7話
ぐぅぅぅぅ~~~
「お腹すいた……」
俺は少し眠ると言いながらどうやら深い眠りについていたようだ。だがその深い眠りも食欲という欲には勝てなかったようでお腹の音が鳴るタイミングで俺は目を覚ました。
「どうしょ?まずはこの家に何か食べられるものが無いか探してみるか」
俺はこの家を見回ると同時に何か空腹を紛らわせそうな食べられるものが無いか探して見ることにした。
「へぇ~やっぱり大きいんだな~」
家を見て回っていると外から見ていた時も思ったのだがこの家はやはり大きい。俺1人だけで住むにはもったいないぐらいの大きさだ。
「けど何もないな~」
家の中を見て回った結果、この家には何もなかった。そうまるで作りたての新居にでも引っ越して来たかのようだ。そのためお腹を膨らませてくれる物は何もなかった。
「この辺りにコンビニとかあるんだろうかー?」
俺はこの辺りのことを何も知らない。近くにファミレス等の飲食店や、スーパーやデパート等の小売店などがどこにあるのか、そもそもこの世界にあるのかすら分からない。そんな状況の中で俺は目的地が定まらないまま外に出ることを躊躇ってしまう。
「よし、それじゃあの子に電話してみるか」
俺は先程道を教えてくれたあの子からもらった連絡先に書かれていた電話番号にかけてみることにした。