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異世界メディア論〜外れ領地でも情強なら無双〜  作者: ⅶ
season2 ダンジョンマスター
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馬鹿ばっかり

 今日起こったことの報告をして全体に緊張感が張り詰めているのを感じる。特に従者である者からしたら大変な出来事だろう。


 自分が行けば貴族として必ず誰かしらが身の回りの世話をしなくてはいけない。屋敷で家事をこなす彼らからすれば戦場はまるで縁のない場所。そういったところに自らの意思でなくともいかなくてはいけない。そういう立場だ。

 出来るだけ非戦闘員の数は減らしたいが後方支援は不可欠だし少なからず行ってもらわないといけない。


 全く、戦争ってのは最悪だな。最悪なのは応援もなしに敵に攻められてるセンタクルの民たちではあるが……。


 ん?そういえば戦いと聞けば大喜びすると思ってたディパッシたちが不機嫌だったな。おかしいな、常に戦いたいって言ってたし盛り上がるかと思ったけどピリピリというイライラしてる感じがする。


「ロウゼ様、お疲れのところ大変申し訳ないのですが面会したい者が屋敷を訪れているようで……」


 ロランがまたトラブルが起こったぞと暗に示す口調で部屋に入ってきた。


「はあ……で、誰だ?」

「それが……その」

「ロギーとズギーやろ」

「知っているのかリュンヌ」

「知ってるも何もディパッシ族やからな」

「その名前は聞いたことがないが?そんなやつついてきてたか?何か直接話したいことがあるのか珍しいな」


 一応自分のもとで働いてる人間の顔と名前は全て把握していたと思うがそんなやつらに心当たりはない。


「聞いたことないのも当然や、ディパッシ族であるのは間違いないが村から逃げた、というより半ば追い出された厄介もんの兄弟やからな。他のやつらが街で見つけて連れて帰ってきたんやがお前に話したいってことやろ」

「はい、そのようで」

「で、どんなやつらだ」


 リュンヌは嫌そうに目を伏せて言った。


「……ざっくり言うとディパッシ族やが一番ディパッシ族らしくないやつらや。お前のイメージしてるディパッシ族の連中とはまるで違うしとにかくウザい。ほぼ全員に嫌われてる村の厄介者、嫌われ者や。俺の頭じゃ説明すんのムズイけど」

「なら、会ってみるしかないか。連れてこい」


 すると、入室してきたのは金持ち商人ぽい上質の服を着たオールバックの二人組だ。前髪を束にして垂らしており、それぞれ左右逆の方向にしていた。


 これがディパッシ族……?本当にイメージとは全く違う。彼ら特有の粗野で暴力的な雰囲気が一切しない物腰柔らかそうな態度だ。


「ロウゼ様、この度はお招き頂きありがとうございます」

「いや、招いてはいないが」

「それはそうですね大変失礼致しました」


 向かって左側の顔の右側に髪を垂らした男が恭しく挨拶した。貴族に対する挨拶の仕方を心得ているディパッシ族ってなんだ?


「私はロギー、こちらは弟のズギーです」

「お初にお目にかかります」

「私は忙しい、用があるなら手短に話せ」

「はい……それでは、単刀直入に言いますと我々を売り込みに来ました雇ってくださいませんか」


「私は基本的に能力に特化したものしか雇わん。ディパッシ族であれば武力を、薬師には薬草の知識を、貴族には貴族にしか出来ぬことを求める。貴様らは聞くところによるとディパッシ族としては武闘派ではないらしいし、既に十分過ぎるほどの人材だ。何が出来ると言うのだ。そもそも、村を出た後何をしていた?ディパッシ族が富豪の商人のような身なりをするなど明らかにマトモではない生活をしているだろう」

「はい、はい、それはもちろんまともではございません。私どもに戦闘能力は大してございません。それであってもこれでもディパッシ族、そこらの兵などは一人で五十人くらいは同時に相手は出来ましょう」

「それで、今まで何をしてきた。何を生業としてそのような格好、教養を身につけている」


「はい、我々はこう呼ばれています『引き出し屋』と」

「つまり?タンスを売っている訳ではあるまい」

「もちろんです、我々は情報を引き出すことを生業にしています。例えどんなに相手が言いたくないことでも情報を吐かせます」

「拷問か」

「ええ……一般的にはそのような言い方をされますがそれは少々私の解釈とは異なりますがね私は痛みや苦しみによって芸術的手法で相手の自我を切り崩していきます。また、あらゆる痛みを与える方法にも精通しております」

