おまけ
おまけ
◎最終的に思ったのは、長引く微熱の嵐という程度で済んだのはワクチンのおかげだったのかもしれないなということ。というか、そう思いたいのです。
◎うちの家が隔離に少し向いていたこと。まず、トイレが一階と二階にあったこと。そして、洗面が一階と二階一台ずつあったこと。さらに言えば、その洗面の蛇口はシャワーのように少し伸び、お湯が出たこと。
◎自分の部屋に籠もるにあたり、家族にうつらないよう気をつけたこと。
・部屋は裸足。廊下はスリッパ。
日本にコロナが流行りにくいと言われた時に土足文化言われてましたよね? あれが頭に過ぎりました。
・どこへ行くにもティッシュとハイター薄め液。
直に物を触らないよう、持っているティッシュでトイレ、自室(外側)などの扉を開き、さらに、その後ハイター薄め液で消毒して部屋へ戻ります。
・お風呂は入らない。
最後に入ってもよいと書かれていましたが、9日間は入りませんでした。さすがに10日目の夜は次の日から出勤なので、体も頭も風呂場で洗いましたが……湯船には浸かりませんでした。
どうしていたかというと、頭は結局、洗面台で洗いました。シャンプーは貯めに貯めていた(旅行用で貯めていたのです)試供品を使いました。そして、その後ハイター薄め液を洗面台全体的に流して消毒。体は水を使わないボディーソープを使いタオルで拭きます。
・極力母を呼ばずに済ますため、会話はライン、水はペットボトル2Lを置いておく。コップに注いで飲めばとりあえず日持ちします。あと、日持ちしそうな袋菓子などが夕飯に添えてあれば、残しておくと後半食べたくなった時に役に立ちました。
・ゴミは大きな袋に詰めて、部屋から出さない(あ、これも私の部屋はプチベランダ付きだったのでできたのです。やっぱりこの時期でも一週間すると臭ってきますから……)。
・途中からストローを手に入れたので、コップは直飲みしないように気をつけました。
(紙皿、紙コップでもいいのでしょうけど……と今さら思います)(でも、ゴミの量が半端ないのは確か)
・返す食器はとりあえず持ったところ口をつけたところを消毒して返しました。
・洗濯は自分のものだけ。ハイター多めで洗ってみました。一応二日に一度洗いました。溜まるので……。
◎気持ちとしては……
まず、私が触ったところからすべてが腐っていくんだというイメージで消毒していきました。
その頃の私は「人間に近づいてはならないほど危険なゾンビ」の気分です。そのゾンビは自分の発する毒のせいだけでも人間を殺すかもしれない存在……。殺したくないと思えば思うほど、離れなければならないのです。しかも、自我が失われていないゾンビ。なんかそんな感じです。
あ、今風に言えば、『鬼滅の刃』の禰豆子と言ったところでしょうか? 食べたい(外に出たい)けど、食べ(出)ちゃダメ!
◎同じような体験談を見つけました。
ここではないので、紹介できませんが、その方は新聞記者さんのようでした。
その方との違いはほとんどないのですが、家族構成が違うんですよね。
うちの場合、高齢者2人と私。その方の場合夫婦と子ども二人。
だけど、その方の家族は全員陽性になったのですよね。
色々違うのですが大きくは同じだったのです。だから、一番はスリッパなんじゃないかなぁと思ったのです。消毒してた、風呂は入っていない、トイレ別は同じでしたし。スリッパ意外と効果あるかもしれません(あくまで思っただけですけど)
もうひとつ言うならば、その方は発熱後の隔離。私は発熱前の隔離です。7時間の差が意外と大きいのかとも(でも、これは、そもそもの生活が違う気がするんですよね。仕事の関係上、一緒に食事をしていませんでしたし、お風呂も一番危険因子の私は常に最後に入ってましたし)。
ただ、最後に言いたいことは、もし本当に大切な家族にうつしたくなく、宿泊療養が選べるのであれば、私は宿泊療養をお勧めしたいということです。
上記の新聞記者さんも同じような意見を仰っていました。
お風呂我慢はまずありません。うつってないかな?の毎日の心配もまず家に居るよりはましでしょう。消毒の手間だって、個室なのだから、家に居るよりいりません。
お弁当も美味しくなったと言います。
快適な療養をお求めでしたら、ぜひ宿泊療養を、と回し者ではありませんが、おすすめします。私も万が一またコロナになってしまったらまず宿泊療養ができるように自治体に連絡します。
◎ひとつだけ良かったこと……。
コロナ陽性で自宅療養、宿泊療養となった場合でも保険が下りることがあります。
保険を掛けていらっしゃいましたら、まず保険会社へ確認してみてください。気持ち程度かもしれませんが、下りると嬉しいですよね。
悪いことばかりで終わるより、ちょっと救いのあるお話にしたいですものね。
さて、11日目
出勤です。
あれだけ熱の心配をしたのに、朝の検温は36.6……その後本当に上がってくることもなく、毎日出勤中です。
驚くほどの体力低下を感じました。普段通りの通勤で、職場に着くと息が切れるのです。
そして、筋力の低下から『歩く』スピードが本当に遅くなりました。意識しないとペースを保てないのです。
これがいわゆる後遺症というものではく、単なる体力低下であることを願いつつ、この報告記を閉じたいと思います。
では、皆さまもくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいね。
軽症でも、風邪の軽症とは全く違いますので。
ちなみに、今は日常どおり、三毛猫メイを膝に載せながらタイプする日々を穏やかに過ごしています。