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冬至
二十一日は冬至でした。
古代西洋のケルト民族は、この日を一年の始まりと見ていたようです。
古代中国でも冬至の月を正月とする「王正月」が周代の正式な暦とされていました。
冬至の日は太陽が最も低い位置で南中しますので、西洋ではこの日を太陽が死んだ日と捉えたようです。
そこで、太陽を甦らせるのに儀式を行い、復活の日とも見られていました。
その祭礼に目を付けた宗教が、この日を教祖の誕生日として簒奪しています。
しかし地球の歳差運動などの影響で冬至などの日付はズレますので、この簒奪は半ば成功、半ば失敗とも言えます。
季節の変わり目ですから、食事や日常生活では特別な行為をして健康増進や延命長寿を願うのは、古今東西で変わらない思いのようですね。