リーダーシップ(二百文字お題小説)
お借りしたお題は「リーダーシップ」です。
田守優子は私の親友。
優子は、紹介したはずの北野一義君を私の彼だと誤解したままだ。
「あんた、もう少し彼にやさしくしないとダメだよ。振られちゃうよ」
ここまで鈍感だと放っておけなくなる。
ここは一つ、私がリーダーシップを発揮して、二人のためにお膳立てをしようと思った。
「ええ? いきなり優子さんと二人きりは無理です!」
北野君の懇願に仕方なく私も同席する事に。
疲れる二人の間に入るの、嫌だな。
ということになりました。