「そして私は相手の表情や仕草、声色などあらゆるものをもとに考えていること、嘘を見抜き情報を引き出す手立てと真偽の判断をしております」


 弟のズギーが前に出て自信満々に言いながら胸に手を当てた。


 拷問するやつと心を読むやつか、うーんかなり怪しいし信用してたら痛い目にあいそうではあるが敵にしたら厄介そうだし出来ることなら今のうちに囲っておきたいところだが……。


「ロギーと言ったな、お前はここで拷問の腕を見せてもらう訳にはいかんがズギーの能力なら試せる。私の考えを読んでみろ」

「……本当によろしいのですか?」

「構わん、能力が本物であれば雇っても良い私に忠誠を誓い勝手な真似をしないと約束出来るのであればな。もし妙な真似をすれば貴様を嫌っているものに即殺されると思え、私は止めんぞ」

「もちろんでございます……では、いいですね?」

「構わん」


 ズギーは改まり、こちらを慎重に観察を始めた。

「……あなたは今我々を疑いながらも興味を示している、それは身体が前傾姿勢で足をやや開いているので話を聞く気があり興味があることの表れ、しかし腕を組んでいる、これは防御の姿勢で一定の警戒を示す。そして友は近くに敵はもっと近くにといった考えで我々を目に届く範囲で管理しておいた方が敵に回った時に困るので合理的と考えた。更に言うと我々が入室した時に目が右上方に行った。これは記憶を探っている時の動き、一般的なディパッシ族を想像して違いを確認した。リュンヌの方にやや重心が寄っていることから彼に信頼を置いている。そして何か隠し事がありますね……これは将来……金、恋愛……恋愛ですね恋愛面で何かしら迷っていることがある……」


「もう良いやめろ」


 最悪だ、そりゃ嫌われるわこいつら。何をしているか理屈では分かるがディパッシ族からしたらさぞ気味が悪い存在だろう。

 時代が時代なら魔女狩りにあってもおかしくないな。


「あの、それでしたら私でも別に痛みを与えなくともロウゼ様の身体の状態を分析出来ます」

「つまり?」

「顔の状態から慢性的な睡眠不足、手のタコからは日常的に大量の書類仕事をしている、目を時々細めることから書類仕事による眼精疲労と視力のやや低下、全体的に疲労が溜まっているが良質な食事をしていることから一般的な貴族に比べ太っておらず健康体。体臭からは肉だけでなく野菜を摂っていることも分かります。……どうですか?」


「良いだろう、雇ってやる情報を引き出したいやつがいれば貴様らに任せる。しかしそういった場面は非常に稀だ普段は違う仕事をしてもらう」

「おい!本気か!?こんなやつら嫌やで!」


 リュンヌが勘弁してくれと抗議する。その気持ちは分かるが有益な部分もあるのは間違いない。


「仕事……というと?まさか下働きや護衛仕事ではないでしょうね?」

「当たり前だ、他のやつと揉め事を起こすのは目に見えてるし関わらせるつもりもない」

「だとすれば一体何を」

「ふん、変人には変人同士で仕事をしてもらう。うちにはゲオルグという薬師がいてあらゆる薬草の種類や効果を知っており色々作らせている。ロギー、貴様は痛みに詳しいのであれば人間の身体について詳しくしているだろう、そしてズギー、貴様は人の心について詳しく知っている。三人にはテルノアールの医療部として人の生き死にを可能な限りコントロール出来る研究をしてもらう。人に嫌がられるその能力を存分に発揮してもらう」


 薬剤師、外科医、精神科医が揃えば将来的には病院のようなものが機能出来るかも知れない。こいつらは危険だがリターンがあまりにも大きい。無視できない存在だ。


「あの〜それはもしかして貴族公認で腑分けしても良いということですか?」


 ロギーがやや興奮した面持ちで聞いてきた。


「腑分け?なんやそれは?」

「腑分け、要するに死んだ人間の身体を切り開いて身体の中の内臓や骨などを調べることだ。腑分けは基本的にその土地を統括する貴族によってのみ許可されるが貴族はそういった行為を不気味だと思っているし許可しない。非常に重要な人物の死などを調査する時には必要だが、研究目的で怪しいやつに許可を求められてもまず許可するやつはいない」

「しかしながらロウゼ様は人の身体を知るということについて他の貴族とは違う考えをお持ちのようですね」

「ああ、人の身体を知れば現在では治せない病を治せるかも知れんし、領民という自分の財産を守るには非常に重要なことだと考えている。そして貴様らは日常的に研究を行い分かったことを私に報告しろ。研究の手法や決まりごとなどは決めておりそれはゲオルグや彼の助手などに聞いてその決まりを守れ。守れないならば最初からやるな。ただしおかしい、合理的でないと思った場合はきちんとその理由を説明出来るのであれば私に要求すれば話は聞くし認める。その際の手順なども守れ。いいな?」


