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最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
冒険者学校編
13/60

夢の中①

俺は夢の中に行った、と言うのは比喩みたいな表現だったのに、今現在俺は夢の中に居る。


何でなんだ?


更に体は全く動かない。


ここは何処だ?


でも考えることが出来る。


体が動かなくても、何か出来る筈だ、と思ったのだが全く何もできない…。


他に何かをしようとすると、何か声が聞こえてきた。


“わたしはね夢の中でしか活動出来ないんだ。”

と言った。


誰だ?


“私は君を守りに来たんだよ。”


は?


何で俺を守るんだ?


守る意味がわからない。


“君の存在はまだ神たちには隠しているんだ。”


何のために?


むしろ来たら返り討ちにしてやるのに。


“駄目だよ!そんな事をしたら今度こそ死んじゃう!”


何でそう決めつけるんだよ。


いやその前に誰だお前?


“私の名前はねまだ秘密なんだ。来るべきに来ないと私は名乗るどころか名状してはいけない名前なの。もし教えたとするよ。その時は神が反旗を降る返して襲ってくるよ。”


それは脅しなのか。


それともふざけているのか?


“ふざけているなんてとんでもない!私自身も少しずつ追い詰められているんだよ?”


じゃあ姿見せてくれよ。


そして夢の中に現れた理由を教えろよ。


“後者はまたどこかの機会に。”


“じゃあ、姿見せるよ。”

と姿を見せてくれた。


その姿は、ラナ先輩にとても似ていた。


しかし、何かが違った。


服は薄い絹でできたローブだけであった。


この感じは、神であった。


お前…神なんだな。


“あ、あまりじろじろと見ないで…。恥ずかしいから…。”


じゃあ見せんなよ。


“で、でも見せないと信用してくれないでしょ神ってこと。”


はいはい。


何かすみませんでした。


何か俺の先輩に似ているので。


特に体つきが。


“キャッ!い、厭らしい…。”


だったら見せんな!


俺は男ですよ?


何で女神の体に興奮してはいけないのですか?


“い、いやそんなわけないけど…。”


じゃあじろじろと見ても良いですよね!


“ま、まあいいか。夢だからすべて忘れちゃうしね。”


夢、なのか…。


じゃあ起きたときこの姿は覚えてないってことなのかよ。


嘘だろ、少しショックだぜ…。


“何かショックなのが残念みたいだけどね…………。私はこんなことを伝えに来たわけでは無いのですよ!”


うお、急に女神らしくなった!


“何ですか、急に女神らしくなって何かいけないですか!”


あ、いえ問題ないです。


“コホン。ではあなたに話したいことがあります、ウィータ、いえライノス。”


何故俺の本当の名を知っている?


“それは神の奇跡、とも言いたいですが、違って昇天した人から聞いたりしてたんです。”


女神なのに地道なことで。


“はい。人間は神が何でも出来ると勘違いをしています。神だって人間と同じように悩み、そして苦しみます。たまたま偶然強い力が手に入ったてしまったのが神なのです。”


神には感情が無いのでは?


“いいえ神には感情はあります。少し話が横道にずれてしまいましたね。それで話を戻します。”


続けてくれ。


“今この世界はまた神の進行が始まろうとしています。”


で、俺にどうしろと。


“はい、残り十年以内にあなたの時代に無かった王宮騎士団に入り、そして妖精の森に行って………に出会い、そして魔王城に行って………の子孫に会い、最後には第二十五代………に会って協力を得て神々に対抗するのです。”


またあいつらにモザイクが掛かってる。


“それはあなたを傷つけないため、一時的に記憶をロックしているの。本当はこんなことしたくないけどしなくちゃあなたは神と戦ってしまうわ。”


でも王宮騎士団に入らないといけないのか?


“入らないとまずこの町から出れません。”


何でこうなるの?


“それがあなたの運命だからです。”


きっぱりかよ。


また最初のように男性か女性かわからない声で中性的な喋り方をしてるぞ。


もうお前は女神だから、女神らしく振る舞え!


“はあ、あなたと会話していると疲れますよ…。”


何か傷んだが。


話を戻しますが、あと何年はここで足止めを食らうのか…。


“ここの足止めであなたは大きく成長し、今まで以上の力を得ることが出来る…と思います。”


思うなのか。


“だってあなたもう強さは完全なんですから”


そうなのかよ。


まあ、強くなるように努力はするよ。


“はい!それが一番の最善策です。”


今日一番の笑顔が出たな。


“はっ!…め、女神なのに何とはしたないことを…。”


いやむしろ笑顔は可愛かったよ。


“はい!?か、可愛かった…、のですが…。この私が…。”


うん、え、どした?


“可愛かった、可愛かった、可愛かった、可愛かった、可愛かった、可愛かった、~~”


ええ、本当にどうした?


大丈夫なのか?


“ふぎゅう~~~!”


えっ、ちょっとうわっ!


光が全てを包んでいった。



そして俺は目覚めた。


最後にこう言われた。


“また来るべき時になったらまた現れますよ。”


と。

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