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最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
冒険者学校編
5/60

ウィータの覚悟

俺はパパさんママさんと一緒に村長の家に行った。


「ごめんください。」

と扉を叩くパパさん。


「なんだね、と思ったら君はヴァンフとミンシャじゃないか。」

と村長。


この時初めてパパさんママさんの本名を知った。


本当は驚いているけど、表情に出さなかった。


別にパパさんママさん呼びは辞めないが。

俺がそう思っている内に、


「村長、朝早くに失礼します。これは、とても重要なことなんです。」

とパパさん。


重要なことがあるって言ってたけど、特別何か重要なことがあったか?


疑問のまま家に入っていくと、俺の肩を掴む村長。


「お前は誰じゃ?」

と聞いてきた。


どう答えよう、と悩んでいると、


「ええ、その子が家の子です。名前はウィータと言います。」

と丁寧に説明してくれたパパさん。


本当に助かった。


「ああ、わかった。気になることがあるのだが、少し前に産まれた二人の子はどうした?」

と疑惑がある村長の目。


そうか、こんな大きい子供はいないから、もしかしたら義理の息子や養子の子と思われているのかもしれない。


義理の兄弟や養子なんてそんなに珍しい事ではないからな。


「いえ、この子が私たち二人の子です。」

とパパさん。


「ははは、冗談か?」


「冗談ではありません。」


「え、ええーー!」


村長は驚いて、そのまま気絶しそうになってた。





▲△▲△▲





村長が落ち着いた事でようやく話せる。


俺達は取り敢えず椅子に座った。


向こうには村長一人。


こっちには三人でパパさん、俺、ママさんで座ってる。


しかし俺にはどんなことを話すのかが全く見当がつかない。


「で、なんじゃ、ヴァンフ。重要なことということは、余程のことじゃろうな。」

と村長が口を最初に開いた。


「はい、私が話したいのは、このウィータのことです。」

とパパさんは俺のことで話があるらしい。


「ウィータ、と申すのか。」

と村長が言ってきた。


「初めまして村長さん、私がウィータです。」

と一礼をした。


「ではヴァンフよ、そのウィータのことで何を話すのだ。」

と村長が強く言ってきた。


その言葉に少し重みも感じられた。


しかしその言葉に全く怯まないパパさんはそのまま続け、


「ウィータは昨日急に大きくなりました。更に服がついてきて。もっと驚いたのが私が初心者魔法火起こし(ファイヤ)を使って、それをウィータがやってみたら、家が大炎上しかけました。凄いのはここからです。ウィータはそれを一瞬で消して、まるで火事が怒ってないかのようになっていました。更に家の物がもっと綺麗になっており…」

と昨日のことを村長に説明した。


「うむ、もうどこから突っ込んでいいのかわからないから、単刀直入に聞こう。ヴァンフよ、何が言いたい?」

と村長は聞いてきた。


「はい、私が申し上げたいのは、ウィータを冒険者学校に入れたいと思っています。」





▲▽▲▽▲





「冒険者学校だと?」

と村長が驚いている。


「冒険者学校とはなんでしょう。」

と俺は聞くしかなかった。


俺のいた頃には聞いたことない名前だったからだ。


「冒険者学校とはね…。」

とパパさんが説明しようとすると、


「ヴァンフよ、わしがウィータに説明してやろう。」

と村長さん直々に説明してくれるようになった。


「冒険者学校とはいうのは、成人になってから通える場所で、

①冒険者になりたい人が通う学校

②王宮騎士になりたい人が推薦を貰うために通う学校

③働いていて転職したい人が通う学校。

の三種類の人が通う学校じゃ。


取り敢えず、冒険者の説明のしようと思う。


冒険者には、クラスがある。Gから、F、E、D、C、B、A、S、SS、SSS、そして、Xまである。


そして冒険者学校では模擬的にランクを作り、五年以内にAまでいかなければ退学、Aまでいったらいつでも卒業出来るという形じゃ。


冒険者学校ではランク順に課題が変わる。Gは、見つけもの、Fは、小動物の狩り、Eは、大型動物の狩り、そしてDは、魔物の討伐、只し、冒険者ランクGまでの、Bは、Eまでの魔物の討伐、A以降はランク3下にある魔物の討伐を認められている。


後は普通に筆記試験をするなどして学力もランク相応に無いといけない。


そのことを踏まえて本当にウィータは大丈夫なのか?」

と最後には俺の心配をしてくれた。


パパさんは、


「ウィータならば絶対に受かるでしょう。」

と言い切った。


言い切って落ちたらあまり洒落になんないんだが…、ということも考えてないのか、パパさんは。


それは確かに凄い炎見せたけど、あれはほんの少しの魔力(マナ)しか扱わなかったとは言わないで良かった。


しかし、気になることが一つあった。


「冒険者学校から王宮に行けるのですか?」

と俺は聞いた。


確かにそういってたかどうか心配になって来た。

「ああ、王族からの推薦を貰えればな。」

と村長が言った。


そうか、王宮に行けるのか…、ならば…、


俺は約束を果たすために…。


俺が考えていると、


「ウィータ、どうする?」

とパパさん。


結論を聞いているようだ。


「私はどっちでも、あなたの後悔しないほうを選んでほしい。」

とママさん。


「ウィータよ、お主は冒険者学校に行くのか?」

と村長。


三人に聞かれた答えを聞かれたが、答えなんてたったひとつしかない。


「行きたいです。」


俺ははっきりと言った。

少しずつ修正していきます。また徐々に説明が変わっていきますが、基本影響はありません。

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