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最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
冒険者学校編
19/60

パーティー初の課題

翌日。


「ウィータ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~起きろ~~~~~~~~~~~~!」

といつもと違ってとても大きい声で起こしに来たパパさん。


「ちょっと近所迷惑だって!」

とすぐ起きて俺が注意するも、


「今日は待ち合わせをしているんだろう?だったら早く起こすためならどんなことでもしないといけないんだよ。」

と理由じみたことを言ってるけど、それは理由にならないからな?


そう思いながら今日も点検をしている。


「忘れ物はない?」

とママさんに聞かれた。


「大丈夫です。ありがとうございますママさん。」

と俺は言うと、


「私にはこれくらいしか出来ないからね…。」

とママさんは言った。


「早く行ってこい!」

と今日のパパさんのテンションはおかしかった。


「昨日何があったの?」

と俺が聞いたら、


「別に何もないぞ!ただウィータが活躍すると思ってそわそわしているだけだ!」

とパパさんは言う。


本心だって信じたいけど。


少しだけ疑っとこう。


「うん、ありがとうパパさん、ママさん。じゃあ、行ってきます。」

と言って俺は外に出た。


「いってらっしゃい!気を付けるんだぞ!」

とパパさん。


「いってらっしゃい。頑張りなさいよ。」

とママさん。


そして俺は家を出た。






▲▽▲▽▲






「おーい、ウィータ君。」

と歩いていて校門が見えてくると、ラナ先輩がてを降っていた。


「おはようございます。」

と校門前に着いてから挨拶をした。


「うん、おはよう。ちょっと先ばしちゃったね。」

と舌を少しだしてテヘッ、みたいな顔をしていた。


可愛いな、と思いつつ、周りを見渡した。


「あれ、ファルコン先輩は?」

とラナ先輩に聞いた。


「まだ来てないよ。今日は私が一番乗りだよ!」

と胸を張るラナ先輩。


ただでさえ普通よりでかい胸が更に強調されて、朝なのに少しヤバい。


平常心を保たなくては…。


「そうですね。何時くらいに出たんですか?僕は集合時間十五分前に来ましたけど、ラナ先輩は何時くらいに?」

と聞いたら、


「ふ、ふ、ふ。なんと聞いて驚け!集合時間の一時間前からここにいたんだよ!」


「早すぎじゃないんですか!?」

とつい突っ込んでしまった。


かなり全力で。


「う、嘘だよウィータ君!?二十分前に来たからね。落ち着いて、ね?」

とむしろ落ち着く側になってしまった。


何故だ、解せぬ。


「おーい、遅れた!」

と集合時間五分前にファルコンが来た。


「まだ大丈夫ですよ、先輩。まだ時間になってませんから。」


「いや、馬鹿か。女子より後に来た男は男が廃っちまうんだよ!」

と俺に近づいて耳打ちをした。


そうしていると、


「何の話をしてるの?」

とラナ先輩が聞いてきたので、


「いえ、何の話もしてないですよ。ね、ファルコン先輩。」


「あ、ああ、何の話もしてないよラナ。」

と二人で辻褄を合わせた。


無理矢理だけど。


「ふーんそうなんだ。」

と納得してくれたようだった。


男にだって女子に知られたくない秘密だってあるのだ。


「じゃあ、今から、学校に入るから着いてきてくれ。」

とファルコンがリーダーらしい事を言った。


「わかりました。」

と俺。


「着いていくよ。」

とラナ先輩。


そしてファルコンの裏を着いていって職員室の前の、


⚫ [受ける模擬ギルド依頼一覧] ⚫


見たいのが張られていて、そこにはどんなことをするのか、やこれはランクが上がるのに必要な単位がどのくらい取れるのかが書いてあった。


「えー、こんなのがあったんですね。」

と初めて存在を知った。


俺はまだこの学校に来て四日しか経ってないのに、既にパーティーに所属をしている。


これって結構すごいのでは?


「そうだな、俺も最初に来たときはこの存在すら知らなかったぜ。普通はパーティーに入らないと意味がないからな。」

と笑って同調してくれたファルコン。


背中を叩くの早めてほしい。



ファルコンの身長は180センチ位ある。


たいして俺は165センチしかない。


これでも成長したんだよチクショウ!


何で俺の身長が転生する前より小さいんだよ!


まあ愚痴は置いといて。


「どうな依頼を受けるのファルコン?」

とラナ先輩がファルコンに聞いてきた。


「うん、これが妥当かなまずは。ウィータも内容に目を通してくれ。」

と紙をひっぺ剥がして見せてくれた。


ギルドってよくこんなことするよね。


ふむふむ、


[近隣魔物の討伐!]

条件

Bランク以上が一人でもパーティーの中に入ること。


報酬 単位 十五単位


説明

最近近隣に魔物がよく出現するんだ。

頼むからこの魔物達を倒してくれ!

ガクノ村 ジーサック


という本格的な作りであった。


「形から入る、て言う素晴らしい作りだね。これは本当のギルドと遜色ないよ。」

とファルコンが珍しい目で見ていた。


「こんなものなのですかギルドの紙も。」

と俺が聞いたら、


「そうだよ。」

と答えてくれた。


「じゃあ職員室に行ってこの課題を受けてくるよ。」

とファルコンが行った。


この課題が受理されたので、今からガクノ村に行ってこの課題を達成しに行く。


初めての実習はどきどきする。


昔は普通に討伐とかしてたけど。


そして俺たちのパーティー<アンノウン>はガクノ村へと向かった。

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