「……おお、なんと素晴らしいお方だ。今までこれほどに理解のある雇い主には出会ってこなかった」

「ここにきて正解でしたねロギー」

「はい、間違いありませんよズギー」

「では、話は終わったな。報酬は働きを見て決める。今すぐここから出ていきゲオルグと顔合わせをして話をしろ。ロラン、エマに頼んでこいつらを案内しろもちろんディパッシ族のやつらに動きを見張らせてな」

「はい」


 早々に部屋から追い出し一息つく。


「おいおいおい、お前正気か?あんなやつらどう考えても揉め事の種やぞ」

「分かっているしかし、希望の種でもある」


 この世界では医療と呼ばれるものは非常に少ない。薬学、薬師というものが一番メジャーではあるが胡散臭いものと思われている。薬師が魔女(この世界では魔術を使うものという意味でなく悪魔的なニュアンスで理解されている)扱いで殺されることもある。

 貴族の一部は薬を服用するがほぼオカルトみたいな治療もあるし祈祷師などという意味不明なものも信じられている。

 実際カズキュールの存在から神的な何かがこの世界にはいること間違いないのだが、祈祷師が本当に治療出来るのであればそれは治癒魔術か何かだ。聞いた限り殆ど迷信かプラシーボ効果だ。


 そして治療と言えば薬も飲むか祈るかで、外科的な手術はない。厳密にはあるが頭が痛いので頭をかち割って脳みそを出すとか歯をペンチで抜くとかやばいやつだ。

 外科的なアプローチで治せる病気もここでは死の病だ。伝染すると思って忌み嫌われたりと良くないことが多い。

 そして精神の問題は気が狂ったやつ、悪魔に取り憑かれたやつ的な扱いを受ける。病気という考えですらない。

 ロギーとズギーは確かに変人ではあるが、独学で習得した知識はかなり現代的で、理解出来るのは現代的な医療知識がある程度ある自分くらいしかいない。ならば囲っておくのが無難だ。


「まあ監視は必要だから警戒はしておけ」

「言われんでも全員警戒してるって」


「ロウゼ、私もゲオルグのところに行っていいか?」

「珍しいなカズキュールが他人に興味を示すとは」

「私は一応ここでは賢者として呼ばれているという扱いなのだろう?彼らは人間的には変わっているが私にとってはそうでもない。それにこれからより複雑な研究をするのであれば高いレベルの計算が必要なはず。私の得意分野、いや私そのものだ。彼らの分析能力を数値化してみたくてたまらん」


 もー変なやつばっかり。好奇心が旺盛なのは良いがこいつらの手綱を握れるか心配で仕方がない。


「分かった分かった、行ってこい面倒くさいな」


 カズキュールと入れ違いにロランが戻ってきた。


「あの……オーガ様がご面会したいと」

「はあ……またか。通せ」


 もう面会イコール嫌なやつが来るという図式が成り立ちつつある。嬉しい来訪はないのか……知り合いで来て嬉しいやつって誰もいないな。なんて悲しい人間関係なんだ。


「ロウゼ様!聞きましたよ戦争ですね」

「何故そんなに嬉しそうなんだ」

「それはもちろんやっと私の実力を示す機会がやってきたからではないですか兵の指揮は私にお任せください」

「……お前以外に兵を指揮出来る人間がいないのだから結局頼むことは分かっているだろう白々しいな」

「おや、そこまではお分かりでしたか」

「私を愚弄しにきたのか」

「いえ、滅相も無い。ところでロウゼ様は戦地に直接赴かれるのでしょうか?」

「そのことについて少し考えていた。オルレアン卿とは別ルートでセンタクルに向かうのは既に確定しているが領主直々に向かうとなれば会議に支障も出るし他に任せられる人材がテルノアールにはいない。私が直接向かい、オーガを残すかその逆かだ」

「では私にお任せを。ロウゼ様は内務向きのお方ですしわざわざ領主が向かわなくとも良いでしょう。オルレアン卿も自ら行くわけではないのでしょう?」

「いやそれが後から出発して戦いの結果の確認だけは自分の目で確かめると言っておられるのだ。そうなると私も行かざるを得ない」

「では、その時は仕方ないですがお越し頂くということで。出来るだけすぐに片付けますしロウゼ様の不思議な魔道具で空を飛べば速いでしょう」

「それはお前に教えた覚えがないが」

「教えて頂かなくとも知ることくらいは出来ますよ……それで、その遠征に向かうにあたって一つお願いがありまして」


 これが本題だな。今まで話した内容はただの前置き。どうなるかくらいこいつは簡単に予測していたはずだ。チェスのように駒の動きを理解している男だ。何もかも思い通りに運んでいるのだろう。


