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最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
冒険者学校編
10/60

魔術と魔法

「魔術って何!すごく気になるんだけど!」

とラナ先輩の目が光り始めた。


あーあやってしまった。


どうやって言い訳しようとと悩んでいるとふとラナ先輩が顔を目の前に寄せてきて、


「教えてよ~!」

と言ってきた。


ちょっとまてこれはドキッとするって!


俺は邪な事を思ってしまった。


よし、平常心平常心…。


心の中で人という字を三回書いて飲むと言う文化が東の方ではあるらしいな。


よし、落ち着いた。


もう今日は帰って寝ようとするか。


そうしよう。


そうして考えた結果、


「んじゃ悪いです。もう帰んないと親に叱られてしまいますので。また機会があったらその時はゆっくりとお茶しましょう。ではまたいつか。」

と丁重に断った。


自分の中ではかなりのスマイルをかまして、帰ろうと思ったら、


「ちょっと待ってよ~!まだ何も話してないでしょ!そうだ!だったら今、私とお茶しない?」


ラナ先輩が俺の腕をもって提案してきた。


しかも胸まで腕を寄せて。


これは少し自制心がヤバイ。


平常心とか言ってられね~!


頭の中が悶々としてしまい、結局お茶を一緒にすることになってしまった。


何でいいと言ってしまったんだ俺…。





▲▽▲▽▲






「~~と言うことで、魔術と魔法は違ったものなのです。」

という魔術と魔法の違いを説明した。


簡単に言うと、


魔法は魔素を使ってそのまま魔力(マナ)に変換をする超常現象のことだと思っている。


対して魔術は魔素を魔法より消費し、魔力(マナ)を自分のイメージに近い形で行使する超常現象と思っている。


ちなみに術式で言う神や王者の名前は意味はない。


ただそれににた奇跡を起こす神に似ている力だったからだ。


と言うことを説明すると、


「だから魔法は何発でも打てると言うことですか…。この話は興味深いですね。」

と絶賛してくれた。


あらなんかうれしい。


まあ実際魔法を唱えたときは自分の魔力(マナ)の抜けていく感じが違ったからな。


魔法が少しなら、魔術は一気に抜けていく感じだった。


「じゃあ私にも魔術を唱えられるの?」

とラナ先輩が聞いてきた。


現実問題突然唱えられるようにはならない。


そう簡単な物ではない。


けど唱えられない訳じゃない。


「唱えられますよ。」

と一応解答した。


嘘ではないしね。


「じゃあどんな魔術があるの!最初のは簡単にしてほしいな!」

と俺に教えを乞うてきた。


まだ誰も教えるとは言ってないが、誰かに教えるのは結構気持ちいいし。


「よし、教えてあげます先輩。」

と高らかに俺は言った。


「ありがとうございます!」

とラナ先輩は目をキラキラさせながら、俺のことを見つめていた。


照れるじゃねーかよ。


そして普通にお茶を飲んでお茶会は終わった。


そして次はラナ先輩に魔術を教える。


まだまだ家に帰れそうにない、そう思ったのだった。

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