第100話「とりあえず、俺流魔法剣士バトル仕様で行こうと思う」
※第100話到達です!
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破壊した正門から、追い出されたオークがどんどん出て来るはずだ。
俺はしゅらっと剣を抜き、無双スタンバイをした。
ここで、ケルベロスから心と心の会話……念話で連絡があった。
『主よ、気付いているだろう。この砦にこもるオークの群れにはリーダーたる上位種が居るぞ』
補足しよう。
ステディ・リインカネーションの世界で上位種とは、
上位種族、上級種とも言い、同種族でよりステータスの高い個体を指す。
その殆どが突然変異体であり、ノーマルタイプの個体よりも
遥かに優れた能力を有する。
オークであれば、下から
オークソルジャー、オークオフィサー、オークカーネル、オークジェネラル、
そして王と言われるオークキング……が居る。
『ああ、気付いてるよ。オークカーネルかな?』
『うむ、その通りだ。本館に立てこもっておる。そこそこの経験値稼ぎになるから、砦の中庭へ追い出して、主に討たせてやろう』
『了解! 恩に着るよ』
おお、ケルベロスの気づかい出た!
先ほどのゴブリン500体、今回のオーク500体でレベルアップとパラメータアップが見込める。
オークカーネルを倒せば確実にレベルアップ出来るだろう。
俺は個人事業主。
声が、かかるうちが華。
それに恩義のあるルナール商会からの依頼だから、3つの仕事を全て引き受けた。
だが、前世で生き馬の目を抜くがごとく、営業ノルマに追われていたせいか、
あくせくしたくはない。
コツコツ、のんびり、頑張って行こうと思う。
そして最終的に、前世より1億倍幸せになれば良い。
……さあ!
そろそろ、オークどもが出て来る頃だ。
があ! ごあ! くあ! ぎえ! おが! うが!
ケルベロスに狩られ、追われ、先ほどのゴブリン同様に、
奇妙な悲鳴をあげながら、数百体のオークどもがどばっ! と排出されて来た。
よし!
行くか!
ここでも俺流、魔法剣士の戦い方って奴で行く事に決めた。
すなわち、剣、格闘に、攻撃魔法をミックスさせる複合攻撃……
前世ケン・アキヤマとしてプレイした際、
アバターだった、アラン・モーリア流の戦い方だ。
俺は大地を思い切り蹴り、ダッシュ!!!
あっという間に、肉薄。
即、容赦ない無双が始まった。
右腕で剣を振るう。
左腕でパンチ、蹴りも使う。
かと思えば、至近距離からの風の魔法で、相手を粉砕。
先ほどのゴブリン同様、オークどもに反撃を許さないどころか、身体にも触れさせない。
やはり10分かからずに、追われて来たオークどもを全滅させた。
勢いに乗った俺は、一気に砦内へ侵入。
砦内のオークどもを倒しながら、上位種オークカーネルを待った。
やがて、ケルベロスに追われたオークカーネルが現れた!
オークカーネルの身長は3m超え、体重は300㎏近い。
こいつは、現時点での俺の、能力の物差しとなる。
しかし、動きはやはり超スローモーション。
コマ送りにしか見えない。
どごお! どごお! どごお! どごお! どごお!
俺はパンチを5発。
どがっ! どがっ! どがっ! どがっ! どがっ!
蹴りを5発入れ、
大ダメージを与えた後、剣を振るい、一太刀で、容赦なく首を落としていたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
オークカーネルを倒した瞬間。
ぱららら、ぱっぱ~!!
ファンファーレが鳴り渡り、心の内なる声が、
レベルのアップ、各パラメータのアップを告げてくれた。
例によって、全てを記載しないが、こんな感じである。
〇名前:ロイク・アルシェ
〇種族:人間族
〇性別:男子
〇年齢:16歳
〇LV:レベル:13⇒14
〇属性:風《プラス地、水、火》⇒全属性魔法使用者オールラウンダー
〇職業:元農民⇒元店員⇒元プー⇒冒険者ランクB、ランカー
〇STR:ストレングス:7,300⇒7,800
〇DEX:デクステリティー:10,000《MAX》
〇VIT:バイタリティー:10,000《MAX》
HPは、5,300⇒5,500
〇AGI:アジリティ:10,000《MAX》
〇INT:インテリジェンス:5,100⇒5,200
〇MND:マインド:5,600⇒5,800
MPは、5,000⇒5,100
〇LUK:ラッキー:10,000《MAX》
〇CHA:カリスマ:5,000⇒5,300
ジェム鉱山でのゴブリン討伐以来のレベルアップ。
やはりというか、今回も殆どが微増だが、まあ順調という感じだ。
レベルはもう少し上げたい。
当面の目標はレベル20だ。
また冒険者ランクもAにしたい。
正直BとAでは、響きも信頼度も違うし。
次回は、冒険者ギルドの仕事を受けてみようかな。
そして、STR:ストレングスがそこそこ増えたのは、オークカーネルへ格闘技をぶち込んだせいなのか……良く分からない。
とりあえず、俺流魔法剣士バトル仕様で行こうと思う。
各スキルのレベルアップも目指せそうな予感もする。
『ケルベロス! ありがとう! レベルアップしたよ!』
『うむよし! 主よ! 探索、討伐を引き続き、行うぞ!』
張り切るケルベロスに先導された俺は、広大なフィールドを駆けずり回り……
その後も、ゴブリン、オークの10~50の小群をいくつか発見、即座に倒し……
周囲50km以内の探索、討伐を終わらせたのである。
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