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5話
「ここが俺の家…」
女子高校生2人組から教えてもらった通り道を進んでいくと目的地へと到着することができた。
目的地に到着したということはつまりそこには神様からのプレゼントである俺の家があるということだ。
「なにこれ…普通じゃないよね?これ大きすぎない?」
俺は目を上下左右に慌ただしく動かし神様からのプレゼントである家を眺めて呆然としていた。
「神様からは普通の家って言われてたけど、これどう見ても普通じゃないよね?」
今目の前にある家が本当に俺の家なのかとスマホで何度か確認するがやはりこの家が俺の家だということを指し示していた。
ーーピッコーーンーー
『神様です。この家は間違いなく貴方のものです。私が普通の家と言ったのは貴方が元いた世界基準ではなくこの世界の基準で表したものです。世界が違っているために貴方が持っている元の世界の基準とこの世界の基準には少し違いがあるようなので気をつけてください。以上神様からでした。』
スマホに神様からと書かれたタグが音と共に出てきたのでそれを指で触れてみると今のような文章が神様の似顔絵と共に表示されたのだ。