表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
冒険者学校編
9/60

男の喧嘩

ファルコンに言われて俺は学校の裏に着いてきた。


「何をやる気なんですか?」

と俺は聞いた。


大体分かってるけどね。


「ラナに手を出そうとするものは、排除する。」

と言ってきた。


「排除ってどうやって?」

と挑発を俺はかました。


「どうやって?力ずくでに決まってるだろ!」

とファルコンが突進してきた。


なので左に避ける。


「避けたつもりか?」

と突進しながら急旋回して左方向に向いてきた。


おいおい、ちょっと待てや。


「この痛みを思い知れ!」

とまた愚直に突進。


だからこれは避け続ければいいんだって、と思ったら、


「突進だけが俺の技じゃねぇ!」

と突進を避けようとしたらファルコンは急に止まって、魔法を唱え始めた。


「土の精霊よ、今こそ我に力を与えたまえ、

土壌発生(グランド)!」


すると、俺の周りの地面が揺れた。


そして土が盛り上がり、そのまま俺の膝下までを固めた。


「ぐっ!」


流石に呻き声は出た。


まさかこんな戦法をとってくるとはこっちは思わなかったから、一本取られた。


だけどこれは喧嘩だ。


だから俺は反撃に出る。


まずは殴りかかってくる腕を止める。


「!?離せ!」

と驚きながら話してくる。


離せと言って離す人なんていないよ。


手を塞がれたので今度は蹴りが入ってきそうだったので、固めた土を蹴って破壊した。


それは物理的に、力ずくで。


もうファルコンは青ざめた顔で俺を見ていた。


それはそうだな。


まさか自分の魔法が力ずくで破られるとなんて、思っても見なかっただろうに。


そして俺は思いっきり、ではなく優しく蹴ってあげた。


ファルコンは10メートルくらい吹っ飛んだ。


そのままファルコンは目を白目にして気絶してしまった。






▲▽▲▽▲






そしてどうしようか、と悩んでいると、誰かが来た。


「誰だ。」

と俺は、少し威圧を混ぜて言った。

そうすると、


「私だよ私、ラナだよ!」

となぜかラナ先輩がここに来た。


「どうやって来たんですか、先輩。」

と俺は聞いた。


「そ、それは途中からウィータ君とファルコン君の喧嘩を見てたの。」

と言ってきた。


「どんな理由でなったか知ってる?」

と俺は、好奇心からなので笑いながらラナ先輩に聞いてみた。


するとラナは、


「うーん、分からないな…どうして?」


「それはな、いきなり飛んで入ってきて気に食わなかったらしいっす。」


「そうなんだ、ありがとう!」


「いえいえ。」


「それにしても、私が見たときにはウィータ君が殴られそうで、止めようと思ったら、一気に逆転する所まで見たよ!」


「まあ、これが実力ですよ。」


「ウィータはどうやってあの固めた土を破壊できたの?」

とラナ先輩が聞いてきた。


うーん、なんて答えよう。


物理的に破壊した、何ては言えないし。


そうだ!


「土の魔術を使って破壊したんです。」

と言ったら、


「魔術って何!」

と聞いてきた。


あ、ヤバイ。


選択間違った。


そう思った瞬間だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