個性すぎて、周りもだいぶ困惑しているんだけど…」


とりあえず俺に関しての騒ぎで大変な事が起こるのがありそうなのはひとまず無かった事にひとまず安心する。そして今日一日また妙なイベントが今後始まるのだと考えつつ学園が終わってしまいそのままな何事もなく1週間過ぎた。……しかしそんな平穏な1週間が過ぎた後とびっきりの爆弾がまさか自分の家の前で起こるとはその日の玄関先に待ち受ける人物に俺は驚愕の驚きを隠せなかった。


「お久しぶりです!元気でしたか!イックン!」


「………お前は謎仮面を付けていた一年生。というかそのあだ名は…まさか…」


「その通り私船橋学園、八月一日(ほずみ)海未(うみ)久々に幼馴染のイックンの前に登場であります!」

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