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スピード

作者: しぃ

人間は、加速していく。

自分は、加速して行く。


人によって 加速して行く速度が違うと思っている。加速が遅いか速いかは、その人個人の感覚によるかもしれないが、少なくとも私は加速していっていく人の違いが分かる。


加速は、時にいい結果をもたらすこともあるが、基本的には加速していくことで終わることの方が多いと思う。

イイ意味での加速など、もはや微々たるものだと、そう思う。


私が言いたい加速ってのは、向上心をなくした人の加速のことなのだ。

有名人で例えるとすごくわかりやすく、顕著に出ている気がする。たとえるなら、売れなくなった芸人の末路が あの人は今なにしているのだろう?みたく番組に出ているのを見ると、ああ加速してしまってたんだなあとか。

ただ、芸人を辞めてその人の人生が終わりとかそういうことじゃないけど、ある程度落ちぶれていたりする様子を見る機会があると やはり向上心の切れた人間というものの加速は、時に残酷だと思う。


加速は、残酷だ。


時は、残酷だ。


でも、時は優しい。

時が経たなければ、何もはじまらない。

だから、加速もすごく重要であると思うのだ。

人生は一度きりの冒険だと思う。

どんな姿形で、生まれてこようが 本当に一度きりで終わってしまう。

輪廻という言葉があるが、死んだ人間が生まれ変わってきたとして、前の生きていた人生の記憶は、ないのだから あまり意味のない言葉に思えてしまう。


だから、人生は一度きりだと、そう思っていた方が とても有意義だと思っている。



私は、加速している人間になってしまったようだ。

年齢と共に加速は、速まっている気がする。気のせいでは、なくて本当に加速は速まっている。

ところどころ、どうでもよくなっていくのだ。前年比0.5%気にかけていた部分が前年比0.3%とか だんだん 気にかける部分が削ぎ落とされていく、そんな感じ。


加速自身を、恐怖に感じていた自分もいたがそれは、若かりし頃の話で 今はそんなことすらも、どうでもよくなっているそんな速度だと。



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