「それでお願いとは?」

「あの〜、なんと言うのでしょう?主要な配下のものがいつも身につけていて何か板に向かって話しかけているあれです。あれは遠くにいても遠くの人物と話が出来る魔道具か何かなのでしょう?あれを私に頂けませんか?」

「何故だ」

「何故って……明らかでしょう?あれがあれば混乱した戦場でも時間差なく的確に指示が与えられますし何かあればすぐに報告が届く。そして戦地の状況をロウゼ様にもいち早くお伝え出来るではないですか。お気づきではないかも知れませんがあれは戦争を変える代物ですよ。どんな国家兵器や広範囲魔術よりも強力なものです」


「ふん、それをお前に私がやるとでも?自分で価値と危険性を説明したのなら分かっているだろう、信用のおけるものにしか渡せんと」

「なんと私を信用して頂けないのですか?」

「当たり前だ私の屋敷で何をしたと思っている」

「それは……少々出過ぎた真似ではあったかとは思いますがむしろあれは忠誠故の行動!どうかご理解を。帰ってきたら必ず返却致しますので何卒……!」

「……数は必ず揃えて返せよ、それに解析しようともするな使う時以外はこちらが指示した従者に預けておく。テルノアール以外の人間に何かしら伝えることも許さん。一切情報は漏らさずそういった存在を疑われたとしても絶対に説得出来るだけの嘘を考えろ。分かったな」

「ありがとう存じます」

「もう良い、下がれ」

「はい、では失礼致します」


 曲者も曲者。精神疲労が半端じゃない。ズギーにカウンセリングを覚えてもらい治療してもらった方が良いのではないかと思うくらい脳が疲労を感じる。


 食事、風呂、書類のチェックを急いで終わらせてすぐに寝た。寝ないとやってられない。そのうち白髪が生えるか円形脱毛症になる気がしている。胃がやられるかも知れない。


 そして朝、疲労感を残しつつ着替えて食堂に向かうと皆に朝の挨拶をする。

 部屋の一角でゲオルグ、カズキュール、ロギーにズギー、そして何故かエッセンまでもが同席しており、こちらに気付いて挨拶をした後すぐに着席して話を再開した。全員が何故か異様に興奮していて不気味な笑い方をしながらあーだこーだと議論をしている。目が血走っているしその一角だけ異様な雰囲気を漂わせている。


「ロウゼ様、あのものたちを引き合わせたのは問題ですよ、ゲオルグの部屋で話した後はずっと喋りっぱなしで途中で腹が減ったと夜中に食堂に来てから食事をしてそれから夜通しであの状態です。他の者も気味悪がって近づこうとしませんし私も嫌です」


 エマが初めてリュンヌと会った時のような露骨な嫌悪感を示してそういった。


 どんな話をしているのか怖いもの見たさに少し耳を傾けた。


「素晴らしい!では、このジュアンドルで痛みを和らげた後に身体を切り開いても痛みによる刺激で気絶や死にはしないのでは!?」

「なるほど!他の薬でも何か応用すれば人体の中で何が起こっているか検証出来ますねぇ!」

「ふむ、だとすると薬の濃度の調整の計算は私がやろう。人によって薬を許容出来る量は違うらしいし体重で変わるのだろう?」


 ゲオルグ、カズキュール、ロギーの会話だ。


「だから客が買いたいか買いたくないか、迷っているのかはこうやって身体の動作を見れば分かるしそれに合わせて提案すれば思い通りに買わせてしまうことも出来るんですよ」

「参考になります!商人として教えられて無意識にやっていたことにこんな理由があったなんて知りませんでしたもっと教えてください!」


 ズギーとエッセンの会話だ。


 いや、打ち解けるの早すぎるだろ君たち。変人×5はキツイって混ぜるな危険とはこういう意味だな。

 薬馬鹿、人体馬鹿、精神馬鹿、計算馬鹿、商売馬鹿、馬鹿ばっかりだ。


「……あいつら俺の一生分くらいの喋ってる気がするわ。聞いてるだけで賢くなった気がしてる全然意味は分からんけどな」


 馬鹿の馬鹿もここにいたっけか。

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