表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/257

第2話「激務の疲れから、俺は寝落ちしてしまった」

新連載です!

本日『2月18日』は、『6時から20時まで』段階的に『第6話まで更新する』予定です。

何卒宜しくお願い致します。

過酷な状況に生きる俺は、転職活動をしながら……


超シビアでリアルな地獄の現実から逃避しようと、

様々なヴァーチャル世界へ癒しを求めていた。


元々、俺はラノベ、マンガ、アニメ、そしてゲームが大好きなのである。


中でも最近は、世界で最高峰と(うた)われる、

恋愛ファンタジーアクションRPG、

『ステディ・リインカネーション』に、はまっていた。


この『ステディ・リインカネーション』は、

カッコいい主人公を、定番の美しいヒロインと巡り合わせ、最後には結ばれ、

ハッピーエンドを目指すRPGとは、一線を画すゲームだ。


現実世界と見紛うくらいリアルな四季の概念がある、

広大な中世西洋風オープンワールドで、

縛られず、自由自在にプレイ出来るだけではない。


敢えて『メインシナリオ』を全くプレイしなくともOK。


いくつも『サブイベント』が組まれていて、

それも内容と結果が、プレーヤーの行動によりマルチに変わる。


また、主人公クラスから一般ピープルのモブキャラまでそれぞれにAIが搭載……


相手のセリフがアドリブを含めて多種多彩、行動や反応も予測不可能、

そしてそして、男女、種族、年齢、職業等々を問わず、

どんなキャラクターでも主人公として作成可能。


そして、既存のゲームと最も大きく違うのは……

数十人居るヒロイン候補以外でも、

主人公のアバターは、フィールドに存在する全てのNPC相手とも、愛し合える。


ゲームのオールキャラに対し、『ステディ』として結ばれる事が出来る、

恋愛ファンタジー&アクションマルチエンディングRPGなのだ。


そんな理由で、『ステディ・リインカネーション』は、

数十億人がプレーしたら数十億通りの結末があると言われる。


その日も、夜中まで残業……

多分、楽勝で100時間を超えるのに、残業代は全く支給されない……


厭世観(えんせいかん)と極度の疲労、くたくたで帰宅した俺は、

途中で購入したコンビニ弁当を速攻で食べ……

今日も『ステディ・リインカネーション』を起動。

懸命にプレイしていた。


……駄目だあ!


眠い! 眠い! 眠い! 眠い! 眠い! 眠い! 眠い! 眠い!

ひっきりなしに睡魔が襲って来る!


もう一息でクリア出来るのに……疲れすぎてこのまま寝落ち確定だ……


思い出すと感慨深い。


理想の育成キャラが出来る最高のランダムボーナスポイントが付くまで、

何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、リセットの繰り返し。


結局、『キャラクターの初期設定』には『まる1日以上』かかった。


やっと最高のボーナスポイントを得て、

自分の希望通りのパラメーター設定のキャラが出来た時は、

歓びのあまり、部屋の中で大声を出し、踊ってしまった。


その理想のキャラクターへ、ボーナスポイントも全て使い、

いくつかのパラメータを異常に突出するよう自分で割り振った。


またいくつかのプレゼントスキルを備え、キャラクターのアバターを確定させた。


そこから、じっくりじっくり最高レベルまで育て上げたキャラが、

俺のアバターである、アラン・モーリア。


攻撃力、防御力、身体能力、全てのパラメータが最高値の、イケメン魔法騎士。

習得した魔法、武技、スキルは無限に近い。


まるで全知全能の神様が地上へ降臨、

人間に生まれ変わったような能力といえる俺の自慢のキャラなのだ。


うう、今日そのアランで完璧にクリアして、素敵なあの子と、

最高の女子キャラとめでたく結ばれるはずだったのに…………………


練りに練ったキャラクター設定をし、やり込みにやり込みを重ね……

自分のアバターたるイケメン魔法騎士、

アラン・モーリアを最高レベルまで育て上げ、遂にクリア目前! 


……というところで、

日々散々、こきつかわれた激務の疲れから、俺は「寝落ちしてしまった」のである。

いつもご愛読頂きありがとうございます。


※当作品は皆様のご愛読と応援をモチベーションとして執筆しております。

宜しければ、下方にあるブックマーク及び、

☆☆☆☆☆による応援をお願い致します。


東導号の各作品を宜しくお願い致します。


⛤『魔法女子学園の助っ人教師』

◎小説書籍版既刊第1巻~8巻大好評発売中!

《ご注意!第8巻のみ電子書籍専売です》

(ホビージャパン様HJノベルス刊

宜しければ、第1巻から8巻の一気読みはいかがでしょうか。

HJノベルス様公式サイトでは試し読みが可能です。

お気軽にどうぞ!


◎コミカライズ版コミックス

(スクウェア・エニックス様Gファンタジーコミックス刊)

既刊第1巻~5巻大好評発売中!

コミックスの第1巻、第3巻、第4巻は重版しました!

皆様のおかげです。ありがとうございます。


またこちらの「Gファンタジー」様公式HP内にも特設サイトがあります。

コミカライズ版第1話の試し読みが出来ます。


WEB版、小説書籍版と共に、存分に『魔法女子』の世界をお楽しみくださいませ。


マンガアプリ「マンガUP!」様でもコミカライズ版がご愛読可能です!

お持ちのスマホでお気軽に読めますのでいかがでしょう。


最後に、他作品のご紹介を。


そして下記の作品も宜しくお願い致します。


⛤『外れスキルの屑と言われ追放された最底辺の俺が大逆襲のリスタート! 最強賢者への道を歩み出す!「頼む、戻ってくれ」と言われても、もう遅い!』《連載中!》


⛤『帰る故郷はスローライフな異世界!レベル99のふるさと勇者』《連載再開!》


⛤『気が付いたら下僕!隙あらば支配!追放大歓迎!実は脱出!マウントポジション大好きな悪役令嬢よ、さようなら!の俺が幸せになるまでの大冒険物語!』《完結》


⛤『頑張ったら報われなきゃ!好条件提示!超ダークサイドな地獄パワハラ商会から、やりがいのある王国職員へスカウトされた、いずれ最強となる賢者のお話』《完結》


他の作品もありますので、何卒宜しくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